希望の党は2日の両院議員総会で、所属国会議員から選ぶ初めての共同代表選を8日告示、10日投開票の日程で行うことを決めた。党内では、民進党出身の玉木雄一郎(48)、泉健太(43)、大串博志(52)の3氏が出馬に意欲を示している。
総会では、共同代表選に関する規定を設ける党規約改正が了承され、立候補に必要な推薦人は8人と定められた。
特別国会召集に先立ち、党内では玉木氏を推す声が広がっていた。玉木氏は記者団に「仲間と話し合って方向性を決めたい」と語った。
泉氏は総会後、記者団に「党の責任を積極的に担いたい。(出馬を)前向きに検討したい」と表明。推薦人の確保に乗り出す意向も明らかにした。大串氏も「出馬しなければならない状況であれば、する覚悟もある」と前向きな姿勢を示した。
共同代表選では、安倍晋三首相が提起している憲法9条に自衛隊の根拠規定を明記する案や、集団的自衛権行使を容認した安全保障関連法への対応が主な争点になりそうだ。
小池百合子代表(東京都知事)は2日夜、共同代表選について都庁で記者団に「国会議員が活発な議論を展開するのを見守りたい」と指摘。「党は若い人たちが多い。ポテンシャル(潜在力)があり、非常に期待できる」と述べた。
党規約改正では、党独自ポストの「ガバナンス長」が廃止されたほか、幹事長や政調会長など党役員人事の選考に関し、両院議員総会の承認を必要とすることが盛り込まれた。(2017/11/02-20:48) 関連ニュース
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