亀梨かめなし和也かずや コメント

社会しゃかい派はのイメージが強つよいWOWOWのドラマWに初はじめての出演しゅつえん。ドラマだけれど、一本いっぽん一いち本ほん、映画えいが的てきな現場げんばの進すすみ方かた、撮とり方かたで。本当ほんとうに一いち枚まい一いち枚まい重かさねているという感かんじではあるので、ちゃんと重おもみを感かんじてもらえるものになるんじゃないかと思おもいます。

昨年さくねん、映画えいがでお世話せわになった中田なかた監督かんとくと、こうしてまた早はやい段階だんかいでご一緒いっしょできるということがとても光栄こうえいで、非常ひじょうに楽たのしみでした。現場げんばでは中田なかた監督かんとくとすごくスムーズに意思いし疎通そつうできているので、初はじめましてじゃない強つよみっていうのはすごく感かんじています。
おこがましいかもしれませんが、中田なかた監督かんとくとは信頼しんらい関係かんけいがあると感かんじているので、僕ぼくも魂たましいを全開ぜんかいにしていられるというのは、すごく居心地いごこちの良よい現場げんばだなと思おもっています。

またお名前なまえを見みるだけで震ふるえるほど、僕ぼくのギアがいくつも入はいるぐらいの素晴すばらしい共演きょうえん者しゃの方かたたちから、たくさんのエネルギーをいただいているので、それをお芝居しばいにしっかりと反映はんえいさせたいです。

僕ぼくが演えんじる鏑木かぶらき慶一けいいちは、ある夫婦ふうふの殺人さつじん事件じけんの犯人はんにんとして死刑しけい宣告せんこくを受うけながら逃亡とうぼうを図はかります。姿すがたと名前なまえを変かえながら全国ぜんこくを転々てんてんとし、行いく先々さきざきで様々さまざまな人ひとと出会であい、関かかわり、何なにかを感かんじていきます。
鏑木かぶらき慶一けいいちとはいったい何者なにものなのか。彼かれの“正体しょうたい”、このタイトルの意味いみを考かんがえながらドラマを楽たのしんでいただけたら嬉うれしいです。

中田なかた秀夫ひでお コメント

亀梨かめなし和也かずやさんが「正体しょうたい」の主人公しゅじんこうを演えんじられると聞きき、是非ぜひまたご一緒いっしょしたいと即答そくとうしました。その理由りゆうは、「事故じこ物件ぶっけん 恐こわい間取まどり」での、亀梨かめなしさんの、演えんじる役やくを「できるだけ深ふか掘ほりしよう」という真摯しんしな向むき合あい方かた、現場げんばでの私わたしたちとの、クリエイティブな協きょう働はたらけぶりに惚ほれ惚ぼれしたからです。撮影さつえい前まえに行おこなうキャメラテスト（通常つうじょうは代役だいやくを立たてます）に亀梨かめなしくん自みずから申もうし出でてくれ、参加さんかしてくれたのにも感銘かんめいを覚おぼえました。この真摯しんしさと共ともに、現場げんばでは自然体しぜんたいにリラックスして居いてくれて、一見いっけん大変たいへんそうな場面ばめんもスムーズに行いき、私わたしの求もとめる密度みつどの濃こい演技えんぎもしっかりとやっていただきました。監督かんとくの求もとめる演技えんぎを、一切いっさい迷まよわずに表現ひょうげんしようとしてくださる稀有けうな俳優はいゆうさんだと思おもいます。

今回こんかいの「正体しょうたい」では、「脱獄だつごくした死刑しけい囚しゅう」という非常ひじょうに特異とくいな存在そんざいで、自分じぶんが何者なにものかを変装へんそう等とうで必死ひっしに隠かくしつつ日本にっぽん各地かくちを転々てんてんとし、出会であった人々ひとびとと「人間にんげん的てきに」関かかわり合あい、時ときとして彼かれらの抱かかえる問題もんだいを解決かいけつさえしてみせる。それゆえにひた隠かくすべき「正体しょうたい」が暴あばかれそうになる…一見いっけん矛盾むじゅんする行動こうどうを取とる主人公しゅじんこうですが、彼かれは自身じしんが置おかれた苛酷かこく極きわまる境遇きょうぐうにもかかわらず、現代げんだい日本人にっぽんじんが忘わすれがちな、「他者たしゃへの共感きょうかん力りょく」が非常ひじょうに強つよい人物じんぶつなのだと思おもいます。

決けっして単純たんじゅん明快めいかいに演えんじられる役やくではないですが、亀梨かめなしさんは、主人公しゅじんこうの鏑木かぶらきが「正体しょうたい」を隠かくす＝見みた目めだけでなく、設定せっていに合あわせて、話はなし方かたや「性格せいかく」までも劇的げきてきに変化へんかさせていくのを、チャレンジしがいのあると楽たのしみにされているように感かんじます。それぞれの「変装へんそう」の高たかい質しつを追求ついきゅうし、各かくキャラクターをリアルに掘ほり下さげて、「確たしかにいるな、こういう人ひと」と視聴しちょう者しゃの方々かたがたに納得なっとくしていただく努力どりょくを亀梨かめなしさんと共ともにしたいと思おもいます。その奥おくに「鏑木かぶらき」のヒューマンな「正体しょうたい」がゆっくりと、でも鮮明せんめいに浮うかび上あがってくるような作品さくひんを目指めざしたいと思おもいます。

視聴しちょう者しゃの皆みなさんには、主人公しゅじんこう（＝脱獄だつごくした死刑しけい囚しゅう）に感情かんじょう移入いにゅうしてください、とはお願ねがいしづらいので（笑）、各かく話はなしで出会であう人物じんぶつたちに思おもいを寄よせていただきたく思おもいます。彼かれらが抱かかえる「人間にんげん的てきな問題もんだい」を主人公しゅじんこうは主体しゅたい的てきに関かかわり解決かいけつしてみせる…しかし、その「密接みっせつな付つき合あい」を通とおして、彼かれらは、主人公しゅじんこうが全国ぜんこく指名しめい手配てはい中ちゅうの死刑しけい囚しゅうらしいことに気きづき始はじめる…「そんな馬鹿ばかな！ あの人ひとが!?」と叫さけび出だしたい思おもいを抱かかえつつ、彼かれらは通報つうほうすべきか否ひか、狂くるおしく迷まよう…。もしも自分じぶんにとても親身しんみになってくれた新あたらしい友人ゆうじんが、「全国ぜんこく指名しめい手配てはい犯はん」だとしたら、、、あなたはどう行動こうどうするか？ このサスペンスフルでエモーショナルな設定せっていを存分ぞんぶんに堪能たんのうしていただきたく思おもいます。

谷口たにぐち正晃まさあき コメント

連続れんぞくドラマ化かが決きまった際さいの心境しんきょう

素晴すばらしい企画きかくだと思おもいました。骨太ほねぶとで極上ごくじょうのエンターテインメントを連打れんだするドラマWに再ふたたび参戦さんせんできるのは、自分じぶんにとって望外ぼうがいの喜よろこびです。しかも主演しゅえんは亀梨かめなしさんで、中田なかた監督かんとくが総そう監修かんしゅう──身みが引ひき締しまる思おもいを味あじわいながら、これは絶対ぜったいにいい作品さくひんができると確信かくしんしました。

原作げんさくの感想かんそう

全まったく先さきの読よめない展開てんかいに一気いっきに引ひき込こまれました。様々さまざまな場所ばしょに全まったくの別人べつじんとなって出没しゅつぼつする鏑木かぶらき。関かかわった人々ひとびとに見みせる彼かれの“顔かお”は犯人はんにんのそれか、それとも……？ 逃走とうそう劇げきとしての面白おもしろさはもちろん、多様たような人間にんげん関係かんけいがきめ細ささやかに描えがかれ、人間にんげんが人間にんげんを信しんじる事ことの意味いみが問とわれる、とても濃密のうみつで深ふかい味あじわいの物語ものがたりに胸むねを打うたれました。

亀梨かめなし和也かずやの印象いんしょう

初はじめてお会あいしたときから、亀梨かめなしさんから発はっせられる熱量ねつりょうが半端はんぱなかったです。死刑しけい宣告せんこくという過酷かこくな運命うんめいと向むき合あう鏑木かぶらき。準備じゅんびの段階だんかいから亀梨かめなしさんの瞳ひとみの奥おくには、そんな鏑木かぶらきの憂うれいと執念しゅうねんが感かんじられ、その意気込いきごみにゾクゾクしました。現場げんばでも亀梨かめなしさんの集中しゅうちゅう力りょくは本当ほんとうに素晴すばらしく、全身全霊ぜんしんぜんれいの演技えんぎに大おおきな手応てごたえを感かんじています。

視聴しちょう者しゃへのメッセージ

逃走とうそうを続つづける鏑木かぶらきは真実しんじつを証明しょうめいできるのか？ なぜ彼かれは出会であった人々ひとびとを窮地きゅうちから救すくうのか？ 誰だれにも本当ほんとうのことを言いえず、容姿ようしを変かえて逃にげ続つづける鏑木かぶらきの“正体しょうたい”は？ 絶体絶命ぜったいぜつめいの逆境ぎゃっきょうに抗あらがい続つづける脱獄だつごく犯はんをときにエネルギッシュに、ときにクールに演えんじる亀梨かめなしさんの演技えんぎは必見ひっけんです。ほかに類るいを見みないヒューマン・サスペンス、どうぞご期待きたいください！

染井そめい為ため人じん コメント

連続れんぞくドラマ化かが決きまった際さいの心境しんきょう

まず、驚おどろきました。次つぎに恐怖きょうふを覚おぼえました。わたしの中なかのある種しゅの妄想もうそうが具現ぐげん化かされるわけですから、それは嬉うれしくも恥はずかしくもあり、恐おそろしいことのようにも思おもうのです。多おおくのキャスト・スタッフの皆様みなさまを巻まき込こむことに罪悪ざいあく感かんのようなものすら覚おぼえますが、今いまはただ“よろしくお願ねがいします”という気持きもちでおります。

亀梨かめなし和也かずやの印象いんしょう

二に十じゅう代だいの頃ころは“麗うるわしい男おとこの子こ”という印象いんしょうでしたが、ここ最近さいきんは“芯しんのある男性だんせい”というイメージです。きっと様々さまざまなご経験けいけんをなされてきたからなのだろうと、そんな手前てまえ勝手かってな想像そうぞうをしております。その重圧じゅうあつたるや、常人じょうじんには計はかり知しれませんが。そんな亀梨かめなしさんがどのように鏑木かぶらきを演えんじてくれるのか、とても楽たのしみです。

視聴しちょう者しゃへのメッセージ

ドラマ版ばんでは原作げんさくとはまた違ちがった「正体しょうたい」を味あじわっていただけると思おもいます。亀梨かめなしさん演えんじる主人公しゅじんこう・鏑木かぶらき慶一けいいちの“正体しょうたい”を突つき止とめ、最後さいごまで見届みとどけていただけたら幸さいわいです。