Rinsho Kensa Volume 63, Issue 10 （October 2019）

臨床りんしょう検査けんさ 63巻かん10号ごう（2019年ねん10月がつ発行はっこう）

増刊ぞうかん号ごう維持いじ・継続けいぞくまで見据みすえた—ISO15189取得しゅとくサポートブック

Part.3　5章しょう技術ぎじゅつ的てき要求ようきゅう事項じこう 5.3.2 試薬しやく及および消耗しょうもう品ひん

微生物びせいぶつ検査けんさからみた「5.3.2 試薬しやく及および消耗しょうもう品ひん」新井あらい恵理子えりこ ¹ , 堀内ほりうち一樹かずき ¹ , 菅野かんの光俊みつとし ¹ ¹信州大学しんしゅうだいがく医学部いがくぶ附属ふぞく病院びょういん臨床りんしょう検査けんさ部ぶ pp.1171-1175

発行はっこう日び 2019年ねん10月がつ15日にち Published Date 2019/10/15

DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542202161

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文献ぶんけん概要がいよう
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参考さんこう文献ぶんけん

　ISO15189規格きかくの2012年度ねんど版ばんへの移行いこうに伴ともない，ISO15189の要求ようきゅう基準きじゅんが“精度せいど管理かんりから精度せいど保証ほしょう”へ切きり上あがり，“良質りょうしつな臨床りんしょう検査けんさデータの提供ていきょう”が要求ようきゅうされている．「5.3.2　試薬しやく及および消耗しょうもう品ひん」の管理かんりは，良質りょうしつな臨床りんしょう検査けんさデータの提供ていきょうにおいてその精度せいどを保証ほしょうする上じょうでは重要じゅうような項目こうもくと考かんがえられる．又また，これらの要求ようきゅう事項じこうを満みたし，PDCA（plan，do，check，action）サイクルが円滑えんかつに回まわっていることを証明しょうめいするのが記録きろく類るいになる．要求ようきゅう事項じこうに合致がっちさせるために細こまかな記録きろく類るいを作成さくせいすると継続けいぞくが難むずかしくなるため，継続けいぞく運用うんようを踏ふまえた記録きろく類るいを作成さくせいすることをお勧すすめしたい．本ほん項こうでは，2018年ねん3月がつにISO15189の認定にんていを取得しゅとくした信州大学しんしゅうだいがく医学部いがくぶ附属ふぞく病院びょういん（以下いか，当とう院いん）臨床りんしょう検査けんさ部ぶ細菌さいきん検査けんさ室しつにおける取組とりくみとともに解説かいせつする．