あるびれお通信つうしん　2021年ねん初夏しょか号ごう

＜４＞ 藤井ふじい貞和さだかずさん公開こうかい講座こうざアンケートより

2021年ねん3月がつ7日にち（日ひ）田無たなし公民館こうみんかんで公開こうかい講座こうざ（公民館こうみんかん企画きかく事業じぎょう）を実施じっししました。テーマは「災厄さいやくをまえに言葉ことばは無力むりょくかー福島ふくしま原発げんぱつ事故じこから考かんがえるー」講師こうしは詩人しじん・国文学こくぶんがく者しゃ藤井ふじい貞和さだかずさん。この講座こうざは2020年ねん2月がつ末まつに実施じっし予定よていでしたが、コロナ 感染かんせん拡大かくだい防止ぼうしのため、延期えんきとなっていました。

今回こんかいは、定員ていいん限定げんてい、事前じぜん申込もうしこみ制せい、検温けんおん、換気かんき、窓まどを開あけるなど対策たいさくを講こうじての開催かいさいです。25人にんの参加さんか者しゃがありました。

当日とうじつの記録きろくは「にしとうきょう市民しみん放射能ほうしゃのう測定そくてい所しょあるびれお」のホームページをご参照さんしょう下ください。

https://trans.hiragana.jp/ruby/https://west-tokyo-albireo.com/2021/03/12/3726

アンケートから感かんじたことを書かいてみます。

「コロナの中なかでの開催かいさいを決断けつだんしていただき、、、」と感謝かんしゃの記入きにゅう。コロナ禍か、感染かんせん者しゃ数すうが落おち着ついたら出でかけたいとなる中なか、講師こうしの話はなしに直接ちょくせつ耳みみを傾かたむけ、手書てがきで回答かいとうされた言葉ことばからは参加さんか者しゃの体温たいおんを感かんじます。

「詩しの世界せかいに触ふれることができ、しみじみとした気持きもちになりました」との声こえ。詩人しじんは言葉ことばにこだわり、言葉ことばを大事だいじにします。凝縮ぎょうしゅくされた言葉ことばの中なかに胸むねに響ひびいてくるものはあると思おもいます。詩しを読よむことで自分じぶんにない視点してんに出会であうことはよくあります。

「原発げんぱつのことを学まなびたいと思おもい参加さんか、講話こうわから学まなんだことを福島ふくしまの友人ゆうじん達たちと又また話はなしを進すすめたい気持きもちになりました。講師こうしの紹介しょうかい本ほんで読よんでいないものが沢山たくさんあります」被災ひさい者しゃの痛いたみ、悲かなしみと憤いきどおりは計はかり知しれません。見みえない放射能ほうしゃのうと向むき合あっている被災ひさい地ちの人達ひとたち、詩人しじんがどこまで代弁だいべんしているか、どんな言葉ことばを発はっしたか、五感ごかんで理解りかいし、感性かんせいに訴うったえかける言葉ことばを求もとめたいです。

アンケートには80代だいの方ほうが4名めい回答かいとう、回収かいしゅうに協力きょうりょくしてくれました。80代だいで反はん原発げんぱつデモという運動うんどうに参加さんか、また講座こうざで学まなぶ。「スゴイ！！」と感かんじます。

別べつの方ほうのアンケートに、70代だいの方ほうですが「講演こうえんで学まなび、感かんじたことをしっかり心しんでかみしめ、子こ・孫まご世代せだいに伝つたえていきます」との思おもいを記入きにゅうされていました。

　　　　　　　　　　　　　　　　（公開こうかい講座こうざ事務じむ局きょく担当たんとう　佐藤さとう）