カナダ
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国旗
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位置
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基礎データ
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首都
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オタワ
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政体
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立憲君主制(イギリス型議院内閣制と連邦主義に立脚)(外務省サイトより引用)
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通貨
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カナダ・ドル (CAD)
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面積
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9,984,670km² 水面積率: ○○%
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人口
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32,507,874人
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言語
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英語、フランス語
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宗教
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ローマン・カトリック教(加国民の約半分近く)(外務省サイトより引用)
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電気
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120・240V 60Hz A・BF型プラグ
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国際電話番号
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+1
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ドメイン
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.CA
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時間帯
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UTC -3:30~UTC -8
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カナダ (Canada) は北アメリカ北部に位置する国。
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1回のカナダ訪問ではあまりにも壮大すぎる。ブリティッシュコロンビア州ビクトリアからニューファンドランド・ラブラドール州セントジョンズ (St. John's) まで5,000キロ以上にもなる(ロンドンとリヤド、または東京とコルカタ間と同じである)。カナダの端から端まで運転すると7日~10日以上かかる(途中で観光を行わず無停止でと仮定する)。トロントからバンクーバーまで飛行機は4時間以上かかる。カナダ国内の具体的な行き先を示す場合、明確な地域を考慮すると一番良い。
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ケベック州
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この地域で思うことは、通常'フランス語'を思い浮かべる。ケベック州はカナダで最も独特な地域である。もともと新しいフランスの一部として定着したこの地域は文化的にフランス系カナダ人(英語は支配的な言語でない)であり、ケベック市の冬の祭り、モントリオールの壮大な古典的建築やもちろん、カナダ料理の中で最も良く知られたメープルシロップとプーティン (Poutine) などの偉大な文化遺産で良く知られている。北米を離れることなく、ヨーロッパの旧世界を見る素晴らしい方法である。また、モントリオールはパリに次ぎ世界第二のフランス語圏である。
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オンタリオ州
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人口でカナダ最大のこの州は見る、行動する無限の機会を得ることができる。カナダ最大の都市トロントから、バイリンガル首都オタワ、派手なナイアガラ・フォールズ市、北部の広大な荒野や五大湖まで、オンタリオ州はカナダを象徴するほとんどすべてのものが揃っている。
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プレーリー (アルバータ州、マニトバ州、サスカチュワン州)
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東側からこの地域は、岩の多い地形と平坦な農地、西側へ行くとロッキー山脈の麓になる。地域的には、豊かなキャノーラ農場(菜種)がある丘陵から多様性に富む森林、有名な湖、独特な岩石層と地理的にバラエティに富んでいる。また、カナダで急成長している場所であり、バンフとキャンモア (Canmore) のような山岳リゾートとして良く知られている。プレーリーの主要都市はウィニペグ、エドモントン、カルガリーであり、それぞれ多数の物事を提供している。
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ブリティッシュコロンビア州
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バンクーバーはブリティッシュコロンビア州の中心部である。この州は北米で最も自由で文化的に多様な都市の一つである。バンクーバーを離れた旅行では、賑やかな繁華街や魅力的な議会場があるブリティッシュコロンビア州の州都ビクトリアを見つけることになる。または、ワイン醸造所、優雅な山、リゾート、退職者の町があるカナダのアリゾナ州と言われるオカナガンや、広大な山々、湖、自然の驚異を体感することになる。ブリティッシュコロンビア州は自然ツアーを探している人や都市に不満を持つ人にとり、最も美しい地域の一つである。
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北部 (ノースウェスト準州、ヌナブト準州、ユーコン準州)
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ここはカナダの領域である。壮大な自然を観察することができる、地球上で最も遠隔地にある場所である。この地域の呼び物である広大な自然には非常に特別な動物や広大な風景が存在する。また、独特なイヌイット(原住民)文化やカナダの先住民がおり、天然資源も豊富である。
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カナダには独特で、訪問する価値がある多くの都市がある。これは9つの最も人気のある都市である。
- オタワ —カナダの首都であるこの都市には、連邦制府議会のような国の記念碑、文明博物館等多くの主要博物館、バイワード・マーケット (ByWard Market) や偉大な古い建築のような落ち着いた都市街がある。カナダ第4の都市。チューリップ・フェスティバルが開催されるため「チューリップ・シティ」と称される。
- カルガリー — カナダ第5の都市。急速に発展したカルガリーは、カナダの主要金融街であるが、非ビジネス訪問者向けには、世界クラスのカルガリー動物園、カルガリータワー、カルガリースタンピード (Calgary Stampede) 、グレンボー博物館 (Glenbow Museum) 、チノックモールとアトランティック・アベニューでのショッピングなどがあり、ロッキー山脈のレクリエーションとは目と鼻の先となる。
- エドモントン — 北米最北端の主要都市となるエドモントンは、大きなショッピングモール、魅力的なお祭り、偉大な文化施設、自然公園だけでなく、主要産業の中心地、アルバータ州の州都、主要な教育センターで知られた都市である。
- ハリファックス — 古風な旧市街、豊かな歴史、大祭りや文化施設と自然がある。
- モントリオール — カナダ第2の都市。かつてカナダ最大の中心都市であったモントリオールは北米のフランス語圏の文化の中心(「北米のパリ」と称される)であり、最高級のギャラリー、博物館、裁判所や、セントキャサリン (Saint Catherine) とサンドニ (Saint Denis) のような素晴らしいショッピング街や国の祭りがある。マウント・ローヤルも見逃さないように。
- ケベック市 — 北米で唯一の城壁都市であり、ユネスコ世界遺産にも指定されている。ケベック州の州都ケベック市は古風な旧市街、壮大な冬の祭り、シャトーフロンテナック (Chateau Frontenac) のような豪華な建築で良く知られている。
- トロント — カナダ最大の都市トロントはメディア、ビジネス、カナダの移民の中心地である。この都市はCNタワーのような建物で良く知られているが、素晴らしい博物館、エンターテイメント、スポーツや壮大に広がるショッピング地区としても良く知られている。
- バンクーバー — カナダ第3の都市。西海岸の都市様式や"バンクーバーイズム (Vancouverism)" から始まるこの都市は、銅の都市、ガラスのマンション、優れた自然の美しさを持っている。スキーができ、24時間ビーチにいられる、類をみない都市でもある。バンクーバーは2010年冬期オリンピックの開催地である。
- ウィニペグ — 小麦生産地帯の中核都市。この都市は大陸の中心部近くにあり、保存状態が良い古い商業ビルとともに豊かなフランス系カナダ人の文化を持っている。
その他の旅行先[編集]
北アメリカ最大、世界第2位の広大な国土を持ち、隣接するアメリカ合衆国とは世界最長の国境を持つ。豊富な天然資源を背景に繁栄を続けるこの国には、多彩な表情を持つ豊かな自然や、多様な文化が共存している国際都市の魅力を求めて毎年多くの観光客が訪れる。
カナダ観光局 — (日本語) WEB [2]
カナダ人サンドフォード・フレミング (Sandford Fleming) は1876年に世界に対して、大陸国が複数地域を設け海岸から海岸までの範囲に、時差を導入することを提案する。ケベック州は24時間制を採用している。
- GMT-8 太平洋標準時(ユーコン準州、ブリティッシュコロンビア州)
- GMT-7 山岳標準時(アルバータ州、ノースウェスト準州、ヌナブト準州)
- GMT-6 中央標準時(サスカチュワン州、マニトバ州、オンタリオ州)
- GMT-5 東部標準時(オンタリオ州、ケベック州)
- GMT-4 大西洋標準時(ノバスコシア州、ニューブランズウィック州、プリンスエドワードアイランド州)
- GMT-3.5 ニューファンドランド標準時(ニューファンドランド・ラブラドール州)
多くの西部の休日に加え(クリスマス、元旦、聖金曜日、イースター、労働者の日)、カナダでは独自の以下の連邦祝日が設けられている。
- カナダ・デー(7月1日)
- ビクトリア女王誕生日(5月24日前の最終月曜日)
- 感謝祭(10月第2月曜日)
- リメンバランス・デー(11月11日)
最新情報は、在日カナダ大使館公式サイトで確認されたい。在日カナダ大使館内のビザ情報
観光や一時的な商用などで訪れる場合、日本のパスポートがあれば通常6ヶ月間まで滞在許可が与えられる。ビザが必要な国籍についてはリンク先にて参照されたい。[3]
入国審査の際、帰りの航空券を見せればスムーズに審査が終わるので、準備しておきたい。
帰国日未定で片道切符で入国する場合や、前回出国から間をおかず繰り返し入国の履歴がある場合には、滞在目的を説明できる資料や、滞在費と帰国費の支払能力を証明する資料(銀行の残高証明など)があると良い。学生留学の人は入国審査の後、そばの移民局で、パスポート、入学許可証(原本)、学生ビザ引換券が必要となる。
日本から米国経由でカナダへ入国する場合[編集]
米国にビザ免除プログラムで入国する際にはI-94Wというカード(入国申請書)を記入し、入国が許可されると半券をパスポートにホッチキス止めされる。90日以内に返却することで米国に超過滞在をしていない証明となる。
- 90日以内に米国に帰る場合 — 通常米国からカナダへ入国する場合にはこのカードは残したままにされ、90日以内にカナダから米国へ入国する場合に入国申請書の記入が免除される(90日以内なら米加国境を何回でも無料で往復できる)。引き続き米国から日本(または第三国)へ出国する際にこの半券は回収される。
- 90日以内に米国に戻る予定のない場合 — 米国からカナダ行きの便に乗る場合は搭乗口で、陸路でカナダ国境を超える場合にはカナダの入国審査官に、このカードを自分から渡す必要がある。復路に米国を経由する場合には再びI-94Wを記入する。
- 返却しそびれた場合・カナダ国内で90日の期限を超えそうな場合 — 上記2.のパターンにもかかわらず、うっかり緑のカードを付けたままカナダに来てしまった場合は、次のいずれかで返却する。
- 米国行きの便が発着するカナダ内の空港(トロントやバンクーバーなど)へ行き、米国移民局のオフィスの窓口で返却する。
- 出国を証明する書類とともに、米移民局に郵送する。
日本からの玄関口はバンクーバーで、成田国際空港からトロント・カルガリーへのノンストップ便もある。ヨーロッパや中南米からはモントリオールやトロントへ多く就航している。米国各地からの路線も充実し、航空券の価格は一般に日本からアメリカ経由で訪れる方が安い。
代表的なルートは次の通り。
アメリカ合衆国とは多くの道路で結ばれており、国境検問所は数百箇所。国境の混在状況についてはカナダ国境警備庁のサイトで確認することができる。右側の「Travellers Flow」は「旅行者向け」で、その検問所の混雑状況を示す。(左側は「商業用」の検問所の混雑状況なので、特に注目する必要はないだろう。)「No delay」と表示されていれば、「遅れはない(=混雑していない)」ということである。カナダ国境警備庁
主なバスルートは次の通り。
- ニューヨーク ~ バッファロー ~ トロント
- ニューヨーク ~ モントリオール
- シアトル ~ ベリンガム ~ バンクーバー
アメリカのシアトルとBC州のビクトリアを結ぶ高速船(Victoria Clipper)が運航されており、両都市間を片道およそ3時間程度で結んでいる。
ナイアガラの滝周辺では歩いて国境を越えられる橋がある。
国内は飛行機・バス・鉄道・高速道路のネットワークが発達している。レンタカーも日本よりは安い。
国としての公用語は英語とフランス語。従って、税関など国の機関は両方の言語を使用している。
多くの州では英語のみを公用語としているが、ケベック州はフランス語のみ。ニューブランズウィック州は英語とフランス語。これら2つの州では実質的にフランス語圏である。オンタリオ州東部やマニトバ州南部にもフランス語話者は多い。
国民の約4分の1は英仏バイリンガルであり、大きな町には必ずフランス語話者のコミュニティが存在するため、旅行者は通常どちらか一方の言語で日常の用を足すことができる。
カナダの通貨単位はカナダ・ドル (C$)。2014年5月15日現在の為替レートは以下のとおり。
¥ 日本円 | ¥1.00 = C$0.011 | C$1.00 = ¥93.680 |
$ 米ドル | $1.00 = C$1.087 | C$1.00 = $0.920 |
€ ユーロ | €1.00 = C$1.941 | C$1.00 = €0.671 |
※上記通貨に関して直近のレートを調べたい場合には、OANDA為替コンバーターなどを参照。
紙幣は$100/$50/$20/$10/$5の5種類だが、100ドル以上はほとんど流通しておらず、50ドル以上は受け付けない商店が多い。硬貨は$2 (toonie), $1 (loonie), 50c, 25c (quarter), 10c (dime), 5c (nickel)の5種類。
このうち50cはほとんど流通していない。また、1cは廃止された。
日本円のトラベラーズチェック (T/C) をカナダで両替しても、カナダドルのT/Cを日本で作成しても、手数料はほぼ同じ。
長期滞在の場合、自分で開いた銀行口座にT/Cを入金するのが最もレートが良いとされるが、最低預け入れ金額を下回ると口座維持手数料がかかることに注意。
銀行のほか、空港や繁華街の両替商、中級以上のホテルのフロントなどでも両替は可能。
クレジットカードはVISAとMasterが広く通用し、American Expressも大抵は問題無い。Diners Clubはホテルや高級レストランに限られる。JCBは数年以内にAmerican Expressと提携し、取扱店が大幅に増える見通し。
個人商店や小さな食堂では、カード手数料を敬遠して「現金割引」をしてくれる事もある。大きな支払いのときには尋ねてみよう。
州ごとに税率が異なり、また税金の呼び名も異なるが、北部の準州を除いて通常は14%程度の消費税がかかると考えておけばよい。
なお、2007年4月からは旅行者への消費税払い戻し (TAX refund, GST refund) の取り扱いが無くなった。
国が課す税金と州が課す税金があり、日本のようにすべてにこれらの税金が適用されるわけではない。生活必需品に含まれるものには税金はかからず、贅沢品に含まれるものには税金が課せられる。
日用品・食料品・ガソリンの価格は日本と大きくは違わないが、肉や果物は安い。
- 「カナダ料理」と呼べるほどの名物は少ないが、世界有数の農産国であることや、英国・大陸ヨーロッパ・アメリカ・アジアなど色々な食文化が地域を問わず競い合っていることから、どこへ行っても面白い発見があるはず。メープルシロップ、カリブーの肉、アトランティックサーモンやロブスター、ワカサギなど東海岸の海産物、プリンスエドワード島の牡蠣など、土地の名産がいろいろある他、各種のチーズも日本よりもずっと手頃で手に入るので、何でもチャレンジしてみよう。
- フランス語を話す人々が暮らすケベック州は、母国フランスの誇り高き文化を受け継いでいることから、料理がとてもおいしい。ケベックシティの旧市街などでは、豚肉やじゃがいもを上手に調理した素朴で日本人の口に合うケベック料理や、メープルシロップとよく合うクレープなどが大変人気で、地球の歩き方等のガイドブックにも詳しく解説してある。ケベック地方を訪れる際には、是非ともケベック料理にチャレンジしてみてほしい。
- カナダの日本食店には当たりはずれが多く、日本人以外が作る「もどき」料理にがっかりさせられる事がとても多い。メニューの日本語や提灯や幟などの装飾が不自然な店は避けるのが賢明。事前にインターネットやガイドブックでの予習の上、可能なら日本人が調理する店を強くお勧めする。
- トロントでは寿司ピザという料理が人気だ。寿司ピザはダウンタウンにある波という日本人シェフが調理する正真正銘の和食レストランが最初に開発したとされており、今ではトロントの名物料理といわれるまでになった。米でピザのように薄い生地をつくり、それをこんがり焼いた上で、イクラやうなぎなどのトッピングをのせて出されるのが寿司ピザであり、焼きおにぎりと同じような香ばしさが食欲をそそる一品である。トロントにあるいくつもの寿司店で気軽に注文することができるが、質・値段にはばらつきがある。
カナダの水道水は飲用に適しているので、煮沸やフィルターの必要はない。大都市トロントですら水道水がほぼ無味無臭であることに驚く。ミネラルウォーターやソフトドリンクは自動販売機や売店で手軽に手に入る。
アルバータ州・マニトバ州・ケベック州での飲酒は18歳以上。その他の州では19歳以上。酒類の販売は免許制で、酒類を置かないレストランも多い。その場合は自分で買った酒類を持ち込むことが許されている。カフェ前の柵で囲われたテラスなどを除き、公共の場での飲酒は禁止されており、例えば公園での花見や浜辺でのバーベキューではビールを飲むことができない。
カナダの宿泊施設はその地域ごとの観光シーズンにあわせて価格は大きく変化する。初夏の西部や秋の東部などは一概に高く、中級ホテルでも100ドル程度は必要。
- キャンプ場 数多くある州立公園にはキャンプ場の設備が整っている。短期間の旅行でキャビンやテントをレンタルすると安く泊まれるほか、長期間かけて大陸を横断する場合にキャンピングカーをレンタルすると、各地では電気・水道・ケーブルテレビなど接続して利用できることも。
- ユースホステル・大学寮夏期開放 hostelz というサイトが安宿検索には便利。hostelz
- BBcanada このサイトは、カナダ各地の民宿を検索し、予約のリクエストが可能。bbcanada
- モーテル 高速道路沿いに多数あり、予約なしでも泊まる人も多い。ホテルと設備的にはほぼ変わらない。長距離移動の際など、行ける所まで行ってから泊まる、といった使い方に便利。
- ホテル 「Priceline」や「Hotwire」では正価の半額程度で宿泊できるが、購入するまでどのホテルかは分からないので交通手段の確保が前提。priceline・Hotwire
カナダ国内で働くには就労許可証が必要。ボランティア活動であっても、観光ビザで行うと違法となるので注意。
18歳以上、30歳以下であれば「ワーキングホリデー制度」を利用して1年間滞在しながら、職種を選ばず就労できる。ただし、人数制限がある。また、申請者には150カナダドルのプログラム参加費が課金される。ワーキングホリデー制度
- 申請書類リンク
- 身に危険の及ぶ犯罪は少ないが、置き引きは珍しくないし、落し物や紛失物が戻ることも少ない。持ち物には十分注意を。
- 大麻など薬物に手が届きやすいが、遊び半分に手を出した結果犯罪や事件に巻き込まれる例は後を絶たない。
- 強姦・婦女暴行・強盗は未遂も含めて多発しており、遊びのつもりで事件に巻き込まれることが多い。安易に相手を信用して付いて行かない、2人きりにならない。
国内で車を運転する際に、50kmのスピード違反をした場合は車を一週間没収される。罰金も日本よりはるかに高額。
ナイアガラの滝近くのレインボー橋を渡るには、パスポートと入国料$6(約620円)と橋の通行料50セント(約50円)が必要。
ホテルやレストランを含めて、公共の建物はほとんどが全館禁煙。ビルの入り口などに人が固まって喫煙する姿を良く見かける。路上喫煙はまだ禁止されていない。
ナイアガラの滝では飛び込み、投石、許可が降りていない場所での遊泳は禁止。また、照らされるイルミネーションで滝に何かの映像(影絵など)を投影することも禁止されている。これは、たくさんの観光客がイルミネーションを眺めているのを邪魔してしまうのと、ライトの光が強く火傷をする危険を伴うため。
電源は米国と同じA型プラグとソケットで110V/50Hz。日本の電化製品は大抵そのまま使用することができるが、ヘアドライヤーや炊飯器、トースター、電子レンジなどの熱源器具では過熱したり早く消耗したりすることがあり、変圧器を使うことが望ましい。
- 3年以上滞在して働く予定の場合は州の健康保険に、フルタイムで留学する留学生は大学の健康保険に加入可能。それ以外の滞在では旅行保険・駐在員保険・ワーホリ保険などと呼ばれる民間の健康保険に加入することが強く勧められる。
- 日本と異なり、はじめから大病院の専門医を受診することはできない。家庭医 (family doctor) を予約するか、予約不要の外来 (walk-in clinic) と書かれたクリニックを受診するか、夜間や緊急の場合は病院の救急外来 (ER) を受診する。いずれの場合も、専門医の診察が必要な場合にはそちらから紹介状を書いてもらって持参しないと予約を入れることができない。
- クリニックの診察予約は数日先にしか入らないことが多く、体調が悪い場合は受診を先延ばしにしないほうが良い。ERでの診察はナースが問診して優先順位を決めるため、単純骨折など軽症の場合の待ち時間は3時間~半日程度かかることも珍しくない。痛みなど症状が強くなってきた場合でも自分でアピールしないと配慮はされないため、言葉に自身がない場合は通訳や知人など話せる人を同伴すること。
- 救急車は有料。多くの医療保険や旅行保険でカバーされるが、無保険だと100ドル以上かかることが珍しくない。
- 人種 — 出自を闇雲に尋ねない。フランス語話者はケベック出身とは限らない。
- 政治・文化 — アメリカやイギリスとごっちゃにしない。
- ドア — 押さえて後ろの人を待つ。要は後ろの人がいるのでドアを開けて通してあげる。開閉はタイミングが肝心。
- あいさつ・会釈 — 飛行機の隣席やタクシー運転手、エレベーターの相客など、Hi!の一言で緊張が解けることも多い。知らない人に話しかける時にExcuse me. / Excusez-moi.と呼びかけるのは普通だが、店・ホテル・空港の人に用件を話しかける時には笑顔でHello! / Bonjour!も良いかも。フランス語を話せなくても、フランス語圏に行くなら挨拶だけは覚えていこう。
- 平等を意識する都会部では過度なレディーファーストは好まれない。男女ともに自然体で周囲の人に気を遣えばよいし、女性は引き続き道を譲られたりドアを開けてもらったりした時に過度に恐縮せず、素直にお礼を言って通してもらえばよい。
- 警察・消防・救急車は公衆電話・携帯電話などから911をダイヤル。大都市では無料の日本語通訳を依頼することも可能だが、提携通訳会社との接続のために待ち時間がかかることがある。
- ホテルなど内線電話からの外線発信番号は9であることが多い。その後、以下の手順に従う。
- 公衆電話からの市外通話は25セントで時間無制限。5セント以上の硬貨が使用できる。市外通話にはコーリングカードが便利。都会ではクレジットカードが使える所が多い。
- 市内電話は市外局番を含めた10桁の電話番号をダイヤルする。オンタリオ州や、その他の大都市(モントリオール・バンクーバーなど)では市外局番の省略はできない。
- 市外電話やアメリカへの国際電話は頭に1を付けて、その後に10桁の電話番号をダイヤルする。
- アメリカ以外の国際電話は頭に011-国番号(日本ならば81)を付けてから、相手国の電話番号をダイヤルする。例:ホテル客室から日本の03-1234-5678にダイヤルする場合、9-011-81-3-1234-5678とダイヤルする。(0は省略。)
携帯電話は広く用いられているが、カナダの広大な広さ、他と比べて散在している人口に起因して、近接している主要旅行地域でない多くの農村部では、サービス範囲外となっている。
主要な国内のキャリア、ベル・モビリティ (Bell Mobility) とテルス (TELUS) は、全国的なCDMAネットワークだけでなく、より現代的なUMTS (WDCMA/HSPDA) ネットワークの運営を行っている。ロジャース・ワイヤレス (Rogers Wireless) は、GSMネットワークの運営を行っている。これらのネットワークのすべては、850MHz / 1900MHz帯が利用されており、北アメリカ以外からの電話、具体的に世界対応、またはクワッドバンド対応として販売された物以外、動作しない可能性がある。クワッドバンド / 世界対応電話は、ベルとテルスのHSDPA網との互換性がない可能性があるため、留意する必要があるが、ロジャースでは動作するはずである。
ロジャースとテルスの両社は、自社の基幹ネットワークを利用し、別の格安ブランドの運営を行っている。ロジャースの格安ブランドは、フィド (Fido) とチャトラ (Chatr) であり、テルスは、コード・モバイル (Koodo Mobile) である。これらのブランドは、概して安価ではないが(親会社は、自身で値下げを行わない)、プランの選択により、いかようにも安く利用する事ができる。
上記の主要基幹ネットワークに加えて、いくつかの地域キャリアがあり、限られた地理的領域にて新しくサービスを提供し始めている。これらの新しい携帯電話会社のひとつは、大都市圏で1700 / 2100MHz帯のGSM網の運営を行っている、ウインド・モバイル (Wind mobile) である。
主要な国内の携帯電話会社のすべてが、指定した通話時間を含めた$75前後のスタートアップ・パッケージを持つプリペイドSIMカードを提供している。プリペイド・プランは、通常、1分当たりC$0.25であるが、多くは月額C$30前後を追加する事で"夜間や週末"も利用する事ができる。
北アメリカ以外からの訪問者は、プランに含む1分当たりか、1分当たりC$0.25からC$0.35までの料金のいずれかを使用して、着信にカナダの通信事業者が課金することを知り驚くことである。加えて、呼び出しに応答する時、携帯電話番号の市内通話エリア外であった場合、通話時間料金に加えて長距離料金が加算される。これは、携帯電話のローカル通話エリア外で着信に応答する事であり、1分当たりC$0.70となる。
GSM方式を経由するインターネットは、非常に高価である。3社によるほぼ独占的な提供であるため、カナダの携帯料金は世界で最も高い部類に入る。このため、カナダ政府は、継続的に市場を開放し、中小企業が、競争を行い続けられるよう支援する事を約束している。新しく参入した外国資本の小さな会社ウインド・モバイルは、最近になって承認され、政府の姿勢の変化を感じ取ることができる。
- 空港や大きなショッピングセンターには公衆インターネット端末がしばしば見かけられる他、地方都市でもインターネットカフェは多い。多くの公共図書館では台数は少ないものの無料のインターネット端末を設置している。
- 大都市の多くでは有料で無線インターネットが使用できる。
切手購入や不在時の小包受取は最寄の郵便局へ。Canada Post
ドラッグストアや売店が郵便局を兼ねていることが多く、営業時間はばらばら。街中のポストの数は日本と同程度。
トロントなどの都会から差出の場合の目安は次の通り。
- 日本からの封書や航空小包は1週間、FedExは翌営業日、EMSは約4日間、SALは2~4週間、船便は4~7週間。
- 日本への封書や航空小包は約5日間、FedExは翌々営業日、他はほぼ同じ。
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