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 2022年ねん…昨年さくねん秋あき「岸田きしだ増税ぞうぜい恐慌きょうこう」がやってくる…森永もりなが卓郎たくろう氏しが「米国べいこく株かぶ」「変動へんどう金利きんりローン」「非ひ正規せいき労働ろうどう者しゃ」に大だい警告けいこく！という記事きじが話題わだいを呼よびました。昨年さくねん10月がつの消費しょうひ者しゃ物価ぶっか指数しすう（生鮮せいせん食品しょくひんを除のぞく）は、前年ぜんねん同月どうげつ比ひで3.6％上昇じょうしょうし、40年ねん8カ月かげつぶりの歴史れきし的てきな上昇じょうしょう。この物価高ぶっかだかはいつまで続つづくのか――。

 

あの時とき、経済けいざいアナリストの森永もりなが卓郎たくろうさんは「あと半年はんとしの辛抱しんぼうです」と言いい切きりました。そして、その後ごにさらに大おおきな経済けいざい大だい激動げきどうがやってくると力説りきせつしてまいした・・・。「おそらく来年らいねんは、アメリカでバブルの大だい崩壊ほうかいが始はじまり、今後こんごも高金利こうきんり政策せいさくを続つづけ・・米国べいこく株かぶは、いずれ暴落ぼうらくすると。アメリカ発はつのバブル崩壊ほうかい。それに重かさねて、岸田きしだ首相しゅしょうの政策せいさく転換てんかんが、さらに景気けいきを悪化あっかさせる」と・・・。

 

「4月がつに日銀にちぎん総裁そうさいが交代こうたいすると、金利きんり引上ひきあげ策さくに転てんじ、さらに『ゼロゼロ融資ゆうし』（コロナ禍かで売上うりあげ高だかが落おち込こんだ中小ちゅうしょう企業きぎょうを支援しえんするため、実質じっしつ無む利子りし・無む担保たんぽで融資ゆうしする制度せいど）の有利子ゆうりし化かが始はじまると、中小ちゅうしょう企業きぎょうがバタバタ潰つぶれると。金利きんりが上昇じょうしょうすると、住宅じゅうたくローン破産はさんが続出ぞくしゅつするかもしれません。中小ちゅうしょう企業きぎょうの倒産とうさんラッシュ、住宅じゅうたくローン破産はさんの続発ぞくはつ。それは、もはや“恐慌きょうこう”だ」と。

 

「デフレ下かで“財政ざいせい・金融きんゆう引締ひきしめを”という真ま逆ぎゃくの政策せいさくをおこなううえに、岸田きしだ政権せいけんは所得しょとく税ぜいや消費しょうひ税ぜいの大だい増税ぞうぜいも考かんがえています。
2021年度ねんどの国民こくみん負担ふたん率りつ（国民こくみん全体ぜんたいの所得しょとくに占しめる、税金ぜいきんと社会しゃかい保障ほしょう費ひの負担ふたんの割合わりあい）は48％に達たっしていますが、さらなる増税ぞうぜいで“令れい和わ恐慌きょうこう”になる可能かのう性せいが高たかいというのです。

 

その後ご、2022年ねん12月には家計かけい負担ふたんが２年ねん前まえより年間ねんかんで１３．６万まん円えん増ぞうというニュース
現げんに今年ことしの2月がつ、財務省ざいむしょうは、2022年度ねんどの「国民こくみん負担ふたん率りつ」が47.5％になる見込みこみだと発表はっぴょう。過去かこ最大さいだいだった2021年度ねんどの48.1％をやや下回したまわったものの、国民こくみん所得しょとくのほぼ半分はんぶんを占しめており、国民こくみん所得しょとくのほぼ半分はんぶんが公的こうてき負担ふたんに奪うばわれる事態じたいになって、Twitterでは悲鳴ひめいにも似にた声こえが多おおくあがり、《五公五民ごこうごみん》がトレンド入いり。

 

「五公五民ごこうごみんは、江戸えど時代じだいの年貢ねんぐ率りつを表現ひょうげんした言葉ことばで、全ぜん収穫しゅうかく量りょうの5割わりを領主りょうしゅが取とり、残のこり5割わりが農民のうみんの手元てもとに残のこることを示しめしています。江戸えど時代じだいの初期しょきは四よん公おおやけ六ろく民みんでしたが、享とおる保ほの改革かいかく以降いこう、五公五民ごこうごみんに。そんな昔むかしでは…大だい飢饉ききんに見舞みまわれた享とおる保ほから天明てんめい年間ねんかんにかけて、村役人むらやくにんや富農ふのうの屋敷やしきを破壊はかいするような『百姓ひゃくしょう一揆いっき』が増ふえたと言いわれています。

 

稼かせいだ額がくの半分はんぶんを “お上かみ” が召めし上あげる状況じょうきょうでは、国民こくみんの活力かつりょくがなくなるのは当然とうぜん。高たかすぎる国民こくみん負担ふたん率りつを下さげて、国民こくみんが自由じゆうに使つかえるお金かねを増ふやして欲ほしいところですが・・・岸田きしだ首相しゅしょうの掲かかげる「令れい和わ版ばん所得しょとく倍増ばいぞう計画けいかく」は、空そらに描えがいた絵えのようで・・・

 

そして2023年ねん3月がつ8日にち、米べいシルバーゲート銀行ぎんこうは事業じぎょうを清算せいさん。更さらに10日とおかには全米ぜんべい16位いのシリコンバレー銀行ぎんこうが破綻はたん・・・続つづけて12日にちには同どう29位いのシグネチャー銀行ぎんこうまで破綻はたん。一連いちれんの銀行ぎんこう破はたんの背景はいけいには、2022年ねん3月がつ以降いこうのFRBによる急速きゅうそくな利上りあげが影響えいきょうしているのでしょうがFRBは強気つよきの姿勢しせいを崩くずしません。

 

「令れい和わ版ばん所得しょとく倍増ばいぞう計画けいかく」は大手おおて企業きぎょうの負担ふたんに依存いぞんして実際じっさいに国くには何なにをしてくれるのでしょうか・・・何なにが出来できるのでしょうか。なかなか気持きもちも財布さいふも引ひき締しめておかないと大変たいへんな感かんじです・・・。

 

     

 

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