フィリピン
安全 対策 基礎 データ
犯罪 発生 状 況 、防犯 対策 1
犯罪 発生 状 況
(1)発生 件数
フィリピン国家 警察 (Philippine National Police/PNP)が発表 した全国 犯罪 統計 によれば、2022年 のフィリピン全土 の犯罪 発生 件数 総計 は約 38万 件 であり、日本 と比較 して強盗 は日本 の約 4倍 、殺人 は約 6倍 、不 同意 性交 は約 5倍 にのぼります。
犯罪 に遭遇 する危険 性 を抑 えるためには、日本 との違 いや主 な犯罪 手口 を理解 し、適切 な予防 策 を講 じることが重要 です。
(2)犯罪 の特徴
フィリピンでは、一般 市民 でも、警察 への登録 ・許可 制度 に基 づく合法 的 な銃 の所持 ・携行 が認 められているほか、未登録 の銃器 や密造 銃 なども広 く出回 っているため、銃器 による犯罪 が発生 しやすい環境 にあります。また、犯罪 を遂行 するために過剰 な手段 をとる犯罪 も多 く、たとえば、2017年 6月 にマニラのニノイ・アキノ国際 空港 近 くのリゾート・ホテルにおいて発生 した、カジノを狙 った強盗 事件 では、犯人 グループが銃 を乱射 するとともに放火 し、38人 が火災 で逃 げ遅 れて死亡 しました。
罪 種別 の特徴 は以下 のとおりです。
ア窃盗
(ア)スリ・置 き引 き
マニラ首都 圏 では、スーパーマーケット、ショッピング・モール、公共 交通 機関 (バス、ジープニー、トライシクル、国鉄 、高架 鉄道 (LRT、MRT)等 )利用 時 のスリ被害 、ホテルやレストランでの置 き引 き被害 が依然 として多発 しており、日本人 も被害 に遭 っています。特 に、財布 、スマートフォン、タブレット端 末 、ウエストポーチ、セカンドバッグ等 の窃盗 被害 が目立 ちます。スーパーマーケットやショッピング・モール等 の混雑 した場所 のほか、エスカレーターやエレベーター、列車 の車両 、小売 店 の通路 といった狭 い空間 における集団 による犯行 が多 いのも特徴 です。
(イ)ひったくり
マニラ首都 圏 を中心 に、主要 都市 の繁華 街 等 の路上 において、オートバイによる携行 品 のひったくり被害 が発生 しています。ひったくられた携行 品 を手放 さなかったために転倒 して怪我 を負 った例 もあります。
(ウ)物乞 い他
マニラ市 やセブ市 の繁華 街 等 で、急 に子供 たちに取 り囲 まれ、小 銭 等 をせがまれて、気 を取 られている隙 にバッグやウエストポーチの中 から財布 を抜 き取 られるケースが報告 されています。子供 たちは、比較的 高齢 の外国 人 を対象 に犯行 に及 んでいるようです。
また、こうした子供 たちに囲 まれて困 っているところを助 けてくれた親切 なフィリピン人 に気 を許 し、一緒 に食事 をしたところ、睡眠薬 強盗 の被害 に遭 ったとの報告 も寄 せられています。
イ強盗
(ア)路上 強盗
強盗 に遭遇 した際 に、抵抗 したり、逃 げ出 したりして射殺 されるケースもたびたび起 きています。日本人 の被害 例 は以下 のとおりです。
○歓楽街 等 を歩行 中 、2~3人組 の男 達 に金品 を要求 され、抵抗 した際 に発砲 を受 け負傷 した。
○通勤 時 、勤務 先 近 くの路上 で、銃器 を持 った犯人 に待 ち伏 せされ、多額 の現金 の入 ったバッグを奪 われた。
○乗 り合 わせたジープニーで拳銃 を持 った複数 の強盗 が乗 り込 んできて金品 を強奪 された。
(イ)睡眠薬 強盗
睡眠薬 強盗 事件 の被害 報告 は、ほぼ毎月 のように大使館 に寄 せられています。金銭 的 な被害 にとどまらず、睡眠薬 や精神 安定 剤 等 は、摂取 量 や体調 によっては身体 に重大 な影響 を及 ぼすおそれがあります。旅行 者 に限 らず、長期 滞在 者 も十分 に注意 してください。主 な手口 (犯行 の流 れ)は次 のA~Dのとおりです。
A ショッピング・モール、繁華 街 、公園 、船着 き場 、観光 名所 等 において、一見 裕福 そうな老若男女 のフィリピン人 が、単独 、カップルあるいは家族 連 れを装 って、観光 案内 を持 ちかけたり、飲食 店 等 の場所 を訊 ねたりするなどして、言葉 巧 みに日本人 に近 づく。
B日本人 がこれに反応 し、立 ち止 まって話 を聞 いていると、「親族 が日本 にいる」、「日本 に興味 があるので日本 の話 を聞 かせてほしい」、「タガログ語 を教 えるから日本語 を教 えてほしい」等 と畳 みかけ、日本人 の親切心 に訴 えてくる。
C日本人 が意気投合 したとみると、頃合 いを見計 らって「一緒 に食事 をしよう」などと誘 い出 し、タクシーでの移動 中 や、到着 したレストランや自宅 と称 する建物 等 で、睡眠薬 を混入 させた食 べ物 ・飲 み物 をすすめる(1日 ~数日 行動 を共 にし、信用 させた頃 に犯行 に及 んだ事例 も報告 されている。)。
D昏睡 させた後 、所持 品 を盗 み取 る。更 に、盗 んだキャッシュカード、クレジットカードを使 って現金 を引 き出 す。
この他 、同様 の手口 で日本人 を誘 い出 し、目覚 めたら「暴行 された」などと言 いがかりをつけ慰謝 料 を請求 するケース、「いかさま賭博 」に巻 き込 んで多額 の現金 ・スマートフォン等 をだまし取 るケースもあります。
ウ殺人
フィリピンでは、毎年 、日本人 が殺人 被害 に遭 っています(2022年 :2件 、2021年 :1件 、2020年 :1件 、2019年 :2件 )。
殺人 事件 の多 くは、フィリピン人 との商売 上 のトラブルや、怨恨 等 に起因 するものが多 いと推察 されます。また、外国 人 が、夜間 に強盗 に遭 い、抵抗 したり、突然 逃 げ出 したりして射殺 されるケースもたびたび発生 しています。
エ性 犯罪
フィリピン全土 で年間 約 8,000件 (日本 の約 5倍 )の不 同意 性交 事件 が発生 しています。外出 時 には露出 度 の高 い服装 を避 け、単独 や複数 であっても女性 のみでは行動 しない等 の注意 が必要 です。また自宅 でも(高層 階 を含 む)カーテンを開 けたまま肌 を露出 しないよう注意 してください。
2基本 的 な安全 ・防犯 対策
犯罪 被害 に遭 わないためには「自分 の身 は自分 で守 る」との心構 えを持 ち、最新 の治安 情報 収集 に努 める、危険 な場所 には近 づかない、多額 の現金 ・貴重 品 は持 ち歩 かない、見知 らぬ人物 を安易 に信用 せずに警戒 するなど、常 に防犯 を意識 した行動 をとることが重要 です。
犯罪 の手口 は日々 変化 していますが、犯罪 の特徴 を正 しく理解 し、その手口 は常 に一 つではないことを理解 し相応 の心構 えを持 つことで、未然 に犯罪 被害 を防 ぐことができます。犯罪 に対 する基本 的 な心構 えや安全 ・防犯 対策 についての詳細 は次 のとおりです。
(1)基本 的 心構 え
ア犯罪 を誘発 する環境 を作 らない(犯行 のチャンスを与 えない)
ホテルを含 め、現金 その他 貴重 品 を持 っていることが周 りにわかるような服装 や行動 を極力 見 せないように注意 してください。
また、自分 の名前 、住所 、電話 番号 、家族 構成 、スケジュールなどは必要 な相手 以外 には知 られないよう注意 してください。
イ他人 の話 を安易 に信用 しない
言葉 や習慣 に不慣 れな外国 人 にとって、フィリピン人 から親切 にされると、つい信用 しがちになりますが、悪意 を持 って近 づいてくる者 もおり、中 には複数 人 のグループで、外国 人 を信用 させた後 で犯罪 に及 ぶケースもあります。また、言葉 が分 からなくても、現地 人 に全 てを任 せないようにしてください。特 に注意 すべき例 は次 のとおりです。
(ア)繁華 街 や観光 名所 等 で言葉 巧 みに話 しかけられても、狙 われていると考 えて、相手 の誘 いに乗 らない。特 に、日本語 で話 しかけてくる人物 には、男女 を問 わず警戒 する。
(イ)ストーリー仕立 ての犯罪 があることを十分 理解 し、たとえその出会 いが自然 に思 えたとしても、知 り合 ったばかりの人 の誘 いにのって、飲食 をともにしたり、その人 の家 に行 ったり、泊 まったりしない。
(ウ)家族 の事故 による治療 ・入院 費用 や滞在 査証 延長 手続 に必要 な経費 等 を直 ちに振 り込 むよう連絡 を受 けた場合 には、安易 に信 じることなく、まずは本人 や所属 先 などに事実 関係 を確認 する。
ウ生命 と身体 の安全 を最 優先 に考 える
凶器 (特 に銃器 )を使用 した犯罪 が多 いフィリピンでは、殺人 目的 でなくても、生死 に関 わる事態 に発展 する危険 があります。強盗 などに襲 われた場合 は、相手 が凶器 を所持 していることを想定 し、絶対 に抵抗 せず、生命 と身体 の安全 を最 優先 に考 え、落 ち着 いて行動 してください。たとえば金品 の要求 に応 じようとポケットやバッグに急 いで手 を伸 ばすと、反撃 すると誤解 され攻撃 される可能 性 もあるので、身体 を動 かすことなく「ポケットに入 っている」などと口頭 にて説明 するか、指 だけで差 し示 して犯人 に取 らせるようにしてください。
エ Facebook、LINEやTikTok等 のSNSの使用 に注意 を払 う
Facebook、LINEやTikTokといったSNSでの詐欺 が世界中 で発生 しています。フィリピンでも多 くのSNSが利用 されていますが、個人 情報 の取 り扱 いに注意 する等 、細心 の注意 が必要 です。
(2)公共 施設 等 での安全 対策
公共 施設 等 においては、以下 の安全 対策 をとってください。
○利用 する施設 の非常口 、避難 経路 をチェックする。
○周囲 で発砲 音 等 が聞 こえた場合 には、悲鳴 をあげたり、叫 んだりせず、可能 な限 りすばやくその場 を離 れる。移動 ができない場合 には、直 ちに安全 な場所 (遮蔽 物 の後 ろ)に身 を隠 す。
○隠 れる場所 がない場合 は、銃声 の方向 に足 を向 けて床 に伏 せるなど、できる限 り身 を低 くする。
○さらに放火 等 の可能 性 も想定 し(多 くの場合 屋内 の階段 等 が使用 不可 となる)、隠 れた場所 にとどまることなく、避難 のタイミングと退路 を考 える。
(3)外出 ・交通 機関 利用 時 の安全 対策
外出 する際 の安全 対策 は以下 のとおりです。
ア基本 的 対策
○服装 、持 ち物 は、できるかぎり華美 なものを避 け、なるべく目立 たないものにする。
○多額 の現金 、パスポート等 の貴重 品 は持 ち歩 かない(パスポートコピーの携行 を推奨 )。
○やむを得 ず貴重 品 を携行 する際 には、一 カ所 にまとめず、分散 して携行 する。特 に財布 と携帯 電話 は別々 に持 つようにする(金品 を奪 われた時 に連絡 手段 がなくなることを防 ぐため)。
イ スリ、置 き引 き
○ズボンの後 ろポケットに財布 や携帯 電話 を入 れない。
○むやみに人前 で財布 やスマートフォン、タブレット端末 等 を取 り出 さない。
○常 に手荷物 から目 を離 さない。混雑 しているエレベーターやエスカレーターなど、身動 きのとれない閉鎖 空間 では特 に注意 する。
○繁華 街 や乗 り合 いバスなど人混 みの中 では、常 に用心 し、バッグの中 の財布 の位置 に気 をつける(すぐ取 り出 せるところに入 れない)。
ウ ひったくり
○スマートフォンや携帯 電話 を操作 しながら、また、音楽 を聴 きながら等 の「ながら歩 き」はしない(周囲 への注意 力 が低下 するため)。
○車 と対向 する側 の歩道 を選択 し、できるだけ車道 から離 れた側 の端 を歩 く。
○バッグ等 は車道 と反対 側 に携行 するか、身体 の正面 で持 つように心 がける。(肩掛 け式 のバッグはたすきがけにすることが望 ましい。リュックサック式 のものは、背後 からジッパーを開 けられる、または刃物 で切 り裂 かれ財布 等 を奪 われることがあるので注意 。)
○ひったくり犯 はオートバイを使 うことが多 いため、被害 に遭 った場合 は、身 の安全 を第 一 に考 え、抵抗 せずバッグから手 を離 す。
エ強盗
○銀行 、ATM、両替 所 等 からの帰 り道 などは特 に周囲 の状況 に注意 する(犯人 は、あらかじめ狙 いを定 めて犯行 に及 ぶため)。
○万 一 被害 にあった際 は、相手 が凶器 を持 っていることを想定 して抵抗 せず、また、急 いでバッグやポケットに手 を入 れたり、走 り出 したりするなどの突然 の挙動 を避 ける。
オ睡眠薬 強盗 、美人局
○見知 らぬ人 に軽々 しくついて行 かない。また提供 されたもの(飲食 店 等 においては、自分 が注文 したものではないもの)を不用意 に口 にしない。
○初対面 の人 を信用 せず、電話 番号 や連絡 先 を教 えたり、不用意 に共 に行動 したりしない。
カ性 犯罪 等
○可能 な限 り夜間 の一人 歩 きは避 ける。
○薄暗 い公園 などや人通 りの少 ない路地 等 には近 づかない・立 ち入 らない。
○危険 を感 じたら、躊躇 せず周 りの人 に助 けを求 める。逃 げる際 は、明 るい方向 や人 がいる方向 に逃 げる。
○ホイッスル・防犯 ブザー等 大 きな音 が出 るものを身 につけ、危険 が迫 っていると感 じた場合 に使用 する。
キ テロ等
○周囲 の状況 に注意 を払 い、不審 な人物 や状況 を察知 したら速 やかにその場 を離 れ、できるだけ滞在 時間 を短 くする等 、その場 の状況 に応 じた安全 確保 に努 める。
ク公共 交通 機関 での移動
○公共 交通 機関 (LRT、バス、ジープニー等 )の利用 は極力 避 ける。
○タクシーを利用 する際 は、極力 複数 名 で利用 する。
○流 しのタクシーは極力 利用 しない(店 、ホテル等 に呼 んでもらう)。
○比較的 安全 とされるGrabタクシー(タクシーアプリ)でも、完全 には信用 しない。
3 その他 の安全 ・防犯 対策
(1)脅迫 対策
フィリピンでは多 く発生 している犯罪 のひとつですが、用意 周到 に計画 されたものから、いたずら電話 に近 いものまで、脅威 の程度 は様々 です。自 ら安易 に真偽 (信憑 性 )のほどを判断 せず、また相手 の要求 をそのまま受 け入 れることもせず、まずは大使館 および警察 等 関係 当局 に相談 してください。
(2)ぼったくり
フィリピンでは、相手 が外国 人 と分 かると法外 な料金 を請求 するような業者 は、商店 や飲食 店 に限 らず、弁護士 や葬儀 社 等 、多岐 にわたりますので、十分 な注意 が必要 です。
ただし、近年 フィリピンの物価 ・人件 費 等 は上昇 傾向 にあり、高額 だからと言 って「ぼったくり」とは限 りません。事前 によく確認 するとともに、見積 書 や請求 書 、領収 書 等 で内訳 を確認 し、感情 的 にならず、不明 な点 があれば細 かく店員 に尋 ねるなど、冷静 な判断 、対応 に努 めることも必要 です。
4 テロ・誘拐 情勢
テロ・誘拐 情勢 (https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcterror_013.html )をご確認 ください。
5安全 の手引 き
在 フィリピン日本国 大使館 が作成 した「安全 の手引 き」(https://www.ph.emb-japan.go.jp/files/100336435.pdf )をご参照 ください。査証 、出入国 審査 等 手続 や規則 等 は、事前 の通告 なく変更 されることがありますので、最新 の情報 については、駐 日 フィリピン大使館 、大阪 ・名古屋 各 総領事館 (https://tokyo.philembassy.net/ja/consular-section/consular-missions/ )またはフィリピン入国 管理 局 (https://immigration.gov.ph/contacts/ )等 にお問 い合 わせください。
1査証 (ビザ)
(1)観光 及 び商用 目的 等 の短期 滞在 者
ア観光 や商用 目的 等 で、かつ30日間 以内 (日数 は到着 日 から起算 )の滞在 であれば、事前 の査証 取得 は必要 なく、フィリピン入国 時 に30日間 有効 の滞在 許可 が付与 されます。ただし、入国 審査 にあたって、有効 なパスポート(注 )に加 え、eTravelへの登録 や30日 以内 にフィリピンを出国 することが確認 できる航空 券 が必要 です。
(注 )フィリピン入国 やフィリピン行 きフライト搭乗 に際 し、パスポートの残存 有効 期間 が6か月 未満 のため、入国 拒否 や搭乗 拒否 に遭 う事例 が発生 しております。日本 を含 む特定 国 のパスポートは、残存 有効 期間 が6か月 未満 であってもフィリピン入国 可 との情報 も一部 見受 けられますが、上記 次第 から、フィリピン滞在 予定 期間 に6か月 を加 えた残存 有効 期間 のパスポートをご用意 いただくことを強 く推奨 します。
(参考 )eTravel登録 ページ:https://etravel.gov.ph/
イ 30日間 を超 える予定 の場合 は、入国 前 に必要 な査証 を取得 するか、在留 許可 期限 が切 れる前 に、フィリピン入国 管理 局 で在留 許可 期限 を29日間 まで延長 (合計 で59日間 の滞在 )することが認 められています(ただし入国 時 には30日 以内 に出国 する航空 券 の提示 が必要 です)。さらに「外国 人 登録 証 (ACR-I Card)」(本章 4(1)参照 )を取得 すれば最長 36か月 (入国 日 から起算 )の滞在 が可能 です。
なお、これらの手続 にあたってフィリピン入国 管理 局 が発行 した領収 書 は大切 に保管 してください。
(2)留学生
学位 や単位 取得 を目的 とした留学 には学生 ビザが、短期 語学 留学 等 を目的 とする滞在 では、入国 管理 局 が発行 する「特別 留学 許可 (SSP:Special Study Permit)」が必要 となります。受 け入 れ先 の学校 とも相談 の上 、確実 に取得 するようにしてください。
(3)配偶 者 がフィリピン人 の方 (バリクバヤン・プログラム)
フィリピン国籍 者 と共 に入国 する日本人 配偶 者 は、入国 時 に最大 1年間 の無 査証 滞在 許可 を与 えられます。ただし、この措置 は1回 の入国 につき1回 限 りで、引 き続 き滞在 する場合 は、「短期 渡航 者 ビザ(9A、当初 の1年 無 査証 滞在 期間 を含 め最大 36か月 まで更新 可 )」に切 り替 えるか、もしくは「ノンクオータ移民 ビザ(13A、いわゆる結婚 永住 ビザ)」を申請 する必要 があります。どちらも当初 の滞在 許可 期限 の2か月 前 までに手続 を行 う必要 があります。
2入国 審査 等
(1)入国 審査 にあたっての留意 点
入国 審査 官 は、入国 目的 や滞在 期間 などの回答 だけでなく、渡航 者 の態度 や挙動 等 も同時 に審査 しています。入国 審査 には時間 がかかることも多 く、順調 に進 まないと不満 を覚 えるかもしれませんが、順番 待 ちの時間 も含 めて不審 を抱 かれるような行動 をとった場合 には、たとえ査証 やその他 書類 が揃 っていても、審査 官 の裁量 で入国 を拒否 される場合 がありますので、十分 注意 してください。
また、態度 に示 したり、大声 を上 げたり、係員 に詰 め寄 ったりすると、入国 拒否 や身柄 を拘束 されたりするおそれがあるため、慎重 に行動 することが肝要 です。
(2)ブラックリスト照合
入国 拒否 対象 者 等 リスト被 搭載 者 や不良 外国 人 と同一 の氏名 であることにより入国 を拒否 されそうになる例 もあります。このような問題 が発生 した場合 、入国 後 速 やかに「非 同 一人 性 証明 書 (Certificate of Not the Same Person)」を取得 するようおすすめします。詳細 はフィリピン入国 管理 局 (https://immigration.gov.ph/contacts/ )にお問 い合 わせください。
(3)子供 (15歳 未満 )の入国
駐 日 フィリピン大使館 によれば、外国 籍 (フィリピン人 以外 )の15歳 未満 の未成年 者 が単独 または親 (離婚 している場合 は親権 者 )の付 き添 い無 しにフィリピンへ渡航 する場合 、在日 フィリピン大使館 または総領事館 に対 し、父母 または親権 者 が事前 に「扶養 ・保証 の同意 宣誓 供述 書 (Affidavit of Support and Guarantee with Consent)」を申請 し、その認証 を受 けた上 で、入国 時 に入国 管理 局 から確認 書 (WEG:Waiver of Exclusion Ground)の発給 を受 ける必要 があるとのことです。詳細 は渡航 前 に駐 日 フィリピン大使館 または総領事館 、搭乗 予定 の航空 会社 等 に確認 してください。
駐 日 フィリピン大使館 案内 :https://tokyo.philembassy.net/ja/consular-section/services/notarial-services/waiver-of-exclusion-ground-weg/
3通関
(1)持込 禁制 品 および規制 品
ア持込 み禁制 品
麻薬 等 違法 薬物 類 、銃砲 刀剣 類 (部品 や材料 を含 む)、爆発 物 (部品 や材料 を含 む)、わいせつ物 (雑誌 、ビデオ、写真 等 )、賭博 用品 類 、象牙 または象牙 製品 、商標 権 や著作 権 等 を侵害 する物品 等
イ持込 み規制 品 動物 、肉類 、果実 および植物 、海 ・水産物 、薬品 類 、トランシーバー等
(2)税関 検査 等
ア税関 検査
税関 申告 は正確 に行 ってください。実際 に開 披検査 が行 われることは多 くありませんが、フィリピンの関税 法 では外国 人 の荷物 は税関 検査官 の判断 により課税 対象 となるか否 かが決 められ、一旦 検査 を受 けると、高価 そうなものは全 てレシートの提示 を求 められ、提示 できなければフィリピンの関税 定率 に基 づいて税金 が徴収 されます。
特 に下記 のような物品 は、没収 されたり課税 されたりする可能 性 がありますので注意 してください。
(ア)違法 性 が疑 われる物品 や多額 の現金
(イ)滞在 日数 に見合 わないほど大量 な医薬品 や化粧 品等
(ウ)制限 を超 えた量 の酒類 、たばこ
(エ)高価 に見 える腕時計 、貴金属 類
(オ)スマートフォンやパソコン等 の電子 機器 類 (複数個 保有 や未 使用 品 の場合 )
イ関税 納付
持 ち込 もうとする品物 が課税 対象 であると判断 された場合 は、定 められた関税 を現金 (フィリピンペソ)で支払 う、または、(当該 品物 を必 ず第三国 に持 ち帰 ることを前提 として)保証 金 ※を現金 (フィリピンペソ)で支払 う(フィリピン出国 時 に返金 されます)、これらいずれかの方法 により、当該 品物 を没収 されることなく、フィリピン国内 に持込 むことができます。
なお、課税 額 は、持 ち込 もうとする品物 の元々 の金額 に応 じて定 められていますので、係官 に商品 のレシートを提示 する必要 があり、仮 にレシートを提示 できない場合 には、税関 係官 により課税 額 が決定 されます。販売 目的 と見 なされるもの(新品 の通信 機器 、電化 製品 、化粧 品等 の大量 持込 み等 )は、すべて課税 の対象 となることがありますので注意 してください。
(※)保証 金 (Cash Bond)は、係官 によって定 められた課税 額 に50%を加 えた額 となります。
(3)外貨 の持込 み・持出 し
出入国 に際 し、1万 米 ドル相当 額 以上 の外貨 (現金 、小切手 、有価 証券 等 および貴金属 類 を含 む)を持 ち込 む、または持 ち出 す際 には、申告 する必要 があります(申告 せずに持 ち込 み、摘発 ・押収 される例 も発生 しています。また、現地 通貨 (ペソ)は、5万 ペソ以上 の持出 し・持込 みが禁止 されています。
多額 の外貨 等 を持 ち込 む場合 には、あらかじめ日本 の税関 当局 に対 して「支払 手段 等 の携帯 輸出 ・輸入 申告 書 」を申告 するとともに、フィリピン到着 時 の「税関 申告 書 (CUSTOMS DECLARATION)」の該当 箇所 にチェックを入 れ、税関 当局 から「外貨 等 持込 申告 書 (Foreign Currency and Other Foreign Exchange-Denominated Bearer Monetary Instruments Declaration Form)」を入手 して記入 ・提出 してください。詳細 につきましては、各 税関 当局 に直接 お問 い合 わせください。
4入国 時 の留意 点
(1)荷物 受 け取 り
ターンテーブルで自分 の荷物 を探 している間 、カートに乗 せる間 、または車 に積 み込 む際 等 に荷物 を奪 われる事件 が発生 しています。現金 、貴重 品等 が入 ったバッグを無造作 にカートや地面 に置 かないでください。
(2)両替
空港 、銀行 、ホテル、街 中 の両替 商 で可能 です。また、出国 時 に余 ったペソ貨は空港 で外貨 に両替 できますが、外貨 をペソ貨に交換 したときの領収 書 の提示 を求 められることがありますので、領収 書 は大切 に保管 してください。
空港 での両替 時 もひったくり等 に狙 われる場合 がありますので、両替 は少額 にとどめることをおすすめします。
(3)空港 からの移動
夜間 は車両 強盗 等 の犯罪 に遭遇 する危険 性 が高 くなりますので、夜間 到着 便 の利用 はできるだけ避 けるとともに、夜間 に到着 する場合 には、あらかじめ出迎 えを手配 するなど必要 な準備 をしてください。
ア出迎 えがある場合
現地 の関係 者 や宿泊 施設 等 から事前 に情報 を入手 し、出迎 え者 や出迎 え車両 に間違 いないかを確認 してください。自分 の氏名 や組織 を記載 したボードを掲 げている人物 がいても、中 には他 の出迎 え者 のボードにある名前 を写 し取 って、自 車 に誘導 しようとする犯罪 者 もいますので、直 ちに信用 せず、所属 や関係 者 の情報 等 を確認 し、不審 に思 ったら関係 者 や宿泊 施設 等 に連絡 して確認 してください。
イ出迎 えがない場合
タクシーを利用 せざるを得 ない場合 には、各 ターミナル到着 ロビー内 にあるタクシー会社 の受付 カウンター(Counter Dispatched Booth)に行 き先 を告 げ、手配 を依頼 してください。流 しのタクシーや客引 き(建物 の出口 付近 でむやみに話 しかけてくる(タクシーをすすめる)者 など)には十分 に警戒 し、これらのタクシーは絶対 に利用 しないでください。
タクシー乗 り場 からタクシーを利用 する際 には、タクシーの側面 および内部 に記載 されている会社 名 、プレート番号 、連絡 先 番号 を控 えるとともに、タクシーに乗車 していることを家族 、職場 の同僚 、知人 等 にメール、LINE等 で伝 えておくことも一案 です。
5出国 時 の留意 点
(1)出国 前 の準備
ア出国 許可 証 (ECC:Exit Clearance Certificate)」の取得
「外国 人 登録 証 (ACR-I Card)」所持 者 がフィリピンに6か月 以上 滞在 した後 に出国 する場合 は、あらかじめフィリピン入国 管理 局 より「出国 許可 証 (ECC:Exit Clearance Certificate)」を取得 する必要 があります(領収 書 は要 保管 )。
イ出国 許可 証 (ECC:Exit Clearance Certificate)」の取得 免除
フィリピン退職 者 庁 (PRA)が発行 する「退職 者 用 特別 在留 ビザ(SRRV査証 (=PRAビザ))」、フィリピン投資 委員 会 (BOI)が発行 する「投資 家 用 特別 在留 ビザ(SIRV査証 (=投資 家 用 特別 居住 ビザ))」、また、フィリピン経済 区 庁 (PEZA)が発行 する「47(A)(2)査証 ビザ(PEZA登録 企業 関係 者 等 用 ビザ)」保有 者 はECCの取得 を免除 されていますが、詳 しくはフィリピン入国 管理 局 等 へお問 い合 わせください。
ウ査証 カテゴリーのダウングレード
9Dや9Gなどの労働 ビザ、または9Fの学生 ビザ等 を取得 して滞在 している方 が、当地 での勤務 ・留学 を終 えて帰国 する場合 、(a)「外国 人 登録 証 (ACR-I Card)」を入国 管理 局 へ返却 し、(b)査証 カテゴリーのダウングレード(例 えば9D労働 ビザから9A観光 ビザへ変更 )手続 を行 ってから、(c)「出国 許可 証 (ECC)」を取得 する必要 があります。この手続 をすべて終 えるのに通常 2か月 程度 を要 しますので、十分 余裕 をもって手続 を開始 してください。詳 しくはフィリピン入国 管理 局 にお問 い合 わせください。
(2)係争 案件 を抱 えている場合
フィリピン国内 で係争 中 の裁判 を抱 えている場合 など、係争 の相手 側 から出国 差 し止 め命令 (Hold Departure Order)が請求 されている場合 、航空 会社 のチェックインはできても、出国 が認 められない場合 があります。
(3)未成年 者 の出国
12歳 未満 の外国 籍 (フィリピン人 以外 )の子供 の出国 には原則 として保護 者 の同伴 が必要 です。また、フィリピン人 の未成年 者 (18歳 未満 )の単独 出国 については、社会 福祉 開発 省 (DSWD)の規定 により、あらかじめ「渡航 許可 証 (Travel Clearance)」を取得 する必要 があります。詳 しくは次 のDSWDホームページをご参照 ください。
https://www.dswd.gov.ph/travel-clearance-for-minors/
なお、フィリピンでは親 であっても、未成年 の子 をもう一方 の親 の同意 なく勝手 に同伴 して引 き離 したり、子 に対 し一方 の親 を放棄 するよう教唆 したなどと訴 えられた場合 、いわゆる略取 ・誘拐 罪 の容疑 で逮捕 または指名 手配 される可能 性 がありますのでご注意 ください。
(4)ハーグ条約
フィリピンは、国境 を越 えて不法 に連 れ去 られた子 の返還 の仕組 み等 を定 める「国際 的 な子 の奪取 の民事 上 の側面 に関 する条約 (ハーグ条約 )」の締約 国 です。一方 の親 の監護 権 を侵害 する形 で子 どもを常居所 地 国 であるハーグ条約 締約 国 から他 のハーグ条約 締約 国 へ連 れ去 りまたは留置 した場合 は、原則 的 に子 が元 の常居所 地 国 に返還 されることとなります。ハーグ条約 についての詳細 はこちらのページをご覧 ください。
(参考 )ハーグ条約 (国際 的 な子 の奪取 の民事 上 の側面 に関 する条約 )
https://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/hague/index.html
(5)空港 施設 使用 料 等
空港 施設 使用 料 ※は、航空 券 購入 時 に徴収 されるようになっています。ただし、一部 の航空 会社 や旅行 代理 店 では空港 使用 料 を徴収 していないケースもあるため、地方 空港 を利用 する場合 も含 め、航空 券 購入 時 に確認 しておくことをおすすめします。発券 時 に空港 使用 料 が含 まれていない場合 、出発 空港 で支払 う必要 があります。
※参考 :国際線 はマニラ550ペソ、セブ935ペソ、ダバオ750ペソ。国内線 はマニラ550ペソ、セブ350ペソ、ダバオ200ペソ。
また、フィリピンに1年 以上 滞在 した場合 、旅行 税 (Travel Tax:エコノミークラスおよびビジネスクラス利用 者 は 1,620ペソ)の支払 も必要 となります。
(参考 )http://tieza.gov.ph/travel-tax/
(6)荷物 検査 等
ア機内 預 け荷物 は貴重 品 が入 っていなくても必 ず施錠 してください。
イ機内 持込 み手荷物 のX線 検査 場 では、手荷物 から貴重 品等 が抜 かれたり、逆 に持込 みが禁止 されている物品 を紛 れ込 ませたりする恐 れがありますので、手荷物 が確実 にX線 探知 機 に入 ったことを確認 してから素早 く金属 探知 のゲートをくぐり、可能 な限 り手荷物 から目 を離 さないようにしてください。
また、手回 り品 または土産物 のレシートを求 められ、提示 できないと「罰金 」を支払 うよう命 じられる例 もありますが、決 して感情 的 にならず、責任 者 を呼 んでもらい、詳 しく話 を聞 くなど、冷静 に対応 してください。
(7)外貨 の持出 し
入国 時 と同様 、1万 米 ドル相当 額 以上 の外貨 の持出 しには申告 が必要 です。ペソ貨の場合 も5万 ペソ以上 の持 ち出 しに制限 がありますので、それぞれ十分 ご注意 ください。滞在 時 の留意 事項 1
在留 届
フィリピンに3か月 以上 滞在 する方 は、緊急 時 の連絡 等 に必要 ですので、オンラインによる在留 届 電子 届出 システム(https://www.ezairyu.mofa.go.jp/RRnet/index.html )を通 じて、在 フィリピン日本国 大使館 またはフィリピン国内 の各 日本国 総領事館 (在 セブ日本国 総領事館 、在 ダバオ日本国 総領事館 )に「在留 届 」を提出 してください。日本 から転居 する場合 には、住所 が決 まっていなくても、日本 出発 の3か月 前 からオンライン提出 が可能 です。この他 、住所 その他 届出 事項 に変更 が生 じたときは「変更 届 」を、日本 への帰国 や他国 に転居 する際 には「帰国 ・転出 届 」を、在留 届 電子 届出 システムを通 じて必 ず提出 してください。
2 「たびレジ」
在留 届 の提出 義務 のない3か月 未満 の短期 渡航 者 の方 (海外 旅行 者 ・出張 者 を含 む)は、「たびレジ」への登録 をお願 いします(https://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/index.html )。「たびレジ」は、滞在 先 の最新 の安全 情報 などを日本語 のメールで受 け取 れる外務省 のサービスです。登録 した情報 は、事件 や事故 、自然 災害 等 が発生 し、在外 公館 が安否 確認 を行 う際 にも利用 されます。安全 情報 の受取 先 として、家族 ・同僚 等 のメールアドレスも追加 登録 できますので、併 せてご活用 ください。
災害 や騒乱 等 が発生 した際 、ご家族 、ご友人 、同僚 を守 るため、一人 でも多 くの方 に安全 対策 に関 する情報 が届 くよう、在留 届 の届出 、またはたびレジの登録 を、お知 り合 いの方 や出張 者 ・旅行 者 にご案内 いただけますようお願 いいたします。
3滞在 許可 証 ・身分 証 などの取得 ・更新
(1)滞在 許可
外国 人 には通常 、それぞれの目的 に応 じ滞在 許可 期限 が付与 されます。延長 手続 をとらずに期限 を過 ぎて滞在 し続 けた場合 は拘留 、処罰 される場合 があります。不法 滞在 者 とならないよう、滞在 許可 期限 には十分 ご注意 の上 、計画 的 な滞在 を心 がけてください。
(2)外国 人 登録
ア 14才 以上 のすべての外国 人 は、フィリピンに到着 した日 から30日 以内 (14歳 未満 の子供 は14才 の誕生 日 前 の15日 以内 )に、フィリピン入国 管理 局 またはその出先 機関 において外国 人 登録 を行 う必要 があります。ただし、観光 や商談 等 商用 目的 等 で短期 滞在 (59日 以内 )する場合 、バリクバヤン・プログラムによる最大 1年間 の無 査証 滞在 許可 を利用 する場合 、または、ビザの種類 に応 じた特別 な身分 証 が発給 される場合 (以下 (3)参照 )は外国 人 登録 の必要 はありません。なお、記載 事項 に変更 が生 じた場合 は直 ちに申告 する必要 があります(特 に住所 変更 は変更 の24時 間 前 までに申告 )。
イ また「外国 人 登録 証 (ACR-I Card)」所持 者 は、毎年 、年初 から60日 以内 にフィリピン入国 管理 局 に出頭 し、「年次 報告 (Annual Report)」を提出 する義務 があります。手数料 は310ペソです(2023年 11月 現在 )。
(参考 )https://immigration.gov.ph/annual-report-a-r
(3)特別 なビザの種類 に応 じた身分 証 (ID)
下記 特別 ビザ保持 者 は、各 機関 が独自 のIDを発行 しているので、各 機関 へそれぞれお問 い合 わせください。これらのID所持 者 は年次 報告 (Annual Report)を免除 されています。詳 しくはフィリピン入国 管理 局 へお問 い合 わせください。
ア退職 者 用 特別 在留 ビザ(SRRV(=PRAビザ)):フィリピン退職 者 庁 (PRA)
イ投資 家 用 特別 在留 ビザ(SIRV):フィリピン投資 委員 会 (BOI)
ウ 47(A)(2)ビザ(PEZA登録 企業 関係 者 用 ビザ):フィリピン経済 区 庁 (PEZA)
4就労 許可
外国 人 の就労 には、フィリピン労働 雇用 省 (DOLE)発行 の「就労 許可 (AEP)」を取得 した上 で、必要 な労働 ビザを申請 ・取得 する必要 があります。「就労 許可 (AEP)」は1年間 有効 ですので、延長 を希望 する場合 は、期限 が切 れる15日 前 までに申請 を行 ってください。不法 就労 は厳 しい取 り締 まりの対象 となりますので十分 留意 してください。
5旅券 (パスポート)や外国 人 登録 証 、ID等 の携行
携行 義務 は法令 で規定 されていませんが、外国 人 は警察官 や入国 管理 局 から提示 を求 められた場合 、有効 なパスポートと査証 を提示 する必要 があります。紛失 防止 のために宿舎 等 に保管 していたり、査証 の更新 手続 中 で手元 になかったりする場合 は、少 なくとも身分 事項 欄 と査証 欄 のページのコピーに加 え、その他 の外国 人 登録 証 等身 分 を証明 できるものを提示 できるようにしてください。
6各種 取 り締 まり法規 等
フィリピンに限 らず、外国 では、日本 では罪 にならないことで処罰 されたり、日本 よりも重 い刑罰 が科 されたりすることがありますので、注意 してください。
(1)写真 ・ビデオ撮影 等 の禁止
空港 や鉄道 、軍 ・警察 等 の政府 関連 施設 、各種 立入禁止 区域 およびその周辺 地域 での撮影 は禁止 と考 え、撮影 する場合 は事前 に当局 者 や係員 に確認 し許可 を得 るなど、慎重 な行動 を心 がけてください。
(2)麻薬 等 違法 薬物
現在 フィリピンでは、国 を挙 げて覚醒剤 などの違法 薬物 対策 に取 り組 んでおり、これまで以上 に薬物 犯罪 の取 り締 まりが強化 されています。外国 人 も例外 ではありません。
興味 を示 さないことは当然 ですが、繁華 街 の路地 裏 など麻薬 ・薬物 犯罪 の温床 となるような場所 には近 づかない、見知 らぬ人物 から不審 なもの(タバコ、高級 茶 葉 と称 される例 が多 い)を購入 しない、預 からないなど、違法 薬物 に関 わらないよう細心 の注意 を払 ってください。次 の点 にも留意 してください。
ア警察 によるおとり捜査 も実施 されており、興味 を示 した観光 客 等 が、密売 人 と思 しき人物 から何 らかの薬物 を見 せられ、これを手 にした時点 で現行 犯 逮捕 されることもある。「ただ、実物 を見 てみたかっただけなのに…」等 のい訳 は通用 しないので留意 する。
イ自分 では気付 かないうちに「運 び屋 」として利用 される可能 性 もあるので、出国 の際 、見知 らぬ人物 または知 り合 ったばかりの人物 から、「○○氏 へおみやげを持 って行 って欲 しい。」などの依頼 を受 けた場合 は、毅然 とした態度 で断 る。さらに、知 らない間 に手荷物 に薬物 等 を入 れられてしまうこともあるので、空港 などでは手荷物 の管理 を徹底 することが肝要 です。
(3)賭博 行為
フィリピンでは、フィリピン娯楽 賭博 公社 (PAGCOR)が運営 する施設 や公営 競馬 、公営 闘鶏 などを除 き、賭博 は禁止 されています。私的 賭博 行為 は処罰 の対象 となり、違法 賭博 の取締 りに関 する大統領 令 により、違法 賭博 に関 する情報 提供 者 には報償 金 が与 えられるようです。
違法 賭博 に関与 した外国 人 は、身柄 を拘束 されるだけでなく、保釈 されたとしても、その後 の公判 期間 中 は出国 を停止 され、有罪 となれば、禁固刑 を科 されたり国外 退去 となったりする例 もあります。私的 賭博 に関 わらないよう十 分 注意 してください。
(4)売買春
売買春 はフィリピン刑法 においても厳 しい量刑 が定 められており、特 に未成年 者 に対 するわいせつ行為 や売買春 の勧誘 や強要 を行 った場合 、最高 で終身 刑 等 が科 されることもあります。
フィリピンでは、売買春 に絡 む恐喝 、美人局 (つつもたせ)や詐欺 まがいの手口 に巻 き込 まれる外国 人 旅行 者 が少 なくありませんが、多 くの場合 、旅行 者 側 に遵法 意識 が欠 けていることが原因 となっています。誘 いに乗 ることのないようくれぐれも留意 してください。
(5)喫煙 ・飲酒 場所
フィリピンでは、全土 において指定 された場所 以外 での喫煙 (電子 たばこ含 む)・飲酒 を禁 じる大統領 令 が施行 されており、警察官 や自治体 の係員 等 が厳格 な取締 りを行 っています。歩行 喫煙 ・飲酒 や吸 い殻 のポイ捨 て等 を見 とがめられると、通報 を受 け、初犯 でも罰金 が科 されます。常 にモラルある行動 を心 がけましょう。風俗 、習慣 、健康 等 1
風俗 、習慣
(1)暴力 的 な言動 は嫌悪 される
フィリピンでは、相手 が誰 であっても、公衆 の面前 で罵倒 し、恥 をかかせる行為 はタブーとされています。たとえ自分 の家族 に対 する暴力 的 な言動 であっても、周囲 からいやがられます。従業 員 を他 の従業 員 の面前 で叱責 したために暴行 ・脅迫 を受 けた例 や、自分 の配偶 者 や子 への叱責 を他人 から訴 えられ、警察 に逮捕 された例 もあります。
フィリピン人 のプライドの高 さを理解 し、良好 な関係 の構築 に努 め、他人 だけでなく知人 、家族 等 に対 しても、絶対 に暴力 的 な言動 をとらず、諍 いや争 いを避 け、たとえ相手 に非 があっても恨 まれないように行動 することが肝要 です。金銭 トラブルや男女 問題 等 には特 に注意 してください。
(2)個人 情報 保護 に関 する意識 の乏 しさを認識 する
フィリピンでは、個人 情報 保護 に関 する法律 は2012年 に制定 、2017年 に施行 されていますが、その意識 は希薄 です。たとえば婚姻 許可 申請 者 の氏名 ・住所 等 が市役所 に一定 期間 掲示 されたり、滞在 許可 申請 者 の情報 が入国 管理 局 のホームページに掲載 されたりすることは一般 的 で、何 らかの事件 ・事故 に巻 き込 まれた場合 、警察 等 当局 が当事 者 ・被害 者 の氏名 等 を一方 的 に公表 することもあります。
日本 とは個人 情報 の取 り扱 いがまったく異 なることをあらかじめ十分 理解 する必要 があります。
2健康
(1)気候 と健康
フィリピンは熱帯 性 モンスーン気候 であり、年間 を通 して高温 ・多湿 です。都市 部 では、大気 汚染 や室内 の強 い冷房 等 により、呼吸 器 感染 症 (上気 道 炎 (いわゆる風邪 )、咽頭 炎 、気管支炎 等 )を繰 り返 す例 もみられます。
日頃 から十分 な休養 と睡眠 を取 ることが大切 です。無理 のない日程 を立 て、体調 が優 れないと感 じたときは、身体 に負担 のかかる行動 を控 える等 、日頃 から心身 の健康 ・体調 管理 を心 がけてください。
(2)衛生
水道 水 は、水道 管 や貯水 タンクの汚 れ、汚物 の混入 等 により、大腸菌 等 に汚染 されている可能 性 がありますので、飲用 ・製氷 には市販 のミネラル・ウォーターの利用 をおすすめします。
食品 はよく加熱 し、調理 後 早 めに食 べるよう、また、生 野菜 や刺身 等 は衛生 状態 に信頼 のおける店 以外 では食 べないよう心 がけてください。なお、市中 の高級 レストランでの飲食 は概 ね問題 はありませんが、大衆 食堂 や屋台 等 では食材 や食器 類 等 の衛生 管理 が不十分 なため、食中毒 にかかる可能 性 が高 く、注意 が必要 です。
(3)感染 症
ア経口 感染 症 (食中毒 )
全土 で季 節 に関係 なく発生 しています。特 に、腸 チフス、細菌 性 およびアメーバ赤痢 、A型 肝炎 等 が広範 に発生 していますので、飲料 水 や食品 (特 に生 野菜 ・果物 類 、魚介類 等 )の管理 ・調理 ・摂取 には、十分 な注意 が必要 です。下痢 が2~3日 で止 まらない場合 には検査 ・治療 が必要 ですので、医療 機関 の受診 をおすすめします。なお、フィリピンでは公衆 トイレの衛生 状態 が悪 く、一般 的 にトイレ後 の手洗 い等 はあまり習慣 化 されていませんので、市販 の消毒 用 ハンドジェルなどを常 に携行 することをおすすめします。
イデング熱
デング熱 は、年間 を通 じてフィリピン全土 で発生 しています。デング熱 は病原 ウイルスを持 ったネッタイシマカ、またはヒトスジシマカ等 に刺 されることによって感染 し、蚊 に刺 されないことが予防 策 となります。長袖 ・長 ズボンなどの着用 により肌 の露出 を少 なくし、昆虫 忌避 剤 (虫除 けスプレー等 )を使用 する等 十分 な防虫 対策 を行 うことが肝心 です。感染 すると、通常 は激 しい頭痛 、眼球 深部 の痛 み、関節 痛 や筋肉 痛 、発疹 等 が現 れ、発熱 が5日間 ほど続 きます。重症 化 すると、まれに死亡 率 が高 いデング出血 熱 やデングショック症候群 を発症 することもありますので、感染 が疑 われる場合 は、速 やかに医療 機関 で受診 するようにしてください。
(参考 )感染 症 広域 情報 :アジア・大洋 州 におけるデング熱 の流行 https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcwideareaspecificinfo_2017C013.html
ウ マラリア
パラワン島 、カガヤン峡谷 、ミンドロ島 、スールー諸島 およびミンダナオ島 の一部 の地域 において感染 例 が認 められています。デング熱 同様 、蚊 に刺 されないことで予防 できますので十分 な防虫 対策 を行 ってください。これらの地域 (特 にパラワン島 )に2週間 以上 滞在 する場合 は、抗 マラリア薬 の予防 内服 が有効 とされますので、事前 に専門医 に相談 してください。
エ住 血 吸虫症
住 血 吸虫の幼虫 が含 まれる水 に触 れることによって感染 します。国土 の10分 の1が流行 地域 と言 われており、池 、湖沼 、河川 等 淡水 での作業 ・水遊 び等 は住 血 吸虫症 感染 の危険 があります。小川 、水田 、道路 の側溝 等 で作業 等 を行 う必要 がある場合 は、長靴 や防水 服 を着用 する等 、十分 な防水 (防虫 )対策 を講 じるようにしてください。また、水遊 びや遊泳 は、海 または適切 に塩素 が加 えられたプールの利用 をおすすめします。
オ ジカウイルス感染 症
ジカウイルスを持 ったネッタイシマカやヒトスジシマカに刺 されることで感染 するほか、母胎 から胎児 への感染 、輸血 や性 交渉 による感染 リスクも指摘 されています。感染 しても無 症状 (不 顕 性 感染 )や軽症 で感染 に気 づきにくいこともありますが、妊娠 中 に感染 すると胎児 に小頭 症 等 の先天 性 障害 を来 すおそれが指摘 されていることから、妊娠 中 または妊娠 が見込 まれる方 は、流行 地域 への渡航 を可能 な限 り控 えるなど、十分 な注意 が必要 です。
(参考 )感染 症 広域 情報 :ジカウイルス感染 症 に関 する注意 喚起
https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcwideareaspecificinfo_2018C043.html
カ ポリオ
フィリピンでは1993年 に最後 の野生 ポリオウイルス患者 が報告 され、2019年 9月 以降 はポリオウイルス2型 (cVDPV2)の発生 が報告 されています。世界 保健 機関 (WHO)は、フィリピンを含 むポリオ発生 地域 に渡航 する前 に予防 接種 (追加 接種 を含 む)を受 けるよう呼 びかけていますので、専門医 に相談 してください。
(参考 )広域 情報 :ポリオの発生 状 況
https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcwideareaspecificinfo_2023C045.html
キ HIV感染 ・エイズ、性 感染 症
フィリピンでは1984年 以来 11万 人 以上 の感染 者 が報告 されています。近年 、フィリピンではHIV感染 者 数 が増加 傾向 にあり、保健 省 は、毎日 およそ49人 (2013年 は13人 程度 )の新規 感染 者 が報告 されているとして、公衆 衛生 上 の危機 と表明 しています。正 しい知識 を持 つとともに、節度 ある行動 を心 がけてください。
(4)新型 コロナウイルス関連 情報
2020年 3月 以降 、フィリピンでも猛威 を振 るっていたCOVID-19は、2023年 12月 現在 、新規 感染 者 、死者 数 は社会 的 に大 きな問題 とはなっておらず、ほぼ従来 通 りの生活 に戻 っています。一方 で入国 時 にPhilippines Travel Information System (eTravel)の入力 ・提示 が求 められるなど、多少 の影響 は残 っているため、常 に最新 の情報 を得 る必要 があります。
また、現在 フィリピンでは新型 コロナウイルスに関連 した行動 規制 はありませんが、発熱 などの体調 不良 時 には宿舎 で静養 する、病院 に行 くなど、ご自身 の健康 に配慮 した無理 のない行動 を心 がけてください。
なお、新型 コロナウイルス感染 症 に限 らず、様々 な感染 症 の予防 には、手洗 い、うがいや換気 といった基本 的 な対策 が有効 ですので、ご留意 ください。
(5)医療 事情
「世界 の医療 事情 」(https://www.mofa.go.jp/mofaj/toko/medi/asia/phili.html )においてフィリピン国内 の衛生 ・医療 事情 や現地 医療 機関 の情報 を案内 していますので、渡航 前 には必 ずご覧 ください。
(6)海外 旅行 保険 への加入
海外 旅行 保険 に加入 していなかったために、病気 やケガに伴 う治療 や緊急 移送 などで多額 の出費 を余儀 なくされたケースが少 なくありません。
旅行 ・滞在 中 の予期 せぬトラブルに備 え、十分 な補償 内容 の海外 旅行 保険 に加入 することをおすすめします。詳 しくは海外 旅行 保険 加入 のおすすめ(https://www.anzen.mofa.go.jp/c_info/hoken.html )をご確認 ください。
3自然 災害
フィリピンでは、台風 、地震 、火山 活動 等 による自然 災害 の発生 が少 なくありません。直接 の被害 だけでなく、航空機 や船 などの交通 機関 がストップしたり、また電話 やインターネットが不通 になったりするなど、外部 との連絡 が寸断 され、物資 の供給 が十分 に及 ばなくなることもあります。
(1)台風
フィリピンには毎年 台風 が上陸 し、全土 が被害 を受 けています。
2013年 11月に観測 史上 最大 級 の猛烈 な台風 30号 (フィリピン名 :ヨランダ)が東部 ビサヤ地方 に上陸 し、死者 ・行方 不明 者 約 8千 人 、負傷 者 約 2万 9千 人 を出 すなど甚大 な被害 をもたらしました。また、2021年 12月に台風 22号 (フィリピン名 :オデット)が横断 し、直撃 したセブやビサヤ地域 をはじめミンダナオ北部 に甚大 な被害 (死者 407名 )をもたらしました。
台風 シーズンは8月 ~12月 頃 ですが、それ以外 に大雨 や集中 豪雨 により、道路 の冠水 、洪水 や土砂崩 れ等 の被害 が発生 することもあります。日本 やフィリピンの気象庁 等 関係 当局 から台風 の進路 を含 む最新 の情報 を入手 するよう努 めてください。
(2)地震
地震 はフィリピン国内 の広 い地域 で比較的 頻繁 に発生 しており、2013年 10月 にはビサヤ地域 ボホール島 を震源 とするマグニチュード7.2の地震 が発生 し、死者 ・行方 不明 者 230人 、負傷 者 約 1千 人 を出 すなど大 きな被害 をもたらしました。2023年 11月には、ミンダナオ地方 南東 部 でマグニチュード6.8の地震 が、2023年 12月にはミンダナオ地方 北東 部 で、津波 を伴 うマグニチュード7.4の地震 が発生 しています。
地震 発生 の際 には、まず頭部 を守 り、避難 路 を確保 し、一旦 揺 れが収 まったら火 の元 を確認 し、余震 ・本震 に備 えてください。また、直後 は津波 や、土砂崩 れの危険 があるため、そのおそれのある場所 や地域 から速 やかに安全 な場所 に避難 してください。
(3)火山 活動
マニラ首都 圏 から北西 約 100kmにあるピナトゥボ火山 が1991年 に20世紀 最大 級 と言 われる大 噴火 を起 こし(火砕流 等 により死者 数 百 名 )、2013~14年 にルソン島 南東 部 ・アルバイ州 にあるマヨン火山 が噴火 して延 べ6万 5千 人 以上 が避難 しました。2020年 1月 には、ルソン島 南部 バタンガス州 のタール山 で火山 活動 が活発 化 し噴火 したことから、当局 は警戒 レベル4(危険 な噴火 が差 し迫 った状態 )に引 き上 げ、山頂 から半径 14kmの立入 り禁止 に加 え、危険 地域 に居住 する20万 人 を超 える住民 を避難 させました。
2023年 12月 現在 の主 な火山 の噴火 警戒 レベルは次 のとおりです。
ア レベル2(中 程度 の火山 不安定 性 )
・マヨン火山 (ルソン島 南東 部 ・ビコル州 )
イ レベル1(低 レベルの火山 不安定 性 )
・タール火山 (ルソン島 南部 、バタンガス州 )
・カンラオン火山 (ビサヤ地方 ネグロス島 北部 ・西 ネグロス州 )
・ブルサン火山 (ルソン島 南東 部 ・ソルソゴン州 )
ウ レベル0(正常 )
・ピナトゥボ火山 (ルソン島 南部 ・パンパンガ州 、タルラック州 、サンバレス州 の境界 )
(参考 ) ○日本 気象庁 (台風 情報 ) ( https://www.jma.go.jp/bosai/map.html#4/22.873/131.502/&elem=root&typhoon=all&contents=typhoon )
○フィリピン国家 災害 リスク削減 管理 委員 会 (https://www.ndrrmc.gov.ph/ )
○フィリピン気象庁 (https://www.pagasa.dost.gov.ph/ )
○フィリピン火山 地震 研究所 (https://www.phivolcs.dost.gov.ph/ )緊急 時 の連絡 先 1
全国 (マニラ首都 圏 、セブ、ダバオ等 )共通
○警察 ・消防 ・救急 (National Emergency Hotline):911
○診療 救急 (フィリピン赤十字 ):143
2 マニラ首都 圏 (市外 局番 02:ただし※印 の番号 には不要 )
(1)警察 署
ア マニラ首都 圏 共通 :911※または117※(日本 の110番 、119番 に相当 )
イ マカティ市 :168※
ウ タギッグ市 (BGC) :8642-2060、8642-3582(Tel/Fax)
(2)病院 (一部 を除 き、24時 間 受付 可能 な救急 外来 を有 する)
ア マニラ市
・メディカル・センター・マニラ(Medical Center Manila):8523-8131~65(内線 2057または2058)、8522-3899
・マニラ・ドクターズ・ホスピタル(Manila Doctors Hospital):8558-0888、8558-0797、8558-0798
イ マカティ市
・マカティ・メディカル・センター(Makati Medical Center):8888-8999(ジャパニーズ・ヘルプ・デスク:8817-1289、0917-716-9007※)
・マニラ日本人 会 診療 所 (受付 時間 外 は対応 不可 ):8818-0880、0915-328-9257※
ウ タギッグ市 (BGC)
・セント・ルークス・メディカル・センター(St. Luke’s Medical Center):8789-7700(ジャパニーズ・ヘルプ・デスク:8817-1289、0917-592-5732※)
エ パサイ市
・サン・ファン・デ・ディオス・ホスピタル(San Juan De Dios Hospital):8831-9731~9736
オ ケソン市
・セント・ルークス・メディカル・センター(St. Luke's Medical Center):8723-0101
カ アラバン(モンテンルパ)
・アジアン・ホスピタル・メディカル・センター(Asian Hospital and Medical Center):8771-9000(ジャパニーズ・ヘルプ・デスク:8817-1289、0917-819-5461※)
(3)消防
ア マニラ地区 (指令 センター) :8527-3653 / 8527-3627
イ マカティ地区 :8818-5150 / 8816-2553 / 8844-3313
ウ タギッグ(BGC)地区 : 8837-0740 / 8837-4496
エ パサイ地区 :8844-2120 / 8843-6523
オ ケソン地区 :8924-1922 / 8330-2344
(4)フィリピン観光 省 (ツーリスト・インフォメーション・センター) :8459-5200 (loc.101、102)
3 セブ(市外 局番 032:ただし※印 の番号 には不要 )
(1)警察 署
ア セブ市 :166※
イ マンダウエ市 :420-3401
ウ ラプラプ市 :505-9356または495-5593
(2)救急 車 :161※(メトロ・セブ圏 全般 )
ア セブ市内 :233-9300、 0918-921-0000※
(3)消防 :160※(メトロ・セブ圏 全般 )
ア セブ市 :256-0541、256-0542
イ マンダウエ市 :344-4747
ウ ラプラプ市 :340-0252、342-8509
(4)病院
ア セブ市
・セブ・ドクターズ・ユニバーシティ・ホスピタル(Cebu Doctors University Hospital):255-5555(ジャパニーズ・ヘルプ・デスク : 02-8817-1289※、0917-571-7436※)
・チョンワ・ホスピタル: 255-8000
イ マンダウエ市
・チョンワ・ホスピタル・マンダウエ(Chong Hua Hospital Mandaue):233-8000(ジャパニーズ・ヘルプ・デスク:02-8817-1289※、0917-791-2177※)
・UCメディカル・センター(University of Cebu Medical Center):517-0888
・ホスピタル・マーヨ (The Hospital at Maayo):888-2662
ウ ラプラプ市
・マクタン・ドクターズ・ホスピタル(Mactan Doctors Hospital):239-7001~7010
・ARCホスピタル (Allegiant Regional Care Hospital):260-9189
4 ダバオ(市外 局番 082:ただし※印 の番号 には不要 )
(1)緊急 時 の連絡 先
ア警察 ・消防 ・救急 (National Emergency Hotline):911※
イ診療 救急 (フィリピン赤十字 ):227-6650
(2)病院
ア ダバオ市内
・ダバオ・ドクターズ・ホスピタル(Davao Doctors Hospital):222-8000
・サンペドロ・ホスピタル(San Pedro Hospital):222-6100~4
・メトロ・ダバオ・メディカル・アンド・リサーチ・センター(Metro Davao Medical and Research Center):287-7777
・ブロークンシャイア・ホスピタル(Brokenshire Memorial Hospital):305-3170、350-3525
・ダバオ・メディカル・スクール・ホスピタル (Davao Medical School Foundation Hospital):227-9330~2
・サザン・フィリピン・メディカル・センター(Southern Philippines Medical Center):227-2731問 い合 わせ先 (
外務省 )
住所 :東京 都 千代田 区 霞 が関 2-2-1
電話 :(代表 )03-3580-3311
○領事 サービスセンター(内線 )2902、2903
(外務 省内 関係 課 室 連絡 先 )
○領事 局 海外 邦人 安全 課 (テロ・誘拐 関連 を除 く)(内線 )5145
○領事 局 邦人 テロ対策 室 (テロ・誘拐 関連 )(内線 )5620
○領事 局 政策 課 (感染 症 関連 )(内線 )5367
○領事 局 ハーグ条約 室 (内線 )5042
○海外 安全 ホームページ
https://www.anzen.mofa.go.jp/ (PC版 ・スマートフォン版 )
http://www.anzen.mofa.go.jp/m/mbtop.html (モバイル版 )
(現地 公館 連絡 先 )
1在 フィリピン日本国 大使館 住所 :2627 Roxas Boulevard, Pasay City 1300 Metro Manila, Philippines電話 :02-8551-5710(代表 )、02-8834-7508(領事 班 直通 )、FAX:02-8551-5785(大使館 領事 班 専用 )
◎邦人 援護 ホットライン TEL:02-8551-5786 e-mail:ryoji@ma.mofa.go.jp
(※平日 の午前 8時 30分 -午後 5時 15分 。ただし、夜間 、週末 、祝祭日 等 の閉館 時間 も、日本人 の人命 に係 わる緊急 案件 に関 しては24時 間 対応 )
2在 セブ日本国 総領事館 (Consulate-General of Japan in Cebu)住所 :8th Floor, 2Quad Building, Cardinal Rosales Avenue, Cebu Business Park, Cebu City 6000 Philippines電話 :032-231-7321、032-231-7322(代表 )
(※平日 の午前 8時 30分 -午後 5時 15分 。ただし、夜間 、週末 、祝祭日 等 の閉館 時間 も、日本人 の人命 に係 わる緊急 案件 に関 しては24時 間 対応 )
3在 ダバオ日本国 総領事館 (Consulate-General of Japan in Davao)住所 :4th Floor, B.I. Zone Building, J.P. Laurel Avenue, Bajada, Davao City 8000, Philippines電話 :082-221-3100、082-221-3200(代表 )、FAX:082-221-2176
(※平日 の午前 8時 30分 -午後 5時 15分 。ただし、夜間 、週末 、祝祭日 等 の閉館 時間 も緊急 案件 に関 しては、大使館 と同様 に24時 間 対応 )
※