防衛ぼうえい、外交がいこう、スパイ活動かつどうの防止ぼうし、テロ防止ぼうしの４分野ぶんやで、漏もれれば国くにの安全あんぜん保障ほしょうに支障ししょうをきたすおそれがある情報じょうほうを閣僚かくりょうらが「特定とくてい秘密ひみつ」に指定してい。特定とくてい秘密ひみつを扱あつかう公務員こうむいんや警察官けいさつかん、民間みんかん業者ぎょうしゃなどがこれを漏もらせば、最長さいちょう懲役ちょうえき１０年ねんの罰則ばっそくが科かせられる。特定とくてい秘密ひみつの指定してい期間きかんは「６０年ねんを超こえることができない」が、情報じょうほう提供ていきょう者しゃ名めいといった人的じんてき情報じょうほうなど７項目こうもくは、例外れいがい的てきに秘密ひみつのままにできる。漏洩ろうえいをそそのかした場合ばあいは最長さいちょう懲役ちょうえき５年ねんとなるが、知しる権利けんりを保障ほしょうする観点かんてんから、出版しゅっぱん、報道ほうどうの取材しゅざい行為こういについては、法令ほうれい違反いはんや著いちじるしく不当ふとうな方法ほうほうでない限かぎりは正当せいとうとする。