金利指標改革(LIBORの恒久的な公表停止に備えた対応)
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日本銀行は、金融庁をはじめとした関係機関と連携し、LIBORの恒久的な公表停止に備えた市場全体および金融機関の取り組みをサポートしています。
金利指標フォーラム
「金利指標フォーラム」は、2022年3月、本邦市場において日本円金利指標を参照する取引が円滑に行われることを目的に、幅広い金融市場参加者および金利指標ユーザーが意見交換等を行うための場として、「日本円金利指標に関する検討委員会」を組織替えする形で、設立されました。
日本円金利指標に関する検討委員会
「日本円金利指標に関する検討委員会」は、2018年8月に設立されました。同委員会は、金融機関、機関投資家、事業法人等の幅広い関係者から構成され、LIBORの恒久的な公表停止※に備え、金融商品や取引の性質に応じて円金利指標を適切に選択し利用していくうえで必要な検討(基本的な考え方や具体的課題、対応策の整理、移行計画の策定等)を行ってきました。議論の内容については、以下のリンクをご参照ください。
- 米ドルの一部テナーを除き、現行のパネル行が呈示するレートを一定の算出方法に基づき算出するLIBORについては、2021年12月末をもって公表停止。
金利指標改革に関する日本銀行の取り組み・メッセージ
講演・挨拶等
LIBOR利用状況調査
日本銀行は、金融庁と合同で、金融機関(銀行・証券・保険等)を幅広く対象とした「LIBOR利用状況調査」を実施いたしました。本調査は、LIBORの恒久的な停止に備え、当局として、LIBORを参照している金融商品・取引の残高等を把握することを目的として実施したものです。
円LIBOR利用状況簡易調査
日本銀行は、金融庁と合同で、円LIBOR利用状況簡易調査を実施いたしました。本調査は、2021年9月末時点において円LIBORを参照している金融商品・取引等の件数及び移行の進捗状況を迅速に把握するため、従来のLIBOR利用状況調査よりも対象となる金融機関・調査項目を絞りこんで実施した簡易調査です。本調査を通じて、各金融機関における円滑な移行に向けた対応がさらに促進されることを期待しています。
その他公表資料
- 金融システムレポート(2023年4月号)
- :68ページ
- 金融システムレポート(2022年10月号)
- :61ページ
- 金融システムレポート(2022年4月号)
- :64、65ページ
- 金融システムレポート(2021年10月号)
- :59、60ページ
- 金融システムレポート(2021年4月号)
- :60、61ページ
- 金融システムレポート(2020年10月号)
- :70、71ページ
- 金融システムレポート(2019年4月号)
- :91、92ページ
関連リンク集