伊藤隼太
阪神は4日、伊藤隼太外野手(31)、岡崎太一捕手(37)、横山雄哉投手(26)、高野圭佑投手(28)、福永春吾投手(26)の5選手に来季の契約を結ばないことを通告したと発表した。ドラフトの自由獲得枠または1位指名で入団した選手が3人いる。
伊藤隼は中京大中京高の出身で、ドラフト1位で慶応義塾大から2012年に阪神に入団。9年目の今季は1軍出場がなかった。ルーキーだった12年は右翼手として開幕スタメンに選ばれ、満塁本塁打(9月27日のヤクルト戦)で初本塁打、初打点を記録した。
矢野燿大監督が就任した昨年から1軍出場がない。今年3月には藤浪らとともに新型コロナウイルス感染の陽性反応が出たことが分かった。複数の感染者を出した会食に参加していたことから、退院した際には陳謝していた。プロ9年の通算成績は365試合642打数154安打の打率2割4分、10本塁打、59打点。
岡崎は智弁学園、松下電器(現パナソニック)をへて、ドラフト自由獲得枠で2005年に阪神に入団。プロ12年目の16年(金本知憲監督就任1年目)に初めて開幕スタメンを任され、シーズン自己最多となる38試合に出場。17年にはプロ初本塁打を放った。19年からここまで2年連続で1軍戦出場なし。プロ16年の通算成績は119試合146打数27安打の打率1割8分5厘、2本塁打、11打点。
横山は山形中央、新日鉄住金鹿島をへて14年度ドラフト1位で阪神に入団。18年には左肩のクリーニング手術を受けて、オフに育成選手契約となった。今年9月30日に2年ぶりの支配下登録となったが、救援で1試合登板(1イニングを2失点)しただけで2軍落ちしていた。プロ6年の通算成績は9試合3勝2敗の防御率4・67。34イニング3分の2を投げて20失点。