菅田すげた将すすむ暉あきら×RADWIMPSが初はつコラボ！『キネマの神様かみさま』主題歌しゅだいかを担当たんとう

　俳優はいゆう・歌手かしゅの菅田すげた将すすむ暉あきらと人気にんきバンド・RADWIMPSが初はつコラボを果はたすことが明あきらかになった。「RADWIMPS feat.菅田すげた将すすむ暉あきら」として、菅田すげたとRADWIMPSの野田のだ洋次郎ようじろうが盟友めいゆう役やくで共演きょうえんする映画えいが『キネマの神様かみさま』（8月がつ6日にち公開こうかい）の主題歌しゅだいか「うたかた歌か」を歌うたう。

【写真しゃしん】菅田すげた将すすむ暉あきらのレコーディングの様子ようす！

　『キネマの神様かみさま』は、原田はらだマハの小説しょうせつを山田やまだ洋次ようじ監督かんとくが映画えいが化かする松竹しょうちく映画えいが100周年しゅうねん記念きねん作品さくひん。映画えいがを愛あいし続つづけ、挫折ざせつを味あじわいながらも夢ゆめを追おいかけた主人公しゅじんこう・ゴウの人生じんせいを愛あいと友情ゆうじょう、家族かぞくの物語ものがたりを交まじえて描えがき出だす。

　主題歌しゅだいか「うたかた歌か」は野田のだが作詞さくし作曲さっきょくを手掛てがけ、菅田すげたをゲストボーカルに迎むかえた楽曲がっきょく。劇げき中ちゅうでは撮影さつえい所しょで働はたらく盟友めいゆうとして共演きょうえんした二人ふたりだが、主題歌しゅだいかはその役柄やくがらと重かさなり合あうように歌詞かしに合あわせて歌うたい分わけされているという。

　映画えいがは2020年ねん3月がつ1日にちのクランクイン以降いこう、ダブル主演しゅえん予定よていだった志村しむらけんさんの突然とつぜんの逝去せいきょや、緊急きんきゅう事態じたい宣言せんげんによる撮影さつえいの長期ちょうき中断ちゅうだん、二に度どの公開こうかい延期えんきなどの困難こんなんに見舞みまわれてきた。そんな撮影さつえい時じの感情かんじょうや思おもいが楽曲がっきょくに大おおきな影響えいきょうを与あたえたといい、野田のだは「特とくに志村しむらさんが亡なくなったこともあり、それは一ひとつ香かおりとして残のこしたいと思おもいましたし、僕ぼくたちが通かよってきた感情かんじょうみたいなものを歌詞かしで残のこしておきたい、僕ぼくらが生いきたあの撮影さつえい所しょの雰囲気ふんいきを音おとにできないかと思おもってました」と楽曲がっきょくに込こめた思おもいを明あかした。

　野田のだと共ともに主題歌しゅだいかを担当たんとうすることになった菅田すげたは、当初とうしょ「いやびっくりしました。謎なぞでした」と驚おどろきを隠かくせなかったそうだが、「こんなありがたいことはないです。クランクアップした少すこし後ごに、野田のださんから感謝かんしゃの気持きもちとして『こんなのできたから』ということでこの曲きょくのデモを送おくってもらって、それを聴きいて『わぁ～！』と思おもっていたので、なんだか不思議ふしぎな気持きもちでした」と述懐じゅっかい。一回いっかい目めのレコーディングでは難むずかしくて表現ひょうげんしきれなかった菅田すげたに、野田のだがアドバイスのメールを送おくってくれたそうで、菅田すげたは「二に回かいレコーディングしたんです。それが良よかったですし、今いま思おもえば、山田組やまだぐみっぽいですよね（笑）。良よい作品さくひんにするためにリテイクするって」と語かたった。

　なお、野田のだいわくこの曲きょくは初はじめから主題歌しゅだいか用ように意識いしきして制作せいさくした曲きょくではなかったそう。「撮影さつえい中ちゅうに歌うたの言葉ことばの断片だんぺんみたいなものをちょっとずつためていました。全部ぜんぶの撮影さつえいが終おわった時ときに、感謝かんしゃの気持きもちを込こめて『監督かんとくにこのデモをお渡わたしください』という感かんじで贈おくったのが一番いちばん最初さいしょです」（野田のだ）。しかし、デモを受うけ取とった映画えいがプロデューサーが曲きょくに感銘かんめいを受うけたことから、主題歌しゅだいかに決定けってい。房ぼうプロデューサーは「過去かこと現代げんだい、現実げんじつと虚構きょこう、そして天国てんごくを繋つなぐこの特別とくべつな曲きょくを、ゴウとテラシンを演えんじた菅田すげたさんと野田のださんに歌うたってもらい、主題歌しゅだいかとすることで映画えいがが完成かんせいすると確信かくしんしました」と経緯けいいを明あかしている。（編集へんしゅう部ぶ・吉田よしだ唯ゆい）

野田のだ洋次郎ようじろう、菅田すげた将すすむ暉あきらコメント全文ぜんぶん

Q：「うたかた歌か」の曲きょくのイメージはいつ頃ごろから浮うかんでいたのでしょうか？

野田のだ：最初さいしょは主題歌しゅだいかになるとかならないとかそういう話はなしは全まったく無なく、撮影さつえい中ちゅうに歌うたの言葉ことばの断片だんぺんみたいなものをちょっとずつためていました。全部ぜんぶの撮影さつえいが終おわった時ときに、感謝かんしゃの気持きもちを込こめて「監督かんとくにこのデモをお渡わたしください」という感かんじで贈おくったのが一番いちばん最初さいしょです。

Q：撮影さつえい時じの感情かんじょうや想おもいも影響えいきょうしてますか？

野田のだ：そうですね。とても影響えいきょうしてました。特とくに志村しむらさんが亡なくなったこともあり、それは一ひとつ香かおりとして残のこしたいと思おもいましたし、僕ぼくたちが通かよってきた感情かんじょうみたいなものを歌詞かしで残のこしておきたい、僕ぼくらが生いきたあの撮影さつえい所しょの雰囲気ふんいきを音おとにできないかと思おもってました。

Q：菅田すげたさんは野田のださんと一緒いっしょに主題歌しゅだいかを担当たんとうすることが決きまった時ときどう思おもいましたか？

菅田すげた：いやびっくりしました。謎なぞでした。こんなありがたいことはないです。クランクアップした少すこし後ごに、野田のださんから感謝かんしゃの気持きもちとして「こんなのできたから」ということでこの曲きょくのデモを送おくってもらって、それを聴きいて「わぁ～！」と思おもっていたので、なんだか不思議ふしぎな気持きもちでした。

Q：撮影さつえい中ちゅうはゴウとテラシンという、撮影さつえい所しょで共ともに働はたらく盟友めいゆうとして共演きょうえんされましたが、そんなお二人ふたりで一緒いっしょに主題歌しゅだいかをレコーディングされていかがでしたか？

野田のだ：そもそも作つくっていく段階だんかいで、自分じぶんはテラシンとして出演しゅつえんしてるのにゴウの気持きもちも歌うたとして歌詞かしにしたためながら、すごい不思議ふしぎな気持きもちというか、難むずかしいなという気持きもちもありました。どこかでテラシンとゴウを行いき来きしながら歌詞かしを書かいていたんですけど、二人ふたりに共通きょうつうする想おもいもあるだろうし、そういった過程かていを経へてこれでいけるなとなりました。レコーディングは楽たのしかったですね。菅田すげた君くんが色いろんな表情ひょうじょうや色いろんなテイクを見みせてくれたので。

菅田すげた：楽たのしかったですし贅沢ぜいたくな時間じかんでした。二に回かいレコーディングしたんです。それが良よかったですし、今いま思おもえば、山田組やまだぐみっぽいですよね（笑）。良よい作品さくひんにするためにリテイクするって。1日にちやって本当ほんとうに難むずかしくて表現ひょうげんしきれなかったこともたくさんあって、もう一いち回かいやることになりました。すると野田のださんが「こういう風ふうなリズムでやると歌うたいやすくなるかも」といったメールをくれて。それがとても良よかったです。主題歌しゅだいかでは野田のださんが演出えんしゅつ家かで僕ぼくが演者えんじゃみたいな気持きもちでした。

Q：野田のださんから見みて菅田すげたさんの歌うたい手てとしての魅力みりょくは？

野田のだ：まず声こえが素晴すばらしいですね。人ひとに届とどく声こえを持もってる。山田やまだ監督かんとくとも話はなしたのですが、演技えんぎをする時ときの声こえもおそらく相手あいてに届とどく声こえというのが間違まちがいなくあって、それを間違まちがいなく持もっていて。どうやって声こえを届とどけたら相手あいてに伝つたわるか、どんな風ふうに相手あいての中なかに言葉ことばを残のこしていくか、という部分ぶぶんを本能ほんのう的てきにやっていて、それは歌うたでも共通きょうつうしてあるので、「この歌うたを聞きいた人ひとの中なかに届とどけて残のこすんだ」という強つよさみたいなものを感かんじました。

Q：実際じっさいに完成かんせいした映画えいがを観みて、エンドロールでこの主題歌しゅだいかを聞きいた時ときどう思おもいましたか？
菅田すげた：本来ほんらいなら自分じぶんが歌うたっているということで緊張きんちょう感かんやドキドキがあるんですけど、その前まえに映画えいがの内容ないようが響ひびいていたので、不思議ふしぎとスッと聴きくことができました。途中とちゅうで「あっ、歌うたってんだ！」と気きづくみたいな。今いま思おもうと馴染なじんでいたのかなと、安心あんしんしました。お客きゃくさんとしては映画えいがの内容ないようと自分じぶんの人生じんせいと色々いろいろなものが繋つながっていく感かんじで、聴きいていて心地ここち良よかったですね。

Q：主題歌しゅだいかを楽たのしみにしている皆みなさんにメッセージをお願ねがいいたします。
野田のだ：「うたかた歌か」がもうすぐ皆みなさんのところへきっと届とどくと思おもいます。僕ぼく自身じしん本当ほんとうに大好だいすきな曲きょくですし、『キネマの神様かみさま』があったから生うまれた曲きょくで、あの世界せかいが音おととしてもこの世よにずっと残のこっていって欲ほしいという願ねがいがずっとあったので、本当ほんとうに心しんから嬉うれしく思おもっています。あの映画えいがで描えがかれている世界せかいの美うつくしさみたいなものがいつまでもいつまでも、あの曲きょくを聴きくことでよみがえってくれたら本当ほんとうに嬉うれしいです。そして僕ぼくらの不思議ふしぎなコラボレーションですね。菅田すげた君くんの新あたらしい魅力みりょくが詰つまっていると思おもいます。

菅田すげた：本当ほんとうに勉強べんきょうになりました。完成かんせい版ばんの楽曲がっきょくは、映画えいがのエンディング版ばんとは曲きょくの尺しゃくが違ちがうので、フル尺じゃくでもぜひ聴きいてもらいたいですね。