【固定こてい資産しさん税ぜい】よくあるご質問しつもんにお答こたえします。

質問しつもん　地価ちかが下落げらくしているのに、固定こてい資産しさん税額ぜいがくが上あがるのは、なぜですか？

 

回答かいとう　土地とちにかかる固定こてい資産しさん税ぜいは、評価ひょうか額がくが急激きゅうげきに上昇じょうしょうした場合ばあいにあっても、税ぜい負担ふたんの上昇じょうしょうはゆるやかなものになる

　　　よう、課税かぜい標準ひょうじゅん額がくを徐々じょじょに是正ぜせいする負担ふたん調整ちょうせい措置そちが講こうじられています。

　　　　地価ちかが下落げらくする中なかで税ぜい負担ふたんが上昇じょうしょうする土地とちは、本来ほんらいの課税かぜい標準ひょうじゅん額がくに比くらべて現在げんざいの課税かぜい標準ひょうじゅん額がくが低ひくいため、負担ふたん

　　　調整ちょうせい措置そちにより本来ほんらいの課税かぜい標準ひょうじゅん額がくに向むけた是正ぜせい過程かていにあるものです。したがって、課税かぜいの公平こうへいの観点かんてんからやむを

　　　得えないものと考かんがえられます。

　

 

 

質問しつもん　年としの途中とちゅうで、資産しさんの所有しょゆう者しゃが変かわったとき（売買ばいばい・相続そうぞくなど）、誰だれに課税かぜいされるのですか？　　

 

回答かいとう　1月つき1日ひ（賦課ふか期日きじつ）時点じてんの所有しょゆう者しゃに対たいして、その年としの4月つきから始はじまる年度ねんどの固定こてい資産しさん税ぜい・都市とし計画けいかく税ぜいが課税かぜいされます。そのため、

　　　令れい和わ６年ねん１月がつ２日にち以降いこうに所有しょゆう者しゃが変かわっても、令れい和わ６年度ねんど分ぶんは、令れい和わ６年ねん1月つき1日時にちじ点てんの所有しょゆう者しゃに課税かぜいされます。

　　　　なお、登記とうき物件ぶっけんについては土地とち・家屋かおく登記とうき簿ぼに登録とうろくされている所有しょゆう者しゃに、未み登記とうき物件ぶっけんについては課税かぜい台帳だいちょうに登録とうろくされている所有しょゆう者しゃに

　　　課税かぜいされます。

 

 

 

質問しつもん　年としの始はじめに家屋かおくを取とり壊こわしましたが、令れい和わ６年度ねんどの固定こてい資産しさん税ぜいの課税かぜい対象たいしょうとなっています。なぜですか？

 

回答かいとう　固定こてい資産しさん税ぜいは、毎年まいとし１月がつ１日にち（賦課ふか期日きじつ）現在げんざいに存在そんざいしている固定こてい資産しさんを課税かぜい対象たいしょうとし、その年としの４月がつから始はじまる年度ねんど分ぶんについて課税かぜいされ

　　　ます。

　　　　令れい和わ６年ねん1月つき20日ひに取とり壊こわされた家屋かおくも、賦課ふか期日きじつの1月つき1日ひには存在そんざいしていたことから、令れい和わ６年度ねんどの固定こてい資産しさん税ぜいの課税かぜい対象たいしょうとなります。

 

 

 

質問しつもん　家いえが古ふるくなったのに、評価ひょうか額がくが下さがらないのは、なぜですか？

 

回答かいとう　土地とち・家屋かおくは３年ねんごとに評価ひょうか替がえを行おこないます。

　　　　家屋かおくの評価ひょうか額がくは、評価ひょうかの対象たいしょうとなった家屋かおくと同一どういつのものを評価ひょうか替がえの時点じてんにおいて、その場所ばしょに新築しんちくするとした場合ばあいに必要ひつようとされる

　　　建築けんちく費ひ（再さい建築けんちく価格かかく）に、家屋かおくの建築けんちく後ごの年月としつきの経過けいかのよって生しょうじる損耗そんこうの状況じょうきょうによる減価げんか率りつ（経年けいねん減点げんてん補正ほせい率りつ）を乗じょうじて求もとめることと

　　　されています。ただし、その評価ひょうか額がくが前年度ぜんねんどの評価ひょうか額がくを超こえる場合ばあいは、前年度ぜんねんどの評価ひょうか額がくに据すえ置おかれる仕組しくみとなっています。

　　　このことから、古ふるい家屋かおくであっても、必かならずしも評価ひょうか替がえの年度ねんどごとに評価ひょうか額がくが下さがることにはならないのです。　

　　　　また、経年けいねん減価げんか補正ほせい率りつは、20％が下限かげんであるため、既すでに下限かげんに達たっした家屋かおくについても、評価ひょうか額がくが据すえ置おきになっていると考かんがえられます。

 

 

 

質問しつもん　昨年さくねん（令れい和わ４年ねん10月つき）に住宅じゅうたくを壊こわしましたが、土地とちについては、今年ことし（令れい和わ５年度ねんど分ぶん）から税額ぜいがくが急きゅうに高たかくなっています。なぜですか？

 

回答かいとう　土地とちの上うえに一定いってい要件ようけんを満みたす住宅じゅうたくがあると「住宅じゅうたく用地ようちに対たいする課税かぜい標準ひょうじゅんの特例とくれい」が適用てきようされ税額ぜいがくが軽減けいげんされます。しかし、住宅じゅうたくの滅失めっしつや

　　　その住宅じゅうたくとしての用途ようとを変更へんこうすると、この特例とくれいの適用てきよう対象たいしょうから外はずれることになるため、税額ぜいがくが高たかくなったものです。

　　　【住宅じゅうたく用地ようちに対たいする課税かぜい標準ひょうじゅんの特例とくれい】

　　　（1）固定こてい資産しさん税ぜい　200m²以下いかの部分ぶぶんは評価ひょうか額がくの1/6に、　　　　　　（2）都市とし計画けいかく税ぜい　　200m²以下いかの部分ぶぶんは評価ひょうか額がくの1/３に、

　　　　　　　　　　　　　 200m²を超こえる部分ぶぶんは1/3に軽減けいげんされます。　                    　 200m²を超こえる部分ぶぶんは２/3に軽減けいげんされます。

 

 

 

質問しつもん　令れい和わ元年がんねん9月つきに住宅じゅうたくを新築しんちくしましたが、今年ことし（令れい和わ５年度ねんど分ぶん）から税額ぜいがくが急きゅうに高たかくなっています。なぜですか？

 

回答かいとう　新築しんちく住宅じゅうたくに対たいしては、一定いっていの要件ようけんにあたるときは、新あらたに固定こてい資産しさん税ぜいが課税かぜいされることになった年度ねんどから3年度ねんど分ぶん（3階かい建けん以上いじょうの耐火たいか・

　　　準じゅん耐火たいか住宅じゅうたくは5年度ねんど分ぶん）、認定にんてい長期ちょうき優良ゆうりょう住宅じゅうたくの場合ばあいは最初さいしょの５年度ねんど分ぶん（3階かい建けん以上いじょうの耐火たいか・準じゅん耐火たいか住宅じゅうたくは７年度ねんど分ぶん）について、

　　　全体ぜんたいの120m²までの部分ぶぶんの税額ぜいがくが2分ぶんの1に減額げんがくされます。

　　　　質問しつもんの場合ばあい、令れい和わ２・３・４年度ねんど分ぶんが減額げんがくされていましたが、この減額げんがく適用てきよう期間きかんが終了しゅうりょうしたことにより、本来ほんらいの税額ぜいがくに戻もどったため、税額ぜいがくが

　　　高たかくなったものです。