広報こうほういずも第だい213号ごう（2016年ねん12月がつ号ごう）

伝統でんとうとの出合であいが
神話しんわの世界せかいへ誘さそう

　10月21日にち・22日にちの両日りょうじつ、大社たいしゃ町まち杵築西きづきにしの大だい土地とち荒神こうじん社しゃ例れい大祭たいさいに合あわせ、大だい土地とち神楽かぐら（おおどちかぐら）の奉納ほうのうが行おこなわれました。
　この神楽かぐらは、国くにの重要じゅうよう無形むけい文化財ぶんかざいとなっており、約やく300年ねんの歴史れきしがあります。昔むかしながらの形かたちが受うけ継つがれている舞まい振ふりや奏楽そうがくは、観客かんきゃくを楽たのしませる所作しょさ・演出えんしゅつが随所ずいしょに見受みうけられます。また、能のう舞まいの要素ようそが多分たぶんに含ふくまれた舞まいも残のこっており、腰こしに「まくら」を背負せおった上うえに衣装いしょうを着つけるといった独特どくとくな容姿ようしとなっています。
　奉納ほうのう神楽かぐらは、18時じから深夜しんや３時じ頃ごろまで続つづきましたが、たくさんの観客かんきゃくが最後さいごまで神楽かぐらの素晴すばらしさに魅了みりょうされていました。