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出雲の伝統工芸紹介「出雲獅子頭」 | 出雲市

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出雲いずも伝統でんとう工芸こうげい紹介しょうかい出雲いずも獅子頭ししがしら

  
  出雲いずもには、ゆたかな自然しぜん歴史れきしはぐくまれたおおくのすぐれた伝統でんとう工芸こうげいがあります。

    つくしゅほうおもいとともに、出雲いずも工芸こうげい紹介しょうかいします。 
 

 

 



 出雲いずも地方ちほう伝統でんとう獅子頭ししがしらをはじめ、地域ちいきがれる神楽かぐらめん神棚かみだなはこ看板かんばん仏像ぶつぞうなど幅広はばひろ木工もっこうひん
制作せいさくされる中尾なかおかおるやまさんをたずねました。

作品
玄関げんかん出迎でむかえてくれる中尾なかおさんの迫力はくりょくある作品さくひん数々かずかず

だつサラから伝統でんとう工芸こうげいみち
 サラリーマン時代じだい趣味しゅみならっていたところ、神楽かぐらめん修理しゅうりたのまれ評判ひょうばんとなったことから、独学どくがく木工もっこうひん制作せいさく手掛てがけることに。
 会社かいしゃ退社たいしゃしてからは、高等こうとう技術ぎじゅつこうはこ制作せいさくおしえておられました。
 
 出雲いずも地方ちほう神楽かぐらさかんなので、独学どくがく神楽かぐらめんつくかた研究けんきゅうし、色々いろいろ神楽かぐらめんつくっておられます。


 中尾なかおさんが得意とくいとするのは抹茶まっちゃ茶碗ぢゃわんなどの焼物やきものれるためのばこや、神棚かみだな
 だれならったというわけでもなく、ようまねでできるようになったそうです。神棚かみだなは、あたらしいいえができるときに大工だいくさんから注文ちゅうもんはいります。
中尾さん
 

 獅子ししづくりのたのしさ
 なんでもつくることができる中尾なかおさんに「なにつくるのが一番いちばんたのしいですか?」とたずねると、「そりゃあ獅子ししがいちばん。」とこたえられました。
 獅子しし色々いろいろなサイズがあり、ちいさいものは新築しんちくいわい、古希こきいわいなどのいわいごとわれることがおおいそうです。ちいさいものは手間てまがかかり、制作せいさくに2週間しゅうかん程度ていど必要ひつようです。また、手仕事てしごとなので大量たいりょうにはつくれません。
 おおきい獅子頭ししがしらみや獅子じしは、制作せいさくに2ヶ月かげつくらいかかります。できがったときは、やはりいつもうれしいそうです。

獅子頭 

おなじものをふたつく
 注文ちゅうもんけた獅子頭ししがしらかならふたつくるのだそうです。
 ふたづくり、おきゃくさんにきなほうえらんでもらい、もうひとつは、中尾なかおさんの手元てもとっておいて、すうねん修理しゅうり依頼いらいされたときなどに見比みくらべるそうです。ひとつの作品さくひんたいして、じつふたぶん労力ろうりょくがかかっています。


えない注文ちゅうもん
 宣伝せんでんなんかしてないよ。ひとづてに注文ちゅうもんがくるんだわ。」とはな中尾なかおさん。
 現在げんざい獅子頭ししがしら神楽かぐらめん制作せいさくをされるほうすくなくなり、市外しがいからの注文ちゅうもんおおいそうです。
 正確せいかく丁寧ていねいつくられているため、まつりなどで中尾なかおさんの獅子しし使つかわれると評判ひょうばんく、新聞しんぶんなどにもげられるなど、としをとってよりいそがしくなったとはなされました。
「いいものをつくると信用しんようができる、信用しんよう大切たいせつで、それが評判ひょうばんにつながる」

大黒様 

つくれないものはない

 中尾なかおさんのもとには、様々さまざま制作せいさく依頼いらいがあります。
 店舗てんぽ旅館りょかんみやなどの看板かんばんをはじめとし、木造もくぞう家屋かおくつまかざりやタンス、仏壇ぶつだん消防しょうぼうだんまとい(まとい)もつくられたそうです。

  作品さくひん写真しゃしん拝見はいけんすると、市内しないがいわず、見覚みおぼえのある看板かんばんがたくさんありました。わたしたちは、らないうちに様々さまざま場所ばしょ中尾なかおさんの作品さくひんれています。
 そんななかでも、「歴史れきしがあるものを修理しゅうりすることはまたやりがいをかんじる」と、難易なんいたかいものに挑戦ちょうせんするよろこびもかんじておられました。

 中尾さん 
 つくられた作品さくひん数々かずかずせていただきました。


生涯しょうがい現役げんえき宣言せんげん
 うごけーまでやりたいわね。100さいになっても、そりゃーできるまでがんばらにゃ。ほかに修理しゅうりたのめるところがないってだれもがうけん。」
 自身じしん制作せいさくつづけるとともに、技術ぎじゅつのこしていくことにたいしても積極せっきょくてき活動かつどうしておられ、定期ていきてき制作せいさく教室きょうしつ開催かいさいされています。
 ただ、技術ぎじゅつ習得しゅうとく簡単かんたんなものではありません。

 「ものづくりには辛抱しんぼう必要ひつよう。やりたい気持きもちだけではなかなかつづかない」と、後継こうけいしゃ育成いくせいへの課題かだいかんじておられます。

よろこんでもらうことが一番いちばん
 「ものが仕上しあがったらうれしいよ。やっぱりひとよろこんでもらうことが一番いちばん大事だいじだわね。」と中尾なかおさんははなされます。
 毎年まいとしつく干支えとたのしみにされているほうおおく、12ねんかけて十二支じゅうにしすべあつめたほうもいらっしゃるそうです。


 「やめたいとおもったこと?そりゃなかったね。おもったものができちょーだ。」

 中尾さんn 


作品さくひん展示てんじのおらせ
仏像ぶつぞう版画はんがてん
 場所ばしょ平野ひらのいさお記念きねんかん(出雲いずも大津おおつまち1797)
    HP http://www.izumo-net.ne.jp/~isaohirano/
 期間きかん平成へいせい30ねんがつにち)~4がつ15にち

    開館かいかんにち月曜日げつようび 午前ごぜん10午後ごご
 入館にゅうかんりょう中学生ちゅうがくせい以上いじょう200えん小学生しょうがくせい以下いか無料むりょう
  
彫刻ちょうこく工芸こうげい 中尾なかお
 住所じゅうしょ
島根しまねけん出雲いずも大津おおつ朝倉あさくら丁目ちょうめ9-16
 電話でんわ:0853-23-0666(自宅じたくけん工房こうぼう

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