出雲いずも市しにおけるケアマネジメントに関かんする基本きほん方針ほうしんについて【高齢こうれい者しゃ福祉ふくし課か】

　本市もといちが令れい和わ６年ねん３月がつに策定さくていした「第だい９期き出雲いずも市し高齢こうれい者しゃ福祉ふくし計画けいかく・介護かいご保険ほけん事業じぎょう計画けいかく」では、「住すみ慣なれた地域ちいきで支ささえあい、自分じぶんらしく安心あんしんして暮くらし続つづけられる地域ちいき社会しゃかいの実現じつげん」を目標もくひょうに、地域ちいき包括ほうかつケアシステムのさらなる推進すいしんや地域ちいき共生きょうせい社会しゃかいの実現じつげんに向むけた施策しさくを推進すいしんしていくこととしています。
　介護かいご支援しえん専門せんもん員いんのみなさまは、高齢こうれい者しゃの自立じりつ支援しえん・重度じゅうど化か防止ぼうしを図はかり、医療いりょう・介護かいごの連携れんけいを推進すいしんしていくうえで、要ようの存在そんざいであり、本ほん計画けいかくの実現じつげんのためにも大おおきな役割やくわりを担になっていただいています。
　本市もといちでは、介護かいご支援しえん専門せんもん員いんのみなさまが、質しつの高たかいケアマネジメントを実現じつげんするための支援しえんとして、「ケアマネジメントに関かんする基本きほん方針ほうしん」を定さだめています。この基本きほん方針ほうしんのご確認かくにんをお願ねがいします。

１．指定してい介護かいご予防よぼう支援しえんに関かんする基本きほん方針ほうしんについて 

○指定してい介護かいご予防よぼう支援しえんに関かんする基本きほん方針ほうしんは、「出雲いずも市し指定してい介護かいご予防よぼう支援しえん等ひとしの事業じぎょうの人員じんいん及および運営うんえい並ならびに指定してい介護かいご予防よぼう支援しえん等とうに係かかる介護かいご予防よぼうのための効果こうか的てきな支援しえんの方法ほうほうに関かんする基準きじゅん等とうを定じょうめる条例じょうれい（平成へいせい27年ねん出雲いずも市し条例じょうれい第だい36号ごう）」の第だい３条じょう、第だい３２条じょう及および第だい３３条じょうに定さだめています。
(基本きほん方針ほうしん)
第だい3条じょう　指定してい介護かいご予防よぼう支援しえんの事業じぎょうは、その利用りよう者しゃが可能かのうな限かぎりその居宅きょたくにおいて、自立じりつした日常にちじょう生活せいかつを営いとなむことのできるように配慮はいりょして行おこなわれるものでなければならない。
2　指定してい介護かいご予防よぼう支援しえんの事業じぎょうは、利用りよう者しゃの心身しんしんの状況じょうきょう、その置おかれている環境かんきょう等とうに応おうじて、利用りよう者しゃの選択せんたくに基もとづき、利用りよう者しゃの自立じりつに向むけて設定せっていされた目標もくひょうを達成たっせいするために、適切てきせつな保健ほけん医療いりょうサービス及および福祉ふくしサービスが、当該とうがい目標もくひょうを踏ふまえ、多様たような事業じぎょう者しゃから、総合そうごう的てきかつ効率こうりつ的てきに提供ていきょうされるよう配慮はいりょして行おこなわれるものでなければならない。
3　指定してい介護かいご予防よぼう支援しえん事業じぎょう者しゃは、指定してい介護かいご予防よぼう支援しえんの提供ていきょうに当あたっては、利用りよう者しゃの意思いし及および人格じんかくを尊重そんちょうし、常つねに利用りよう者しゃの立場たちばに立たって、利用りよう者しゃに提供ていきょうされる指定してい介護かいご予防よぼうサービス等とう(法ほう第だい8条じょうの2第だい16項こうに規定きていする指定してい介護かいご予防よぼうサービス等とうをいう。以下いか同おなじ。)が特定とくていの種類しゅるい又または特定とくていの介護かいご予防よぼうサービス事業じぎょう者しゃ若もしくは地域ちいき密着みっちゃく型がた介護かいご予防よぼうサービス事業じぎょう者しゃ(以下いか「介護かいご予防よぼうサービス事業じぎょう者しゃ等とう」という。)に不当ふとうに偏へんすることのないよう、公正こうせい中立ちゅうりつに行おこなわなければならない。
4　指定してい介護かいご予防よぼう支援しえん事業じぎょう者しゃは、事業じぎょうの運営うんえいに当あたっては、市し、地域ちいき包括ほうかつ支援しえんセンター(法ほう第だい115条じょうの46第だい1項こうに規定きていする地域ちいき包括ほうかつ支援しえんセンターをいう。以下いか同おなじ。)、老人ろうじん福祉ふくし法ほう(昭和しょうわ38年ねん法律ほうりつ第だい133号ごう)第だい20条じょうの7の2に規定きていする老人ろうじん介護かいご支援しえんセンター、指定してい居宅きょたく介護かいご支援しえん事業じぎょう者しゃ(法ほう第だい46条じょう第だい1項こうに規定きていする指定してい居宅きょたく介護かいご支援しえん事業じぎょう者しゃをいう。以下いか同おなじ。)、他たの指定してい介護かいご予防よぼう支援しえん事業じぎょう者しゃ、介護かいご保険ほけん施設しせつ、障害しょうがい者しゃの日常にちじょう生活せいかつ及および社会しゃかい生活せいかつを総合そうごう的てきに支援しえんするための法律ほうりつ(平成へいせい17年ねん法律ほうりつ第だい123号ごう)第だい51条じょうの17第だい1項こう第だい1号ごうに規定きていする指定してい特定とくてい相談そうだん支援しえん事業じぎょう者しゃ、住民じゅうみんによる自発じはつ的てきな活動かつどうによるサービスを含ふくめた地域ちいきにおける様々さまざまな取組とりくみを行おこなう者もの等とうとの連携れんけいに努つとめなければならない。
5　指定してい介護かいご予防よぼう支援しえん事業じぎょう者しゃは、利用りよう者しゃの人権じんけんの擁護ようご、虐待ぎゃくたいの防止ぼうし等とうのため、必要ひつような体制たいせいの整備せいびを行おこなうとともに、その従業じゅうぎょう者しゃに対たいし、研修けんしゅうを実施じっしする等ひとしの措置そちを講こうじなければならない。
6　指定してい介護かいご予防よぼう支援しえん事業じぎょう者しゃは、指定してい介護かいご予防よぼう支援しえんを提供ていきょうするに当あたっては、法ほう第だい118条じょうの2第だい1項こうに規定きていする介護かいご保険ほけん等とう関連かんれん情報じょうほうその他た必要ひつような情報じょうほうを活用かつようし、適切てきせつかつ有効ゆうこうに行おこなうよう努つとめなければならない。
(指定してい介護かいご予防よぼう支援しえんの基本きほん取扱とりあつかい方針ほうしん)
第だい32条じょう
(指定してい介護かいご予防よぼう支援しえんの具体ぐたい的てき取扱とりあつかい方針ほうしん)
第だい33条じょう
 

２．指定してい居宅きょたく介護かいご支援しえんに関かんする基本きほん方針ほうしんについて

○指定してい居宅きょたく介護かいご支援しえんに関かんする基本きほん方針ほうしんは、「出雲いずも市し指定してい居宅きょたく介護かいご支援しえん等ひとしの事業じぎょうの人員じんいん及および運営うんえいに関かんする基準きじゅんを定さだめる条例じょうれい（平成へいせい30年とし出雲いずも市し条例じょうれい第だい24号ごう）」の第だい３条じょう、第だい１４条じょう及および第だい１５条じょうに定さだめています。
(基本きほん方針ほうしん)
第だい3条じょう　指定してい居宅きょたく介護かいご支援しえんの事業じぎょうは、要よう介護かいご状態じょうたいとなった場合ばあいにおいても、その利用りよう者しゃが可能かのうな限かぎりその居宅きょたくにおいて、その有ゆうする能力のうりょくに応おうじ自立じりつした日常にちじょう生活せいかつを営いとなむことができるように配慮はいりょして行おこなわれるものでなければならない。
2　指定してい居宅きょたく介護かいご支援しえんの事業じぎょうは、利用りよう者しゃの心身しんしんの状況じょうきょう、その置おかれている環境かんきょう等とうに応おうじて、利用りよう者しゃの選択せんたくに基もとづき、適切てきせつな保健ほけん医療いりょうサービス及および福祉ふくしサービスが、多様たような事業じぎょう者しゃから、総合そうごう的てきかつ効率こうりつ的てきに提供ていきょうされるよう配慮はいりょして行おこなわれるものでなければならない。
3　指定してい居宅きょたく介護かいご支援しえん事業じぎょう者しゃは、指定してい居宅きょたく介護かいご支援しえんの提供ていきょうに当あたっては、利用りよう者しゃの意思いし及および人格じんかくを尊重そんちょうし、常つねに利用りよう者しゃの立場たちばに立たって、利用りよう者しゃに提供ていきょうされる指定してい居宅きょたくサービス等とう(法ほう第だい8条じょう第だい24項こうに規定きていする指定してい居宅きょたくサービス等とうをいう。以下いか同おなじ。)が特定とくていの種類しゅるい又または特定とくていの指定してい居宅きょたくサービス事業じぎょう者しゃ(法ほう第だい41条じょう第だい1項こうに規定きていする指定してい居宅きょたくサービス事業じぎょう者しゃをいう。以下いか同おなじ。)等とうに不当ふとうに偏へんすることのないよう、公正こうせい中立ちゅうりつに行おこなわれなければならない。
4　指定してい居宅きょたく介護かいご支援しえん事業じぎょう者しゃは、事業じぎょうの運営うんえいに当あたっては、市し、法ほう第だい115条じょうの46第だい1項こうに規定きていする地域ちいき包括ほうかつ支援しえんセンター（以下いか「地域ちいき包括ほうかつ支援しえんセンター」という。）、老人ろうじん福祉ふくし法ほう(昭和しょうわ38年ねん法律ほうりつ第だい133号ごう)第だい20条じょうの7の2に規定きていする老人ろうじん介護かいご支援しえんセンター、他たの指定してい居宅きょたく介護かいご支援しえん事業じぎょう者しゃ、指定してい介護かいご予防よぼう支援しえん事業じぎょう者しゃ(法ほう第だい58条じょう第だい1項こうに規定きていする指定してい介護かいご予防よぼう支援しえん事業じぎょう者しゃをいう。以下いか同おなじ。)、介護かいご保険ほけん施設しせつ、障害しょうがい者しゃの日常にちじょう生活せいかつ及および社会しゃかい生活せいかつを総合そうごう的てきに支援しえんするための法律ほうりつ(平成へいせい17年ねん法律ほうりつ第だい123号ごう)第だい51条じょうの17第だい1項こう第だい1号ごうに規定きていする指定してい特定とくてい相談そうだん支援しえん事業じぎょう者しゃ等とうとの連携れんけいに努つとめなければならない。
5　指定してい居宅きょたく介護かいご支援しえん事業じぎょう者しゃは、利用りよう者しゃの人権じんけんの擁護ようご、虐待ぎゃくたいの防止ぼうし等とうのため、必要ひつような体制たいせいの整備せいびを行おこなうとともに、その従事じゅうじ者しゃに対たいし、研修けんしゅうを実施じっしする等ひとしの措置そちを講こうじなければならない。
6　指定してい居宅きょたく介護かいご支援しえん事業じぎょう者しゃは、指定してい居宅きょたく介護かいご支援しえんを提供ていきょうするに当あたっては、法ほう第だい118条じょうの2第だい1項こうに規定きていする介護かいご保険ほけん等とう関連かんれん情報じょうほうその他た必要ひつような情報じょうほうを活用かつようし、適切てきせつかつ有効ゆうこうに行おこなうよう努つとめなければならない。
(指定してい居宅きょたく介護かいご支援しえんの基本きほん取扱とりあつかい方針ほうしん)
第だい14条じょう
(指定してい居宅きょたく介護かいご支援しえんの具体ぐたい的てき取扱とりあつかい方針ほうしん)
第だい15条じょう
 

３．ケアマネジメントの質しつの向上こうじょうに向むけた支援しえん

 (１)第だい９期き出雲いずも市し高齢こうれい者しゃ福祉ふくし計画けいかく・介護かいご保険ほけん事業じぎょう計画けいかくの策定さくてい
　介護かいご予防よぼう・生活せいかつ支援しえん・医療いりょうと介護かいごの連携れんけい等とう、地域ちいき包括ほうかつケアシステムの推進すいしんに取組とりくむ方策ほうさく等とうを第だい４～６章しょうに記載きさいしています。

　　　　　　　 　　第だい４章しょう　地域ちいき包括ほうかつケアを支ささえる機能きのうの強化きょうか
　　　　　　　　　　　１　地域ちいき包括ほうかつケアシステムの更さらなる深化しんか
　　　　　　　　　　　２　地域ちいきケア会議かいぎの推進すいしん
　　　　　　　　　　　３　高齢こうれい者しゃあんしん支援しえんセンターの機能きのう強化きょうか
　　　　　　　　　第だい５章しょう　健康けんこう寿命じゅみょうの延伸えんしん・生いきがいづくりの推進すいしん
　　　　　　　　　　　１　健康けんこうづくり・介護かいご予防よぼうの推進すいしん
　　　　　　　　　　　２　在宅ざいたく生活せいかつを支ささえるサービスの充実じゅうじつ
　　　　　　　　　　　３　高齢こうれい者しゃの社会しゃかい参加さんかと生いきがいづくり
　　　　　　　　　第だい６章しょう　安やす⼼して暮くらせるまちづくり
　　　　　　　　　　　１　在宅ざいたく医療いりょう・介護かいごの連携れんけい
　　　　　　　　　　　２　認知にんち症しょうケアの推進すいしん
　　　　　　　　　　　３　高齢こうれい者しゃの権利けんり擁護ようご
　　　　　　　　　　　４　安心あんしんできる住すまい

(２)ケアマネマニュアル～出雲いずも市し版ばん～
　出雲いずも地域ちいき介護かいご支援しえん専門せんもん員いん協会きょうかい、高齢こうれい者しゃあんしん支援しえんセンター、出雲いずも市しが共同きょうどうで制作せいさくしています。
　このケアマネマニュアルには、介護かいご予防よぼうケアマネジメントの詳細しょうさいや多た職種しょくしゅとの連携れんけい等とうについても記載きさいしています。

　　　　　　　　　　　12　介護かいご予防よぼう・日常にちじょう生活せいかつ支援しえん総合そうごう事業じぎょう（総合そうごう事業じぎょう）
　　　　　　　　　　　13　出雲いずも市しの認知にんち症しょうケア
　　　　　　　　　　　14　高齢こうれい者しゃあんしん支援しえんセンターの役割やくわり

(３)ケアプラン点検てんけん
　ケアプラン点検てんけんは、ケアプランがケアマネジメントのプロセスを踏ふまえ「自立じりつ支援しえん」に資しする適切てきせつなケアプランとなっているかについて、基本きほんとなる事項じこうを介護かいご支援しえん専門せんもん員いんとともに検証けんしょう確認かくにんしながら、介護かいご支援しえん専門せんもん員いんの「気きづき」を促うながすとともに「自立じりつ支援しえんに資しするケアマネジメント」とは何なにかを追求ついきゅうし、その普遍ふへん化かを図はかり健全けんぜんなる給付きゅうふの実施じっしを支援しえんするために行おこなうものです。
　出雲いずも市しでは、居宅きょたく介護かいご支援しえん事業じぎょう所しょの介護かいご支援しえん専門せんもん員いんから事前じぜんに提出ていしゅつされた「居宅きょたくサービス計画けいかく書しょ」等とうを基もとに、ケアプラン点検てんけんを実施じっししています。

(４)居宅きょたく介護かいご支援しえんにおける特定とくてい事業じぎょう所しょ加算かさん
　特定とくてい事業じぎょう所しょ加算かさんの制度せいどは、中ちゅう重度じゅうど者しゃや支援しえん困難こんなんケースへの積極せっきょく的てきな対応たいおうや、専門せんもん性せいの高たかい人材じんざいの確保かくほ、医療いりょう・介護かいご連携れんけいへの積極せっきょく的てきな取組とりくみ等とうを総合そうごう的てきに実施じっしすることにより質しつの高たかいケアマネジメントを実施じっししている事業じぎょう所しょを評価ひょうかし、地域ちいきにおける居宅きょたく介護かいご支援しえん事業じぎょう所しょのケアマネジメントの質しつの向上こうじょうに資しすることを目的もくてきとしています。

(５)サービスの質しつの向上こうじょうを図はかる指導しどう
　利用りよう者しゃの自立じりつ支援しえんと尊厳そんげんの保持ほじを念頭ねんとうに、制度せいど管理かんりの適正てきせい化かとより良よいケアの実現じつげんに向むけ、サービスの質しつの確保かくほ・向上こうじょうを図はかることを目的もくてきとした指導しどうとして、「集団しゅうだん指導しどう」と「運営うんえい指導しどう」を行おこなっています。
・集団しゅうだん指導しどう
　介護かいご保険ほけん事業じぎょう者しゃが適切てきせつなサービスを提供ていきょうするために遵守じゅんしゅすべき運営うんえい基準きじゅんや報酬ほうしゅう請求せいきゅうに関かんする事項じこう、留意りゅうい点てん等とうを伝達でんたつします。
・運営うんえい指導しどう
　指定してい期間きかん内ないに１回かい以上いじょう事業じぎょう所しょを訪問ほうもんし、事前じぜんに提供ていきょうされた自己じこ点検てんけんシートを基もとに書類しょるい確認かくにんとヒアリングによる運営うんえい指導しどうと報酬ほうしゅう請求せいきゅう指導しどうを行おこないます。