日本人にっぽんじんが海外かいがいで成功せいこうする方法ほうほう

多おおくの選手せんしゅが海外かいがい移籍いせきを夢見ゆめみながら、早期そうき帰国きこくを余儀よぎなくされるケースも多おおい。「成功せいこう」の定義ていぎはそれぞれでも足掛あしかけ11年ねん、海外かいがいでプレーしてきた著者ちょしゃだからこそ伝つたえたいことがある。


契約けいやくをクラブ側がわと締結ていけつする時とき、気きを付つけなければいけないのは「サインをするまでは分わからない」ということ。単たんに「いいオファーが来きている」というレベルの話はなしは山やまのようにある。それを信しんじて、ぬか喜よろこびして、話はなしがまとまらなかったというのは日常にちじょう茶飯事さはんじ。（略りゃく）自分じぶんにも、そんなことが何なん度どかありました。最さいたる出来事できごとがサンテチェンヌへ行いく前まえに降ふって湧わいたPSGとシュツットガルトへの移籍いせき話ばなしでした。（第だい一いち章しょう）

次々つぎつぎと環境かんきょうを変かえていっても、やはり大事だいじなのは、「最初さいしょの入いりを失敗しっぱいしない」ということ。（略りゃく）自分じぶんがいない状態じょうたいのチームが結果けっかを出だしてしまうと、もう入はいり込こむ余地よちがなくなってしまう。そうなる前まえに周囲しゅういの信頼しんらいを勝かち取とること。重要じゅうようなポイントだと思おもいます。（第だい一いち章しょう）

異国いこくで言葉ことばの壁かべにぶつかることは頻繁ひんぱんにありますが、一番いちばん困こまるのが、ケガや病気びょうきになった時ときだと思おもいます。（略りゃく）どういう治療ちりょうを受うけ、どういうリハビリを進すすめていくのかは国くにやチーム、ドクターによっても考かんがえ方かたが異ことなる。言葉ことばが分わからないと、細こまかいニュアンスまでは伝つたえられないですし、相手あいての言いっていることも分わからない。（第だい二に章しょう）

海外かいがい移籍いせきに踏ふみ切きるに当あたって、１ひとつ考かんがえなければならない重要じゅうようなポイントと言いえるのが、家族かぞくの問題もんだいです。（第だい四よん章しょう）

日本人にっぽんじんが得意とくいとする華麗かれいな足元あしもとの技術ぎじゅつやパスワークがなかったとしても、それだけで「レベルが低ひくい」「格下かくした」と断定だんていしてしまうのは、やはり違ちがう。（第だい五ご章しょう）


「年齢ねんれいや属性ぞくせいが自分じぶんの身みを守まもってくれない世界せかいで生いき残のこるには、自分じぶんの力ちからを見みせるしかない――」
三浦みうら知良かずよし氏し 推薦すいせん！

9784041065143