イノベーターになる 人ひとと組織そしきを「革新かくしん者しゃ」にする方法ほうほう

大だい企業きぎょうでも興おこせる!
本業ほんぎょうさえ消失しょうしつしかねない「イノベーション競争きょうそう時代じだい」に求もとめられる、革新かくしんを生うみ出だす人ひとと組織そしきのつくり方かた。Japan Innovation Networkによる提言ていげん。

いま求もとめられているのは、単たんなるサービスやソリューションではない、新あらたな「価値かち提案ていあん」です。企業きぎょう間あいだ競争きょうそうは、「イノベーションを興おこして、これまでなかったまったく新あたらしい価値かちをつくり出だせるかどうか」で優位ゆうい性せいが決きまる時代じだい(イノベーション競争きょうそう時代じだい)に突入とつにゅうしました。この戦たたかいに日本にっぽん企業きぎょうだけが取とり残のこされることがあってはなりません。

さらには、イノベーションを取とり巻まく状況じょうきょうも一変いっぺんしました。次つぎに挙あげる項目こうもくはどれもすべて間違まちがい。誰だれもが革新かくしんを生うみ出だせるスキルやノウハウ、ツールが揃そろいつつあります。
・イノベーションとは新しん事業じぎょう開発かいはつである
・イノベーションとは技術ぎじゅつ革新かくしんである
・日本にっぽん企業きぎょうは改善かいぜんが得意とくいだが、創造そうぞうは苦手にがてだ
・大だい企業きぎょうにはイノベーションを興おこせない
・とんがった個人こじんだけがイノベーションを興おこせる

国際こくさい標準ひょうじゅん化か機構きこう(ISO)が準備じゅんびを進すすめている「ISO TC279」も、そうした流ながれのひとつです。かつては匠たくみの技わざだった「品質ひんしつ管理かんり」が標準ひょうじゅん化かされたように、「イノベーション活動かつどう」も標準ひょうじゅん化かできるところまで世界中せかいじゅうの経験けいけん値ちが高たかまってきました。私わたしたちは、イノベーションを興おこせないのではなく、どうやってイノベーションを興おこせばよいのか、その方法ほうほうを知しらないのです。
では、どうすればいいのか。本書ほんしょはこの問といに答こたえます。

9784532320843