日にち中ちゅうと習近平ひら国賓こくひん

中国ちゅうごく研究けんきゅうの第一人者だいいちにんしゃ・遠藤えんどう誉ほまれ氏しと
ジャーナリストの田原たはら総一朗そういちろう氏しが
丁々発止ちょうちょうはっし、習近平ひら国賓こくひん来日らいにちの是非ぜひを問とう！

【目次もくじ構成こうせい】
第だい1章しょう　香港ほんこんを斬きる！　――デモに凝縮ぎょうしゅくされている構造こうぞう
第だい2章しょう　香港ほんこん民主みんしゅ派は圧勝あっしょうと香港ほんこん人権じんけん民主みんしゅ法ほうを斬きる！
第だい3章しょう　ペンス演説えんぜつを斬きる！
第だい4章しょう　台湾たいわん、韓国かんこく、「一帯いったい一路いちろ」協力きょうりょくを斬きる！
第だい5章しょう　中国ちゅうごく経済けいざいとハイテク国家こっか戦略せんりゃくを斬きる！
第だい6章しょう　習近平ひら国賓こくひん招聘しょうへい問題もんだいを斬きる！

【対談たいだんハイライト　第だい4章しょうより（抜粋ばっすい）】
田原たはら　遠藤えんどうさんの中国ちゅうごくに対たいする見方みかたはほとんど正ただしい。私わたしの信頼しんらいする中国ちゅうごく通どおりの著名ちょめいなジャーナリストも、遠藤えんどうさんと同おなじ考かんがえです。安倍あべさんも遠藤えんどうさんと同様どうようの考かんがえをしていると思おもう。だが、国賓こくひんとして迎むかえることにしている。国益こくえきのためです。同おなじ意味いみでデモクラシーをバカにしているトランプと付つき合あっている。
遠藤えんどう 「安倍あべさんも遠藤えんどう同様どうようの考かんがえをしている」と言いわれますと、戸惑とまどいますね。と申もうしますのは、こと「習近平ひら国賓こくひん来日らいにち」に関かんしては、私わたしは安倍あべさんと正せい反対はんたいの考かんがえを持もっているからです。
　民間みんかん企業きぎょうがそれぞれのビジネス上じょうのニーズに応おうじて中国ちゅうごくと交易こうえきすることは良よいことだと思おもいます。それは自由じゆうであるだけでなく、中国共産党ちゅうごくきょうさんとうによる一いち党とう支配しはい体制たいせいが崩壊ほうかいしたときには、日にち中ちゅう双方そうほうにとって重要じゅうような経済けいざい的てき支柱しちゅうになる可能かのう性せいがあります。
　しかし国家こっかとして中国ちゅうごくにへつらい、習近平たいらを国賓こくひんとして招まねくことは、中国ちゅうごくの言論げんろんや人権じんけんへの弾圧だんあつを肯定こうていするというシグナルを全ぜん世界せかいに発信はっしんすることになるので、それをすべきでないと言いっているのです。結果けっか的てきに中国ちゅうごくの力ちからを強つよくさせていきますから国益こくえきに適てき（かな）いません。
田原たはら　中国ちゅうごくの民主みんしゅ化かについては、私わたしは遠藤えんどうさんと意見いけんが全まったく異ことなります。中国ちゅうごくはもっと豊ゆたかになれば必かならず民主みんしゅ化かしますよ。だから私わたしは二に階かいさんや政府せいふ与党よとう幹部かんぶにも早はやくから進言しんげんしていますが、中国ちゅうごくと仲良なかよくしようという方針ほうしんは間違まちがっていないと思おもう。
遠藤えんどう　中国ちゅうごくを「豊ゆたかになれば民主みんしゅ化かする国くにである」などと考かんがえるのは、中国ちゅうごくの何なんたるかを理解りかいしていない人ひとが言いうことだと思おもいます。アメリカがそういう幻想げんそうを抱いだき、トランプ政権せいけんになってようやくその間違まちがいに気きが付ついたように、「中国ちゅうごくとは何なにか」そして「中国共産党ちゅうごくきょうさんとうとは何なにか」を知しらないと、多おおくの人ひとが陥おちいってしまう幻想げんそうだといっていいでしょう。

……中国ちゅうごくでの革命かくめい戦争せんそうを、最もっとも過酷かこくな形かたちで経験けいけんした遠藤えんどう氏しにしか語かたれない説得せっとく力りょくある言説げんせつが、ここに続つづきます。
遠藤えんどうVS田原たはらの激論げきろんにつぐ激論げきろん、反対はんたい派はも賛成さんせい派はも、全ぜん国民こくみん必読ひつどくの書しょ！

4408338931