東京とうきょう TOKYO

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◆最新さいしん作品さくひん集しゅうにして〈都市とし＝東京とうきょう〉論ろん！　自薦じせん23作さく＋最新さいしん論考ろんこう（2020年ねん７月がつ時点じてん）

◆国立こくりつ競技きょうぎ場じょう、高輪たかなわゲートウェイ駅えき、歌舞伎座かぶきざから角川かどかわ武蔵野むさしのミュージアムまで。

◆写真しゃしん　新津にいつ保たもつ建たて秀しげる

◆BILINGUAL EDITION (JAPANESE & ENGLISH)


「ある都市としで建築けんちくを設計せっけいするというのは、その都市としに対たいしてラブレターを書かくことである。（…）当然とうぜん相手あいてがいろいろであるから、建築けんちくというラブレターも、様々さまざまな文面ぶんめんをとり、様々さまざまな体裁ていさいをとり、様々さまざまな書かき方かたとなる。その相手あいてとの微妙びみょうな関係かんけいが、通常つうじょうの建築けんちく雑誌ざっしというメディアからは伝つたわってこない。その機微きびを伝つたえたくて、今回こんかいは写真しゃしん家かの新津にいつ保たもつ建たて秀しげるさんにお願ねがいをした。新津にいつ保たもつさんは、僕ぼくの建築けんちくのまわりをぐるぐると歩あるき廻まわって、僕ぼくと彼女かのじょとの間あいだに、どんなことがあって、その時とき、どんな感情かんじょうにかられて、僕ぼくがこの手紙てがみを書かいたかということが伝つたわるような写真しゃしんを撮とってくれた。」 （隈くま研けん吾われ）

「撮影さつえいに取とり組くむにあたり、まず行おこなったのは、建築けんちく家か・隈くま研けん吾われにとっての東京とうきょうの原げん風景ふうけいをたずね、私わたし自身じしんの足あしで歩あるき経験けいけんしてみることだった。（…）全体ぜんたいの撮影さつえいにおいて留意りゅういしたのは、この原げん風景ふうけいを訪おとずれたときの、過去かこと現在げんざいの往還おうかんの過程かていで心しんの中なかに生起せいきした微かすかな感覚かんかくのフォルムを保持ほじすることだった。そして、それを育そだてていくような意識いしきでそれぞれの建築けんちくに向むき合あうことである。」 （新津にいつ保たもつ建たて秀しげる）

9784044005412