情熱の赴くまま捧げた純潔。その代償は、裏切り、そして妊娠。
カーラが家政婦としてつきそった老齢の葡萄園主が亡くなった。死後に開示された遺言で、カーラには未払いの賃金だけでなく、土地や屋敷までもが遺されていたことが判明する。これに異を唱えたのが、故人の商売敵のマキシム・デュランで、一代で莫大な富を築いた、若くハンサムな大富豪だ。ずっと彼に密かに惹かれていたカーラは、反発しながらも、互いの間に高まる情熱の炎に抗えず、純潔を捧げてしまう。だが翌日、手酷い裏切りに遭ったカーラは自らの過ちを知る。すべてを捨てて逃げ出すが、彼女はすでに身ごもっていて……。
■ハイディ・ライスがお贈りする、ドラマティックなシンデレラロマンスです。マキシムは亡き雇主の息子だと知ったカーラ。彼は故人への恨みを募らせるあまり、カーラに遺された屋敷をむりやり解体しようとしますが、彼女の妊娠を知ったとき、すべてが変わります。