橘たちばな花はなの仇かたき鎌倉かまくら河岸かわぎし捕物とりもの控ひかえ＜一いちの巻まき＞

佐伯さえき泰やすし英えい

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619pt/680円えん(税込ぜいこみ)

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作品さくひん内容ないよう

江戸えど鎌倉かまくら河岸かわぎしにある酒さけ問屋とんや・豊島としま屋や。看板娘かんばんむすめしほの唯一ゆいいつの肉親にくしんである父ちちが、橘たちばなの鉢はちをめぐって御家人ごけにんと諍いさかいをおこし、御家人ごけにんに斬きり殺ころされる事件じけんが起おきる。その御家人ごけにんは、狂乱きょうらん高騰こうとうする橘たちばな景気けいきを背景はいけいに新あたらしい店みせを開ひらくというが、呼よび物もののひとつが、しほの父ちちの血ちを浴あびた「血染ちぞめの橘たちばな」。父ちちの死しを商売しょうばいのたねにして弄もてあそぶ御家人ごけにんは許ゆるせない――しほと、幼馴染おさななじみである政次まさじ、亮吉りょうきち、彦四郎ひこしろうの三さん人にんが立たち上あがります。
また、しほの両親りょうしんをめぐって、あらたな事件じけんが姿すがたをあらわし……。

江戸えど開闢かいびゃく以来いらいの町まち・鎌倉かまくら河岸かわぎしを舞台ぶたいに、若者わかもの四よん人にんと、よき理解りかい者しゃである金座きんざ裏うらの御用聞ごようきき・宗そう五郎ごろう親分おやぶんが難事件なんじけんを解決かいけつする、“青春せいしゅん捕物とりものグラフィティ”。

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橘たちばな花はなの仇かたき鎌倉かまくら河岸かわぎし捕物とりもの控ひかえ＜一いちの巻まき＞

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江戸えど鎌倉かまくら河岸かわぎしにある酒さけ問屋とんや・豊島としま屋や。看板娘かんばんむすめしほの唯一ゆいいつの肉親にくしんである父ちちが、橘たちばなの鉢はちをめぐって御家人ごけにんと諍いさかいをおこし、御家人ごけにんに斬きり殺ころされる事件じけんが起おきる。その御家人ごけにんは、狂乱きょうらん高騰こうとうする橘たちばな景気けいきを背景はいけいに新あたらしい店みせを開ひらくというが、呼よび物もののひとつが、しほの父ちちの血ちを浴あびた「血染ちぞめの橘たちばな」。父ちちの死しを商売しょうばいのたねにして弄もてあそぶ御家人ごけにんは許ゆるせない――しほと、幼馴染おさななじみである政次まさじ、亮吉りょうきち、彦四郎ひこしろうの三さん人にんが立たち上あがります。
また、しほの両親りょうしんをめぐって、あらたな事件じけんが姿すがたをあらわし……。

江戸えど開闢かいびゃく以来いらいの町まち・鎌倉かまくら河岸かわぎしを舞台ぶたいに、若者わかもの四よん人にんと、よき理解りかい者しゃである金座きんざ裏うらの御用聞ごようきき・宗そう五郎ごろう親分おやぶんが難事件なんじけんを解決かいけつする、“青春せいしゅん捕物とりものグラフィティ”。
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政次まさじ、奔る鎌倉かまくら河岸かわぎし捕物とりもの控ひかえ＜二にの巻まき＞

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江戸えど日本橋にほんばしにある呉服ごふく屋や「松坂屋まつざかや」の隠居いんきょ・松まつ六ろくは、手代てだいの政次まさじをともなって年始ねんしの挨拶あいさつまわりに出でた。用ようを済すませた松まつ六ろくは、政次まさじを連つれてひっそりとした小ちいさな佇たたずまいの寺てらを訪おとずれ、さらに無住むじゅうの屋敷やしきへ向むかった。すると夕暮ゆうぐれの廃屋はいおくに潜ひそんでいた剣客けんかくに松まつ六ろくが襲おそわれ、昏倒こんとうしてしまう。

「あの日ひから十じゅう四よん年ねんか……」。
襲おそわれる直前ちょくぜん政次まさじが聞きいた松まつ六ろくの言葉ことばに、かつて幕まく閣かくを揺ゆるがせた事件じけんの影かげを見みた金座きんざ裏うらの宗そう五郎ごろう親分おやぶんは、現在げんざいと過去かこを結むすぶ謎なぞの解明かいめいに乗のり出だした。一方いっぽう、負傷ふしょうした松まつ六ろくへの責任せきにんを感かんじた政次まさじも、ひとり行動こうどうを開始かいしするのだが――。

江戸えど開闢かいびゃく以来いらいの町まち・鎌倉かまくら河岸かわぎしを舞台ぶたいに、若者わかもの四よん人にんと、よき理解りかい者しゃである金座きんざ裏うらの御用聞ごようきき・宗そう五郎ごろう親分おやぶんが難事件なんじけんを解決かいけつする、“青春せいしゅん捕物とりものグラフィティ”。
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御ご金座きんざ破やぶり鎌倉かまくら河岸かわぎし捕物とりもの控ひかえ＜三さんの巻まき＞

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戸田とだ川がわの渡わたしで金座きんざの手代てだい・助蔵すけぞうの死体したいが見みつかった。助蔵すけぞうは京都きょうとで職人しょくにんたちと新しん小判こばんの意匠いしょうをまとめ、江戸えどに帰かえってくるところだった。新しん小判こばんの意匠いしょうが奪うばわれれば贋金にせがねがつくられ幕府ばくふの貨幣かへい制度せいどは危機ききに陥おちいる。金座きんざ長官ちょうかんの命いのちをうけ、金座きんざ裏うらの十じゅう手持てもち・宗そう五郎ごろうが立たち上あがる。

呉服ごふく屋やの手代てだいから宗そう五郎ごろうの手先てさきとなった政次まさじは、先輩せんぱいについて次々つぎつぎと起おこる事件じけんの調しらべにあたり、身体しんたいを休やすめる暇ひまもない。そんななか、先輩せんぱい手先てさきでもある幼馴染おさななじみの亮吉りょうきちが出奔しゅっぽんしてしまい……。
青春せいしゅん捕物とりものグラフィティ第だい３巻かん。
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暴あばれ彦四郎ひこしろう鎌倉かまくら河岸かわぎし捕物とりもの控ひかえ＜四よんの巻まき＞

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亡なき両親りょうしんの故郷こきょうである川越かわごしに出向でむくことになった豊島としま屋やの看板娘かんばんむすめしほ。政次まさじ、亮吉りょうきち、彦四郎ひこしろうが見送みおくりに行いくと、彦四郎ひこしろうの姿すがたを見みて驚おどろく老人ろうじんが。その後ご彦四郎ひこしろうは謎なぞの刺客しかくに何なん度ども命いのちを狙ねらわれることに。
彦四郎ひこしろうにまったく心当こころあたりはなく、捜査そうさは難航なんこう。加くわえて連続れんぞく辻斬つじぎり事件じけんや仏心ほとけごころにつけこむ詐欺さぎなどが金座きんざ裏うらに持もちこまれ、宗そう五郎ごろう以下いか総出そうでで解決かいけつにあたっていくと、意外いがいな一本いっぽんの線せんが見みえてきて……。
青春せいしゅん捕物とりものグラフィティ第だい４巻かん。
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古町ふるまち殺ころし鎌倉かまくら河岸かわぎし捕物とりもの控ひかえ＜五ごの巻まき＞

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徳川とくがわ家康いえやす、秀忠ひでただに従したがって江戸えどに移住いじゅうし、開闢かいびゃく以来いらいの江戸えど町人ちょうにん、いわゆる古町ふるまち町人ちょうにんたちには、将軍しょうぐん主催しゅさいの御ご能のう拝見はいけんなどさまざまな特権とっけんが与あたえられていた。
その御ご能のう拝見はいけんを数日すうじつ後ごに控ひかえ、立たて続つづけに殺ころしが起おきる。しかもひとりは古町ふるまち町人ちょうにん。自みずからも古町ふるまち町人ちょうにんである金座きんざ裏うらの宗そう五郎ごろうも刺客しかくに襲おそわれてしまう。
将軍家しょうぐんけ御ご目見まみ格かくの古町ふるまち町人ちょうにんばかり狙ねらわれるのは何故なぜか。事件じけん解決かいけつを厳命げんめいされた宗そう五郎ごろうが金座きんざ裏うらの面々めんめんと探索たんさくに乗のり出だす！
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引札ひきふだ屋やおもん鎌倉かまくら河岸かわぎし捕物とりもの控ひかえ＜六ろくの巻まき＞

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しほが奉公ほうこうする鎌倉かまくら河岸かわぎしの老舗しにせ酒しゅ問屋とんや豊島屋てしまやの主人しゅじん・清蔵せいぞうは、金座きんざ裏うらの面々めんめんに酒さけや名物めいぶつの田楽でんがくをふるまいつつ、捕物とりものの様子ようすを聞きくのが何なによりのたのしみ。創業そうぎょう二に百ひゃく年ねんを控ひかえ、新あたらしい引札ひきふだ（広告こうこくちらし）を作つくろうと考かんがえていた清蔵せいぞうは、たまたま通とおりかかった引札ひきふだ屋やで女おんな主人しゅじん・おもんと出会であいます。おもんに心しん惹ひかれてゆく清蔵せいぞう。その想おもいが波紋はもんを広ひろげ――。
心配しんぱいしつつ成なり行ゆきを見守みまもる、岡おかっ引ぴきの宗そう五郎ごろうをはじめとする金座きんざ裏うらの面々めんめん。その間あいだにも金座きんざ裏うらには次々つぎつぎと難事件なんじけんが持もち込こまれ、宗そう五郎ごろう、政次まさじ、亮吉りょうきちたちは江戸えどを走はしり回まわります！
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下駄げた貫ぬきの死し鎌倉かまくら河岸かわぎし捕物とりもの控ひかえ＜七ななの巻まき＞

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松坂屋まつざかやの隠居いんきょ・松まつ六ろく夫婦ふうふとしほたちが上うえ州しゅう伊香保いかほへ湯治とうじに出でかけることになり、見送みおくりのため戸田とだ川がわの渡わたしへ向むかった金座きんざ裏うらの宗そう五郎ごろうと政次まさじ、亮吉りょうきちたちだったが、女おんなが刺殺しさつされる現場げんばに出でくわす。
金座きんざ裏うらには厄介やっかいな事件じけんが続つづけて持もち込こまれるが、金座きんざ裏うら十じゅう代目だいめを政せい次じが継つぐことに対たいして、快こころよく思おもわない手先てさきたちとの温度おんど差さが見みえはじめる。
そしてベテランの手先てさき・下駄げた貫ぬきが凶刃きょうじんに倒たおれ、悲かなしみに包つつまれる金座きんざ裏うら。宗そう五郎ごろうは政次まさじたちとともに、下駄げた貫ぬきを死しに至いたらしめた者ものたちを追おい詰つめる！
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銀ぎんのなえし鎌倉かまくら河岸かわぎし捕物とりもの控ひかえ＜八はちの巻まき＞

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師走しわすの江戸えど。浅草あさくさへ出でかけた政次まさじ、亮吉りょうきち、彦四郎ひこしろうとしほたちは、帰かえり道みちに荷足にあし船せんがすり替かえられたという騒さわぎに出でくわす。金無垢きんむくの仏像ぶつぞうなど金目かねめのものが積つまれた仏具ぶつぐ問屋とんやの船ふねが、悪党あくとうどもに周到しゅうとうに狙ねらわれていたようで――。
金座きんざ裏うらの宗そう五郎ごろうの金かね流ながしの十じゅう手てと対たいになる、政次まさじの得物えものも登場とうじょうする第だい8巻かん。
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道場破どうじょうやぶり鎌倉かまくら河岸かわぎし捕物とりもの控ひかえ＜九きゅうの巻まき＞

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赤坂田あかさかだ町まちの直心ひたごころ影かげ流りゅう神谷かみや道場どうじょうで朝あさ稽古けいこが終おわりかけたころ、ひとりの訪問ほうもん者しゃがあらわれた。金座きんざ裏うらの若わか親分おやぶん・政次まさじが応対おうたいに出でてみると、そこには背せに乳飲ちのみ子ごを背負せおった、男装だんそうの女おんな武芸者ぶげいしゃの姿すがたが……。道場破どうじょうやぶりを申もうし入いれてきた女おんな武芸者ぶげいしゃと勝負しょうぶをすることになった政次まさじ。辛勝しんしょうしたものの、なんともすっきりとしない気分きぶんが残のこる。やがて江戸えどで奇妙きみょうな道場破どうじょうやぶりが続つづくようになって……。

政次まさじ、亮吉りょうきち、彦四郎ひこしろう、しほが生いき生いきと活躍かつやくする“青春せいしゅん捕物とりものグラフィティ”第だい９巻かん。
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埋うめみの棘とげ鎌倉かまくら河岸かわぎし捕物とりもの控ひかえ＜十じゅうの巻まき＞

619pt/680円えん(税込ぜいこみ)

金座きんざ裏うらの若わか親分おやぶん・政次まさじは、ある日ひ奉行ぶぎょう所しょの内うち与力よりきに呼よび出だされ、水戸みと藩はんの目付めつけが、水戸みと藩はん家老がろうと政次まさじとのかかわりを問とい質ただして行いったと聞きかされる。それは十じゅう一いち年ねん前まえの夏なつ、政次まさじ、彦四郎ひこしろう、亮吉りょうきちの三さん人にんが遭遇そうぐうした出来事できごとに関係かんけいすることだった。
そんな折おり、江戸えどでも名代なだいの造園ぞうえん竹ちく木き問屋とんやの番頭ばんがしらが殺ころされる。宗そう五郎ごろうと政次まさじたちが調しらべを進すすめると、疑うたがいがかかった者ものたちが次々つぎつぎと殺ころされてしまう。探索たんさくは難航なんこう、重おもい空気くうきが漂ただよう金座きんざ裏うら。そして十じゅう一いち年ねん前まえの出来事できごとがもう一度いちど動うごき出だし……。