肝試しの帰りに神社でお祓いを受けていた大学生の瑛太は、いきなり目の前が真っ白になったかと思うと、まるで三国志の世界のようなところに召喚されていた。そして一人の青年から純白の花嫁衣裳を渡され、自分の代わりに金持ちの商人に嫁いでほしいと頼まれ…。大慌てで逃げ出した瑛太だったが、今度は新人女官に応募してきた者と間違われ、そのまま後宮の書誌殿で働くことに。衣食住の不安はなくなったものの男子禁制の後宮、出ていくこともできないし女装がバレたら大変なことになる。怯えながら暮らす瑛太に声をかけてきたのは、超美形の後宮呪術師・ジャラだった。瑛太が男であると瞬時に見抜いたジャラは、「呪力の源である呪液をたっぷりと飲ませてくれるなら黙っていてあげる」と言う。こうして妬み嫉み渦巻く後宮で、瑛太は夜ごとジャラの寵愛を受け精液を搾り取られ…。そんなある日、誰かが棄廟に封じられていた魔物を解き放ってしまい…。