貴族の家に生まれながらも、両親に虐待され半死半生のところを伯父に助け出されたエドワード。まだ幼児の彼は、体調が回復してきた頃、うっすらとした前世の記憶を思い出し、自分のいる世界が前世で読んだ小説の世界だと理解する。しかも、その小説の中ではエドワードは将来義兄を殺し、自分も死んでしまう悪役令息。前世で義兄が推しだったエドワードは、そんな未来は嫌だ! といい子になることを決意する。そうして小説とは異なり、義兄をはじめとする周囲と良い関係を築いていくエドワードだが、彼を巡る怪しい動きがあって……? ※電子版は単行本をもとに編集しています。