世界せかいの真まん中なかの木き 愛蔵あいぞう版ばん

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スタジオジブリ製作せいさくの数々かずかずの名作めいさく群ぐんの中なかでも、とりわけ人々ひとびとの記憶きおくに残のこるシーンの作画さくがを数多かずおおく担当たんとうされた天才てんさいアニメーター・二木ふたき真希子まきこ。
そんな二木ふたきさんが、1989年ねんに発表はっぴょうした『世界せかいの真まん中なかの木き』というオリジナル作品さくひんをご存知ぞんじでしょうか？

世界せかいの真まん中なかにあるという1本ほんの大おおきな木きの根元ねもとに住すんでいる少女しょうじょ・シシ。
ある日ひ、空そらを舞まう金色きんいろの鳥とりをみかけ、その鳥とりが「全すべてを知しるという伝説でんせつの鳥とり」だと信しんじたシシは、金色きんいろの鳥とりをさがしに、その大おおきな木きに登のぼることを決意けついします。
1匹ひきのカエルを相棒あいぼうに、苔こけの番人ばんにんスプルや、鳥とりをさがし求もとめて木きに登のぼる少年しょうねん・サマに出会であいながら木きに登のぼっていきます。
そして、ついに姿すがたを現げんわす、金色きんいろの鳥とり…。

スタジオジブリ等とうで活躍かつやくする最中さいちゅうに、初はじめて自身じしんのオリジナル作品さくひんとして描えがき下おろした絵え物語ものがたりとして、二木ふたきさん独特どくとくの繊細せんさい且かつ透明とうめい感かんあふれる絵えと独特どくとくの文体ぶんたいで少女しょうじょの物語ものがたりが綴つづられており、現在げんざいでもアニメージュ文庫ぶんこ（徳間書店とくましょてん・刊かん）の一ひとつとして読よみ継つがれています。

文庫ぶんこでは収録しゅうろくがされなかった未み収録しゅうろく原画げんがを発掘はっくつできました。
作品さくひんの流ながれを保たもつために、これらを巻末かんまつにグラビアの形かたちで掲載けいさいいたします。

新あらたな形かたちで生うまれ変かわる、『世界せかいの真まん中なかの木き〈愛蔵あいぞう版ばん〉』に、ぜひご期待きたいください。

9784835456355