「律さん、綺麗やけん――俺、律さんなら男でも全然いけます」
ある事情から路上生活をしている駿人は、水商売の女性のヒモになろうと、ゴージャスな金髪と純白のファーコートを着ている派手な女性が、酔っぱらいの男性に絡まれているところをわざと助けに入る。
助けたお礼に律と名乗るおねーさんの家に一晩泊めてもらえることになった駿人は、彼女の仕事終わりを職場で待つことにする。
しかしそこは煌びやかなクラブで、ステージでダンスを披露する律がドラァグクイーンだと知ってしまう。
男だとわかっても、律の華やかな容姿と華麗なショーから目が離せなくなった駿人は「抱かれる覚悟はできてなかったでしょ?」とからかわれるのだが、なぜか嫌な気はしなくて……。
ゲイで元警官のドラァグクイーン(攻)と、博多弁が可愛らしい元不良少年(受)が心を通わすヒューマンラブストーリー。
※本作品は同タイトルの分冊版1~12巻に、書き下ろしSSとイラストを追加したものです。