魔力がなく、さらには没落寸前の家で暮らす令嬢・エリーヌ。ある日、冷徹皇帝・リオネルの妃候補を探すため王宮から令嬢たちに招集がかかる。階級が低く無能なエリーヌは無縁な話だと高を括っていると、後日なぜかリオネルの妃に選ばれて…!?
「君と初夜を過ごすつもりはない」
しかしリオネルは「条件を満たすお飾り妻」が欲しかっただけのよう。一方エリーヌは潤沢な資金を得られると知り、貧乏な家族のためにお飾り妻になることを決意する。利害が一致して始まった三年間の白い結婚生活だったが、待っていたのは冷徹皇帝からなぜか甘やかされる日々。
「何があってもお前を手放したくない」
いやいや、私たちってニセモノの夫婦ですよね…!?
貧乏令嬢×女嫌い皇帝がホンモノの夫婦になっちゃう溺愛ファンタジー開幕!