たった一度の邂逅がひとりの女の人生を狂わせた
人の紹介で出会った男性に「ぜひ」と望まれて結婚した。
15歳も年上だったが、若々しく優しい人で私は幸せだった。
結婚してまもなく子供も授かった。
同居する義父母との関係も良好で、私を温かく迎え入れてくれた、
まさに絵に描いたような幸せな毎日を過ごしていた。
でも、その幸せはどこかで感染した“風疹”によって打ち砕かれてしまった――
病によって流産し、優しかった姑も態度が一変…
夫もまさか愛人をつくった上に、子供まで作るなんて…
そして私は出て行くしかなかった――
そして私の人生は転落していく…
ひょんなことから、幸せだったころに出会った少女と再会する。
そして私に“病”を伝染したのは彼女だと気づいてしまった――