館野作品の
最大の
魅力…それは『
気持ちに
名前を
見付ける
瞬間』の
描写にあると
思います。
今回の
二つの
物語も、
他の
館野作品と
同様、とてもシンプルでともすればシラケてしまうくらいありふれた
日常風景に
垣間見える
登場人物たちの
想いを
描いたお
話
です。
友情とも恋とも呼べないような微妙な距離を保ちながら…その想いの欠片を少しずつ形にしていく過程が淡々と綴られていきます(そこに毎回じわりじわりと萌えさせられるんですが・笑)。
そして想いが決壊し、ようやく気持ちに名前を見付けた瞬間。
手にとるように登場人物たち想いがストンと落ちてくるんです。
表題作の持田×奥にしても、『君までの〜』の斎藤×安田も、そこに在る気持ちには気付いているんです。でも、その想いを何と呼べば良いのか分からずに、あと一歩が踏み込めない。そんな彼等が恋に気付く瞬間の風景に…
言葉にならないくらい萌えました。
単なる「見せ方の巧さ」だけではない館野さんの感性がそこにはあります。
だからこそ愛して止まず…数年に一冊の新刊をいつまでも待ち続けてしまうんですよね。
二編ともあらすじを紹介するよりは実際に読んで頂いた方が良い(早い)と思うので割愛させていただきますが、読むなら是非をオススメします(あ、ちなみに二話目の斎藤は黒髪メガネ受け)。
で、本当にシンプルでサラッとした話なので、二度読みくらいはした方が良いかもしれません(実際私は3度目で初めて萌えた…)。
セブンデイズ、同級生(中村明日美子さん)がお好きなら是非どうぞ!
何度読んでも色褪せない、読む度に深くなる…本当に愛して止まない作品です。
。。。。。。。。。
毎度毎度長くてスイマセン…よっぽど好きなんだな〜と生ぬるい目で流してください
もっとみる▼