ニューヨーク(CNNMoney) 現地時間の1月20日正午を持って退任した、2期8年を務め上げた第44代大統領のバラク・オバマ氏(55)は今後、連邦政府の定年退職者としての余生を過ごすことになる。
今年1年の年金額は20万7800ドル(約2369万円)の見通し。大統領報酬の約半分の額だ。
この他、歴代大統領と同様、今後7カ月間にわたって大統領後の生活に慣れるための支援サービスも受ける。大統領警護隊(シークレットサービス)の身辺保護は終生続き、旅費、事務所経費、通信代や医療保険料などの手当も支給される。
これらの経費総額は各大統領経験者によって異なり、カーター元大統領の場合は2015年に20万ドルを若干超え、ジョージ・W・ブッシュ元大統領は80万ドルだった。カーター氏の任期は5年に満たなかったため、医療保険の適用資格から外れていた。
大統領経験者に対する各種手当の制度は、トルーマン元大統領が1958年に経済的に貧窮した事例を踏まえて初めて設けられた。これらの経費総額は現在、閣僚のある年の報酬額と同一水準になっている。閣僚の報酬額は米連邦議会が定める。