１７歳さい少年しょうねんがワニと格闘かくとう、腕うでを食くいちぎらせて逃のがれる　フロリダ

（ＣＮＮ） 　米べいフロリダ州しゅうで１７歳さいの少年しょうねんが川かわで遊泳ゆうえい中ちゅうにワニに襲おそわれ、片腕かたうでの一部いちぶを食くいちぎられながらもテレビ番組ばんぐみで見みた行動こうどうを実践じっせんして自力じりきで脱出だっしゅつした。

地元じもとメディアの報道ほうどうによると、カレブ・ラングデール君くんはフロリダ州しゅう南部なんぶムーアヘイブンの川かわで友人ゆうじんたちと泳およいでいて、体長たいちょう約やく３．４メートルのワニに襲おそわれた。

家族かぞくや友人ゆうじんの話はなしでは、ラングデール君くんは自分じぶんに向むかってくるワニを見みてとっさに、ナショナルジオグラフィックのドキュメンタリー番組ばんぐみ「スワンプメン」を思おもい出だし、かまれるのを防ふせごうとワニの口くちの下したの部分ぶぶんをつかんだ。

これで最初さいしょの一いち撃げきは逃のがれたが、そのまま泳およいで逃にげようとしたところで腕うでをかまれた。家族かぞくによると、ラングデール君くんは「一いち度どワニに腕うでをかまれたら、なくすしかない」と悟さとり、両足りょうあしでワニの頭あたまを強つよく蹴けって腕うでを食くいちぎらせたという。これもスワンプメンをみて覚おぼえた動うごきだった。

友人ゆうじんは「（ラングデール君くんは）腕うでを与あたえれば胴体どうたいは取とられないと知しっていた。頭あたまを働はたらかせてその危険きけんを冒おかした」と振ふり返かえる。ワニから逃のがれたラングデール君くんは手てを振ふりながら、「救急きゅうきゅう車しゃを呼よんで。腕うでがなくなった！」と助たすけを求もとめたという。

ワニはその後ご、野生やせい生物せいぶつ保護ほご当局とうきょくが捕獲ほかくして処分しょぶんした。かみちぎられたラングデール君くんの腕うでも回収かいしゅうされたが、元もとの腕うでに接合せつごうすることはできなかった。

地元じもとの保安ほあん官かんによると、この地域ちいきでワニが人ひとを襲おそうことは滅多めったにないという。しかし野生やせい生物せいぶつ保護ほご当局とうきょくは、今いまの季き節ぶしはワニの活動かつどうが活発かっぱつになっているとして注意ちゅういを呼よび掛かけている。