隼はやぶさ太ふとし、24歳さいバースデー弾だんもホロ苦く拙つたな守もり

2013年ねん5月がつ9日にち

　８回かい、伊藤いとう隼はやぶさは先制せんせいの２つーランを放はなつ

　「何なにとかつなごうと思おもっていた。まさか本塁打ほんるいだになるとは。（バースデー弾だんは）初はじめてです」

　前夜ぜんやの空中くうちゅう戦せんから一転いってん、息詰いきづまる展開てんかい。今季こんきの対戦たいせん成績せいせき２戦せん２勝しょうと、虎とらが“お得意とくい様さま”としていた沢村さわむらの意地いじの投球とうきゅうに、七なな回かいまでわずか２安打あんだと封ふうじられていた。

　重苦おもくるしい空気くうきが支配しはいし始はじめた東京とうきょうドーム。さらにこの日ひ、主軸しゅじくを担になう福留ふくとめが左ひだり膝ひざ痛つうで登録とうろく抹消まっしょう。その代役だいやくである伊藤いとう隼はやぶさが放はなった一いち撃げきだからこそ、大おおきな輝かがやきを放はなった。それが九きゅう回かいに暗転あんてんする。