バラ特集とくしゅう
クラシックローズ

オールドローズとモダンローズの交配こうはいによって生うまれた究極きゅうきょくのバラ「クラシックローズ」。オールドローズからは、クラシカルな花形はながたと豊ゆたかな香かおりを、モダンローズからは多彩たさいな色合いろあいを受うけ継つぎました。オールドローズ特有とくゆうの強つよく甘あまい香かおりを漂ただよわせるものもあれば、紅茶こうちゃのような爽さわやかな香かおり、フルーツのようなフレッシュな香かおりなどもあり、芳香ほうこうの種類しゅるいは多岐たきに渡わたります。

もうひとつの大おおきな魅力みりょくとしてあげられるのが、その「はかなさ」です。実じつは、香かおりと花弁はなびらの厚あつみには密接みっせつな関係かんけいがあり、香かおりの良よいものほど花弁はなびらが薄うすくデリケートだといわれています。はかない命いのちを咲さき誇ほころうとする健気けなげな姿すがた、ひらひらとした散ちり際さいの美うつくしさ。それこそが、多おおくのバラ愛好あいこう家かやガーデナーがクラシックローズに心しん奪うばわれる理由りゆうのひとつなのかもしれません。