発電はつでんする帽子ぼうし。ソーラーパネル付つきハット｢EcoFlow Power Hat｣の実力じつりょく検証けんしょうしてみた

頭あたまで、発電はつでんしよう！

ポータブル電源でんげんなどで知しられるEcoFlowから、すごい商品しょうひんが出でてるの知しってましたか？

その名なも｢EcoFlow Power Hat｣。ソーラーパネルが取とり付つけられて、頭あたまから発電はつでんができてしまうという帽子ぼうしです。

この度たびキャンプに行いってきたので、実際じっさいに使つかってみました。

日ひが落おちかけた空そら、発電はつでんはできるのか

EcoFlow Power HatにはUSB-A、USB-Cポートがついていて、コードを繋つないで給電きゅうでんできます。蓄電ちくでんはできないため、充電じゅうでんするには、帽子ぼうしとデバイスをコードで繋つないでおきます。

キャンプ場じょうに着ついたのは15時じごろ。日ひがすでに傾かたむき始はじめていたので、発電はつでんできるかやや不安ふあんになりながら、iPhoneをつないで充電じゅうでん開始かいし。

お！充電じゅうでんマークが点灯てんとう。どれぐらい貯たまるものか、帽子ぼうしを被こうむりながら、しばらくテント立だて作業さぎょう。

30分ふん後ご、全然ぜんぜん充電じゅうでんが進すすんでいません。1時間じかん経たっても、1%も増ふえないまま。やっぱり太陽光たいようこうが足たりないようです。

16時じを超こえる頃ころには太陽たいようが木きに隠かくれてしまいました。しかし、まだ一応いちおう充電じゅうでん中ちゅうにはなっています。17時じごろになると、接続せつぞくされたり切きれたりを繰くり返かえして、この日ひは日差ひざしの関係かんけいで、真価しんかを発揮はっきできなかったようです。

朝日あさひを浴あびながら、再度さいどチャレンジ

翌朝よくあさ。この日ひは雲くも一ひとつない秋晴あきばれ。テントを出でるや否いなやパワーハットを被こうむって本日ほんじつも出動しゅつどう。よし、昨日きのうできなかったiPhoneの充電じゅうでんをしよう。日光にっこうがさんさんと降ふり注そそぎ始はじめると、今度こんどはグングンと充電じゅうでんが始はじまります！

約やく30分ふんで15%。公式こうしきでは｢最速さいそく3~4時じ間あいだで携帯けいたい電話でんわをフル充電じゅうでん｣と言いわれているので、想定そうてい通どおりちゃんと給電きゅうでんしてくれてますね。ちなみにUSB AとCの口くちを使つかって、同時どうじに2台だいのiPhoneを充電じゅうでんすることもできました。

EcoFlow Power Hatは、ソーラーパネルをツバに組くみ込こんでいるおかげで、寸法すんぽう58cmと帽子ぼうしにしてはかなりでかいです。そのため、トイレなんかで室内しつないに入はいった時とき、壁かべにバンバンぶつかりました。

しかし、でかいツバのおかげでしっかり日陰ひかげを作つくってくれるのはありがたかったです。この日ひは日差ひざしがとても強つよい日ひでしたが、帽子ぼうし本来ほんらいの機能きのうは果はたしてくれてますね。

また、重おもさ370gとソーラーパネルとしては軽量けいりょうなのですが、帽子ぼうしとしては軽かるくはない。大おおきさも含ふくめ、若干じゃっかん首くびが動うごかしづらいのがちょっと気きになりました。とはいえ長時間ちょうじかん着用ちゃくようしても疲つかれるほどではなく、頭あたまを覆おおう部分ぶぶんはメッシュ加工かこうなので、蒸むれることもありませんでした。

ただ、充電じゅうでん中ちゅうはずっとケーブルを繋つないでおかないといけないのはやっぱり邪魔じゃまに感かんじてしまいましたね。蓄電ちくでんできるバージョン出でないのかな。

ちなみに、耐水たいすい、防塵ぼうじん性能せいのうIP65なので、アウトドアでガンガン使つかうのにはもってこい。

動うごきのあるアクティビティに最適さいてきかも

ちゃんと日ひが当あたっている時間じかん帯たいであれば、しっかり充電じゅうでんしてくれることが確たしかめられました。

普通ふつうのソーラーパネルは太陽たいようの向むきに合あわせてその都度つど位置いちを調整ちょうせいしないといけませんが、このハットは360度どぐるりとソーラーが埋うめ込こまれているので、自分じぶんの向むきに関係かんけいなく日光にっこうを取とり込こんでくれるのが強つよみでしょう。

ただ使つかってみると、キャンプというよりは、ハイキングや登山とざんなんかの、もっと動うごきのあるアクティビティに向むかいてるのかなと思おもいました。

帽子ぼうしとソーラーパネルが一体化いったいかして、動うごきながらでもスペースを取とらずに発電はつでんできる。というのがEcoFlow Power Hatの強つよみだと思おもうので、キャンプのような、そんなに動うごくことがなく、荷物にもつの軽量けいりょう化かもそこまで求もとめないシーンでは、普通ふつうのソーラーパネルでもいいのかなと。

一方いっぽう登山とざんなんかでは、ソーラーパネルの向むきを気きにせず、動うごきながら発電はつでんできるのは便利べんりな気きがします。もちろん、日除ひよけにもなりますしね。

また、遭難そうなんなどの緊急きんきゅう事態じたいにも、こうしたガジェットはとても役やくに立たつと思おもいました。バックパックに取とり付つけるソーラーパネルなんかも出でてますが、こちらは帽子ぼうしにもなる一石二鳥いっせきにちょうですからね。

初はじめは実用じつよう性せいないんじゃないか？と正直しょうじき疑うたがってましたが、ちゃんと使つかえて、用途ようとによってはありかも、と思おもわされた商品しょうひんでした。

Source: EcoFlow