雄ゆうのアフリカマナティー死しぬ

　鳥羽水族館とばすいぞくかんで飼育しいくされていた雄ゆうのアフリカマナティー「かなた」＝１９日にち、三重みえ県けん鳥羽とっぱ市し（同どう水族館すいぞくかん提供ていきょう）

　鳥羽水族館とばすいぞくかん（三重みえ県けん鳥羽とっぱ市し）は２７日にち、雄ゆうのアフリカマナティー「かなた」が死しんだと発表はっぴょうした。正確せいかくな年齢ねんれいは不明ふめいだが、解剖かいぼうなどを行おこない、老衰ろうすいの可能かのう性せいを含ふくめて死因しいんを調しらべる。水族館すいぞくかんによると、国内こくないでは同館どうかんのみがアフリカマナティーを飼育しいく展示てんじしており、残のこっているのは雌めすの「みらい」だけとなった。

　水族館すいぞくかんによると、かなたは約やく１カ月かげつ前まえから餌えさを食たべるスピードが遅おそくなり、日にち中ちゅうは動うごきが鈍にぶい様子ようすも見みられたという。２７日にち午前ごぜん８時じ２０分ふん、死しんでいるのを飼育しいく員いんが確認かくにんした。

　かなたは１９９６年ねん、西にしアフリカ・ギニアビサウから雌めすの「はるか」と共ともに鳥羽水族館とばすいぞくかんに来きた。