ドコモ，16Mバイトメモリ搭載のCFカード型PHS「P-in memory」を発売
| 【国内記事】 |
2002年1月24日更新 |
NTTドコモは，データカード型PHS「P-in memory」を2月1日より発売する。価格はオープンプライス。
「P-in memory」製品写真
同商品は，16Mバイトのフラッシュメモリを搭載する。1000文字程度のA4文書で約800枚 (1枚20Kバイト程度) のデータの保存や読み出しを可能とする。また，デジタルカメラ画像は，約200枚 (1枚80Kバイト程度) まで対応する。
PHSカードにフラッシュメモリが乗ることで，「ノートPCもPDAもモバイル環境ならば，PHSなどの通信環境が必須になってきた。P-in memoryを使えば，メモリカードとPHSカードを差し替える必要なく，1枚でまかなえる」（ドコモ広報）。
CF TypeIに対応
松下通信工業製となるP-in memoryは，コンパクトフラッシュTypeIに対応しているのも大きな特徴。これまでCF TypeIに対応したPHSカードは，DDIポケット向けのAirH"カード「RH2000P」（TDK製）しかなかった（2001年10月の記事参照）。
PCカードアダプタは別売り（2000円）だが，PDAやノートPCのカードスロットに端末を直接装着することで最大64Kbpsのワイヤレスデータ通信が可能。サイズは幅42.8×厚さ56.0×高さ3.3ミリ。重量約17グラム。Windows 95/98/Me/2000 Professional/XP (日本語版) /CEなどに対応する。Palm OSおよびMac OSには現時点で非対応。今後の対応は「未定」（NTTドコモ広報）。
主な仕様は以下の通り
| 仕様 | 概要 |
| サイズ | 約42.8ミリ×約56.0ミリ×約3.3ミリ（高さは一部7.3ミリ）（本体のみ，アンテナ収納時，付属品含まず） |
| 重さ | 約17グラム（本体のみ。付属品含まず） |
| 電源 | DC 3.3±V0.3V（カードスロットより供給） |
| 通信速度 | PHS：64Kbps／32Kbps |
| 消費電力 | 64Kbpsデータ通信時：435ミリワット（LED点灯時），32Kbpsデータ通信時：305ミリワット（LED点灯時），待受時：95ミリワット（LED点灯時） |
| 対応OS | Windows 95/Windows 98/ Windows Me/Windows 2000Professional/Windows XP（日本語版），Windows CE（2.0以上、H/PC Pro3.0、Palm Size PC1.1/1.2、Handheld PC2000、Pocket PC/ Pocket PC 2002），Zaurus MI-E1/L1/E21 (ソフトウェアのバージョンアップが必要) |
| 接続機種 | CompactFlashTypeI／II CF+ and Compact Flash Specifications Revision1.4準拠以上，PCカードType II（オプション装着時） PC Card Standard 95準拠以上 |
| 適用回線 | 公衆PHS網（NTTドコモ） |
| PHS対応モード | 公衆モード／ホームアンテナモード／OAモード／自営モード／トランシーバ （デュアルモードあり） |
| メモリ | 16Mバイト |
| その他 | 位置情報サービス「いまどこサービス（機能拡充）」対応 |
| 価格 | オープンプライス (本体価格) ，PCカードアダプタP6002 (2000円) |
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[斎藤健二，ITmedia]
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