モバイル業界ぎょうかいを変かえる「分離ぶんりプラン」が始はじまる：Mobile Weekly Top10

[井上いのうえ翔しょう，ITmedia]

　今回こんかいのITmedia Mobile Weekly Top10は、2019年ねん2月がつ18日にちから2月がつ24日にちまでのアクセスを集計しゅうけいし、ランキング化かしました。

　ランキングの1位いは、「石川いしかわ温あつしのスマホ業界ぎょうかい新聞しんぶん」からシェアパック、docomo withの廃止はいしを匂におわす吉澤よしざわドコモ社長しゃちょう――高橋たかはしKDDI社長しゃちょう『ドコモの分離ぶんりプランで世よの中なかが変かわる』が入はいりました。

　総務そうむ省しょうは、携帯けいたい電話でんわの通信つうしん料金りょうきんと端末たんまつの代金だいきんを完全かんぜんに分わける、いわゆる「完全かんぜん分離ぶんりプラン」の導入どうにゅうを推進すいしんしています。そんな中なか、NTTドコモは2019年度ねんど第だい1四半期しはんき（4〜6月がつ）に新あたらしい料金りょうきんプランを導入どうにゅうしようとしています。

　事実じじつ上じょうの分離ぶんりプランを導入どうにゅうしていることもあり、競合きょうごうのau（KDDIと沖縄おきなわセルラー電話でんわ）やソフトバンクは「様子見ようすみ」の情勢じょうせいです。しかし、ドコモが打うち出だす新しんプランの内容ないようによっては、何なんらかの措置そちを取とることが避さけらません。10月にMNOとしてデビューする楽天らくてんモバイルネットワークの料金りょうきん戦略せんりゃくも気きになります。

　2019年ねんは、いろいろな意味いみでモバイル通信つうしん業界ぎょうかいの「曲まがり角かど」になりそうです。

　2位いの「『HUAWEI Mate X』の実機じっきに触ふれた！　折おりたたむ様子ようすを写真しゃしんと動画どうがでチェック」も良よく読よまれました。

　CES 2019の「FlexPai」（Royole製せい）に始はじまり、2019年ねんは画面がめんが折おれ曲まがるフォルダブルスマートフォンが1つのトレンドとなりそうです。

　「折おれ曲まがる」ことのメリットというと、タブレット相当そうとうの大だい画面がめんがポケットに入はいるということ。読書どくしょや地図ちず確認かくにんの際さいは、非常ひじょうに役立やくだちそうです。ただ、現時点げんじてんではそのメリットに対たいする代価だいか、つまり端末たんまつ代金だいきんがとても高たかいことが大おおきな課題かだいです（当然とうぜんかもしれませんが）。

　ただ、中小ちゅうしょうのスマホメーカーもフォルダブルスマホを出だすという話はなしもありますから、来年らいねん（2020年ねん）には意外いがいと値段ねだんはこなれたものになるかもしれません（あくまで現時点げんじてんのフォルダブルスマホと比くらべてですが……）。