(Translated by https://www.hiragana.jp/)
ソフトバンク、iPhoneとAndroidでSIMの流用が可能に 2022年夏をめどに - ITmedia Mobile

ソフトバンク、iPhoneとAndroidでSIMの流用りゅうよう可能かのうに 2022ねんなつをめどに

» 2022ねん02がつ21にち 1616ふん 公開こうかい

 ソフトバンクSIMは独特どくとく仕様しようで、えただけでは通信つうしんしない場合ばあいがあるのをごぞんじだろうか? その仕様しよう廃止はいしすべく、ソフトバンクがAndroidとiPhoneでSIMカードを利用りようできるよう準備じゅんびすすめている。

SIM ソフトバンクSIMカードの種類しゅるい複数ふくすうある
SIM ひだりから、iPhone専用せんよう「nano USIM カードA(C2)」「nano USIM カードA(C)」「nano USIMカード」「Pocket WiFi よう USIMカード」

iPhoneやAndroidのなかでも複数ふくすうのSIMが存在そんざい

 ソフトバンクでは端末たんまつ種別しゅべつによってことなるSIMカード(USIMカード)を用意よういしており、おおまかにけると以下いかのSIMカードが存在そんざいする。

  • iPhoneよう
  • Androidよう(NFC対応たいおう機種きしゅ
  • Androidよう(NFC対応たいおう機種きしゅ
  • SIMロックフリー端末たんまつよう(iPhoneをのぞく)

 端末たんまつ種別しゅべつ一致いっちすれば、そのままえて使つかうことができるが、おな端末たんまつ種別しゅべつでSIMカードのサイズがことなる場合ばあいや、端末たんまつ種別しゅべつことなる場合ばあいは、えて使つかうことはできない仕様しようだ。

 SIMカードの自体じたいは、普段ふだんから頻繁ひんぱんおこな行為こういではないが、このような仕様しようによって、下記かきのようなことについてこまったひとはいないだろうか?

 たとえば、iPhone 5sがこわれてしまい、応急おうきゅう処置しょちてきにSIMロックフリーの「iPhone SE」をApple Storeや中古ちゅうこ販売はんばいてんなどで入手にゅうしゅし、あたらしいはしまつがソフトバンクからとどくまでのあいだ家族かぞく知人ちじんなどと連絡れんらくえるようにしたい――。

 結論けつろんからえば、これはできない。なぜならiPhoneですら端末たんまつ種別しゅべつによってSIMカードがことなるからだ。詳細しょうさい以下いかとおり。

  • iPhone 5:iPhone 専用せんよう nano USIMカード
  • iPhone 5s/5c:iPhone 専用せんよう nano USIM カードA(C)
  • iPhone 6 以降いこう:iPhone 専用せんよう nano USIM カードA(C2)

 このため、ソフトバンクショップに出向でむいたうえで、SIMカードの交換こうかんさい発行はっこう手続てつづきをおこな必要ひつようがある。

 下記かきのケースも同様どうように、SIMカードのえだけでは使つかえない(厳密げんみつにはえても、音声おんせい通話つうわしか使つかえなかったり、はしまつがSIMカード情報じょうほう正常せいじょうれなかったりする)。

  • Android端末たんまつ→iPhone(そのぎゃくも)
  • ソフトバンクのAndroid端末たんまつ他社たしゃやSIMロックフリーのはしまつ(そのぎゃく同様どうよう

 さらに、SIMカードの交換こうかんさい発行はっこう手続てつづきをすると、さい発行はっこう手数料てすうりょう3300えん税込ぜいこみ)が発生はっせいする(利用りよう料金りょうきん請求せいきゅう合算がっさん請求せいきゅうとなる)。これもユーザーにとって負担ふたんとなっていた。

SIM Androidスマートフォンでも9種類しゅるいものSIMが存在そんざいする
SIM 機種きしゅごとのUSIMカードの種類しゅるいについてもサポートのページで確認かくにんできる

なぜこんな面倒めんどう仕様しようなのか 今後こんごはどうなる?

 では、なぜわざわざこうした仕様しようにしたのか。ソフトバンク広報こうほうはこのように説明せつめいしている。「料金りょうきんプランと端末たんまつのセット販売はんばいにおいて提供ていきょうされるサービスがことなっていたため、えにおける不正ふせい利用りよう防止ぼうしするため、適切てきせつなサービスをおきゃくさまへ提供ていきょうするためにSIMの種類しゅるいかれておりました

 このソフトバンクSIMカードの独特どくとく仕様しようについては、2021ねん2がつ18にちひらいた「オンライン専用せんようブランドLINEMO」の発表はっぴょうかい質疑しつぎ応答おうとうで、ソフトバンクの寺尾てらお洋幸ひろゆき常務じょうむ執行しっこう役員やくいんが「課題かだいとして認識にんしきしている」としたうえで、「解決かいけつけて準備じゅんびすすめている」と発言はつげんしていた。

 その、ITmedia Mobileがソフトバンク広報こうほうわせたところ、「利用りようしゃにニーズのたかいSIMカードの差替さしかえ利用りよう可能かのうにすべく、発行はっこうみのAndroid SIMとiPhone SIMをSIMのさい発行はっこうなしで、AndroidとiPhoneそれぞれで使つかえるようにする(差替さしかえ利用りよう)ことは順次じゅんじっている」とのこと。AndroidとiPhoneのSIM利用りよう制限せいげんは、2022ねんなつをめどに撤廃てっぱいするとのこと。

 しかも、SIMの流用りゅうよう新規しんき発行はっこうのSIMだけでなく、既存きそんのSIMも対象たいしょうという。

 この準備じゅんびは2022ねん1がつから徐々じょじょっているようで、ルーターやタブレットなどの端末たんまつをどうするかは未定みていとしている。ともあれ、スマートフォンを回線かいせん契約けいやくなしで購入こうにゅうして、ソフトバンクのSIMをえて使つかっている、あるいは使つかうことを検討けんとうしているひとにとっては朗報ろうほうだ。

 なお、SIMの種類しゅるいをOSわず統一とういつする予定よてい未定みていのこと。

更新こうしん:2022ねん2がつ21にち1834ふん 初出しょしゅつ、SIMの共通きょうつうとしていましたが、厳密げんみつには共通きょうつう統一とういつ)されるわけではなく、利用りよう可能かのうになるため、一部いちぶ加筆かひつ修正しゅうせいしました。】

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2024ねん06がつ29にち 更新こうしん
  1. 楽天らくてんモバイルが“大幅おおはば前倒まえだおし”でプラチナバンドを運用うんよう開始かいしできたワケ “びすぎない”対策たいさく必須ひっす(2024ねん06がつ29にち
  2. 「Apple Vision Pro」にやく60まんえん価値かちはあるのか? やく4カ月かげつあいだ使つかって“後悔こうかいしなかった”理由りゆう (2024ねん06がつ27にち
  3. 楽天らくてんモバイルの「プラチナバンド」は1.7GHzたいとの“ベストミックス”で展開てんかい 5G速度そくど向上こうじょうさせ1000まん回線かいせん早期そうき達成たっせい目指めざ(2024ねん06がつ27にち
  4. 「motorola razr 50」シリーズは日本にっぽんでも“とどきやすい”価格かかく目指めざす モトローラ・モビリティ・ジャパン仲田なかた社長しゃちょう直撃ちょくげき (2024ねん06がつ28にち
  5. 「Xperia 1 VI」「Xperia 1 V」はどちらがやすく、ちやすい? 実機じっき比較ひかくわかったこと (2024ねん06がつ27にち
  6. 「iPhone 15」シリーズの価格かかくまとめ【2024ねん6がつ最新さいしんばん】 ソフトバンクで実質じっしつ価格かかく変動へんどう、ドコモとさいやすきそ(2024ねん06がつ28にち
  7. あたらしいZenfone」が7がつ3にち日本にっぽん上陸じょうりく ASUSが予告よこく (2024ねん06がつ26にち
  8. ゲオ限定げんていスマートウォッチ、3278えん発売はつばい 180種類しゅるい以上いじょう盤面ばんめんデザインを用意ようい (2024ねん06がつ28にち
  9. 中国ちゅうごくスマホが“とある場所ばしょ”で「しゴムマジック」を使つかえないワケ 実際じっさい検証けんしょうしてみた (2024ねん06がつ25にち
  10. しんりたたみスマホ「motorola razr 50/50 ultra」発表はっぴょう 外側そとがわディスプレイ大型おおがたでAIにも対応たいおう 日本にっぽんでも発売はつばい予定よてい (2024ねん06がつ26にち
最新さいしんトピックスPR

過去かこ記事きじカレンダー