「ASUSのNUC」が初はつ登場とうじょう　Core Ultra搭載とうさいの「ROG NUC」と「NUC 14 Pro」「NUC 14 Pro+」：CES 2024（1/2 ページ）

[井上いのうえ翔しょう，ITmedia]

　ASUSTeK Computer（ASUS）は1月がつ9日にち（米国べいこく太平洋たいへいよう時間じかん）までに、小型こがたPC／ベアボーンキット「NUC（Next Unit of Computing）」の新しん製品せいひんを相次あいついで発表はっぴょうした。Intelから事業じぎょうを継承けいしょうしてから初はじめての新しん製品せいひんで、自社じしゃのブランド「ROG（Republic of Gamers）」を冠かんするゲーミングモデルも用意よういされる。

　なお、今回こんかい発表はっぴょうされた新しん製品せいひんの日本にっぽんでの展開てんかいは未定みていだ。

Core Ultra＋GeForce搭載とうさいのゲーミングモデル「ROG NUC」

　「ROG NUC」は、最新さいしんのCore UltraプロセッサとGeForce RTX 4060／4070 Laptop GPUを搭載とうさいする、ゲーミングデスクトップPCのベアボーンキット／Mini PC（※1）だ。搭載とうさいするCPUとGPUの組くみ合あわせから2モデルが用意よういされており、ベアボーンキットの場合ばあいは、OSとメモリ、SSDを用意よういすれば、ツールレスで“コンパクトな”ゲーミングデスクトップPCを作つくれる。

（※1）OS、メモリ、SSDがあらかじめ組くみ込こまれたキット製品せいひん（完成かんせい品ひん）

　CPUとGPUの組くみ合あわせは、「Core Ultra 7 155H（Pコア6基き12スレッド＋Eコア8基き8スレッド＋LP Eコア2基き2スレッド）＋GeForce RTX 4060 Laptop」と「Core Ultra 9 185H（Pコア6基き12スレッド＋Eコア8基き8スレッド＋LP Eコア2基き2スレッド）＋GeForce RTX 4060 Laptop」から選えらべる。CPUとGPUの両方りょうほうを生いかして、AI（人工じんこう知能ちのう）処理しょりをより高速こうそくに行おこなえることが魅力みりょくだ。

　メインメモリはDDR5-5600規格きかくのSO-DIMMを2枚まい搭載とうさいできる。ストレージはPCI Express 4.0接続せつぞくのM.2 SSDに対応たいおうしており、モジュールは最大さいだい3枚まい装着そうちゃく可能かのうだ。Mini PCとして供給きょうきゅうされる場合ばあい、OSはWindows 11 HomeまたはUbuntu 22.04 LTS（※2）をプリインストールする。

（※2）Ubuntu構成こうせいの場合ばあい、より新あたらしいバージョンのLTS（Long-term Support）バージョンがプリインストールされる場合ばあいがある

　ポート類るいは正面しょうめんにSDメモリーカードスロット（SD Express対応たいおう）、USB 3.2 Gen 2 Standard-A端子たんしとイヤフォン／マイク端子たんしを、背面はいめんにThunderbolt 4（USB4）端子たんし、USB 3.2 Gen 2 Standard-A端子たんし×2、USB 2.0 Standard-A端子たんし×2、HDMI 2.1a出力しゅつりょく端子たんし、DisplayPort出力しゅつりょく端子たんし×2、有線ゆうせんLAN端子たんし（2.5GBASE-T）と電源でんげん入力にゅうりょく端子たんしを備そなえる。Thunderbolt 4端子たんしはDisplayPort Alternate Modeによる映像えいぞう出力しゅつりょくと、最大さいだい12Vの電源でんげん出力しゅつりょくにも対応たいおうする。映像えいぞうは、出力しゅつりょく端子たんしを全すべて利用りようすると4画面がめんまで出力しゅつりょく可能かのうだ。

　ワイヤレス通信つうしんは、Wi-Fi 6E（IEEE 802.11ax）とBluetooth 5.3を利用りようできる。

　電源でんげんは外そと付づけ式しき（ACアダプター）で、容量ようりょうは330Wとなる。本体ほんたいサイズは約やく270（幅はば）×180（奥行おくゆき）×50（厚あつさ）mmで、重量じゅうりょうは約やく800gだ。

　次つぎのページでは、メインストリームモデルとなる「NUC Proシリーズ」の新しん製品せいひんを紹介しょうかいする。