2012年ねん9月がつ28日にち(金)きん

本紙ほんし排除はいじょ仰天ぎょうてんい訳いわけ

規制きせい委い「会見かいけん室しつ広ひろさに限かぎり」

あくまで固執こしつの姿勢しせい

　原子力げんしりょく規制きせい委員いいん会かい（田中たなか俊一しゅんいち委員いいん長ちょう）が「特定とくていの主義しゅぎ主張しゅちょうを持もった機関きかん紙しはご遠慮えんりょいただきたい」などとして本紙ほんしの記者きしゃ会見かいけん出席しゅっせきを不当ふとうに排除はいじょしている問題もんだいで同どう委員いいん会かいの実務じつむを担当たんとうする原子力げんしりょく規制きせい庁ちょうの広報こうほう担当たんとうは２７日にち、本紙ほんしを排除はいじょする理由りゆうに「記者きしゃ会見かいけん室しつの広ひろさに限かぎりがある」ことを挙あげ、機関きかん紙しまで参加さんかさせると「対応たいおうできない」などとしました。参加さんかさせない理由りゆうをあれこれ挙あげて、あくまで本紙ほんし排除はいじょに固執こしつする姿勢しせいを示しめしました。

　本紙ほんしは２６日にち、同庁どうちょうの広報こうほうを担になう政策せいさく評価ひょうか・広報こうほう広こう聴課に「国民こくみんの信頼しんらいを回復かいふくするとして出発しゅっぱつした原子力げんしりょく規制きせい委員いいん会かいのあり方かたの根本こんぽんにかかわる」と本紙ほんしの排除はいじょ方針ほうしん撤回てっかいを求もとめる社会しゃかい部長ぶちょう名めいの抗議こうぎ文ぶんを届とどけました。２７日にち、改あらためて排除はいじょ理由りゆうの見解けんかいを同どう課かに問とい合あわせたところ、規制きせい庁ちょうの担当たんとう者しゃは「機関きかん紙しだから」を繰くり返かえしました。また、排除はいじょ方針ほうしんについて同どう委員いいん会かいの田中たなか委員いいん長ちょうに説明せつめいし了承りょうしょうを得えていたが、全ぜん委員いいんに確認かくにんしているわけではないと答こたえました。

　原子力げんしりょく規制きせい委員いいん会かいの第だい１回かい委員いいん会かい（１９日にち）では、報道ほうどうへの対応たいおうについて、報道ほうどう機関きかんを「既存きそん官庁かんちょうよりも広ひろく捉とらえ、報道ほうどうを事業じぎょうとして行おこなう団体だんたいや個人こじんを対象たいしょうにする」と明記めいきしています。

　広報こうほう担当たんとうは「赤旗あかはたは共産党きょうさんとうの機関きかん紙し」であり、「赤旗あかはたを認みとめると、すべての機関きかん紙しの会見かいけんへの参加さんかということになり、記者きしゃ会見かいけん室しつが広ひろさに限かぎりがあるなか、収容しゅうよう人数にんずうからいっても十分じゅうぶんに対応たいおうできない」と、機関きかん紙しかどうかで会見かいけん参加さんかの「線引せんひきをしている」などと、理由りゆうにもならないことを述のべました。