2017年ねん4月がつ14日にち(金)きん

「共謀きょうぼう罪ざい」　一般いっぱん市民しみんも処罰しょばつ

法律ほうりつ家か団体だんたいなどが会見かいけん

（写真しゃしん）「共謀きょうぼう罪ざい法案ほうあん」に反対はんたいする研究けんきゅう団体だんたいと法律ほうりつ家か団体だんたいの記者きしゃ会見かいけん＝13日にち、国会こっかい内ない

　「共謀きょうぼう罪ざい」法案ほうあんに反対はんたいする三みっつの研究けんきゅう団体だんたいと二ふたつの法律ほうりつ家か団体だんたいが１３日にち、国会こっかい内ないで各かく団体だんたいの反対はんたい声明せいめいや取とり組くみについて記者きしゃ会見かいけんしました。

　民主みんしゅ主義しゅぎ科学かがく者しゃ協会きょうかい法律ほうりつ部会ぶかい（民みん科か法律ほうりつ部会ぶかい）の小沢おざわ隆一りゅういち東京慈恵会医科大学とうきょうじけいかいいかだいがく教授きょうじゅは、同どう部会ぶかいの反対はんたい声明せいめいについて説明せつめいしました。

　「共謀きょうぼう罪ざい」法案ほうあんの問題もんだい点てんとして、適用てきよう対象たいしょうの団体だんたいが「テロ組織そしき」に限定げんていされず、一般いっぱん市民しみんも処罰しょばつ対象たいしょうになると指摘してきし、「テロの脅威きょういは『対たいテロ戦争せんそう』への参戦さんせんから生しょうじる」と述のべました。そのうえで、「憲法けんぽうに定さだめられた平和へいわ的てき生存せいぞん権けんを全ぜん世界せかいの国民こくみんとともに実現じつげんしていくという立場たちばから、テロの標的ひょうてきになる国くににはならないことが実現じつげんできる」と訴うったえました。

　歴史れきし教育きょういく者しゃ協議きょうぎ会かいの白鳥しらとり晃司こうじ副ふく委員いいん長ちょうは、「戦前せんぜん、治安ちあん維持いじ法ほうによって、子こどもたちが個性こせい的てきな考かんがえを持もてるような教育きょういく実践じっせんがつぶされていった事実じじつを忘わすれてはいけない。共謀きょうぼう罪ざいが成立せいりつすれば、かつての失敗しっぱいの歴史れきしを繰くり返かえすことになる」と危機きき感かんを示しめしました。

　民みん科か法律ほうりつ部会ぶかいの清水しみず雅彦まさひこ日本体育大学にほんたいいくだいがく教授きょうじゅは、「『共謀きょうぼう罪ざい』法案ほうあんの成立せいりつを阻止そしすることは、自民党じみんとうが目指めざす改憲かいけんを阻止そしすることです」と述のべました。

　会見かいけんに参加さんかしたのは、民みん科か法律ほうりつ部会ぶかい、歴史れきし教育きょういく者しゃ協議きょうぎ会かい、地学ちがく団体だんたい研究けんきゅう会かいや歴史れきし学がく研究けんきゅう会かいなど２４団体だんたいが参加さんかする平和へいわと民主みんしゅ主義しゅぎのための研究けんきゅう団体だんたい連絡れんらく会かい（平民へいみん研けん連れん）、共謀きょうぼう罪ざい法案ほうあんに反対はんたいする法律ほうりつ家か団体だんたい連絡れんらく会かい、改憲かいけん問題もんだい対策たいさく法律ほうりつ家か６団体だんたい連絡れんらく会かいです。