今、なぜ「NIE」?
学力向上に効果
新聞をよく読む児童・生徒ほど全国学力・学習状況調査(全国学力テスト)で正答率が高いって知っていますか? - 平成25年のテスト結果と新聞の購読状況を、文科省がクロス集計したところ、小6国語Aでは、新聞を「ほぼ毎日」読んでいると答えた生徒の正答率は 69.4%、「週に1~3回」は67.0%、「月に1~3回」は63.1%、「読まない」は59.3%でした。新聞を頻繁に読む生徒ほど、正答率が高かったそうです。
中3国語Aでも「ほぼ毎日」が80.3%、「週に1~3回」80.0%、「月に1~3回」77.6%、「読まない」75.4%。算数、数学でも、「ほぼ毎日」読む 児童は「読まない」児童より、正答率が9ポイント前後高いという結果でした。
「うそ」見抜く力も
一方、インターネットやスマートフォンから大量の情報が提供される時代。なかには、フェイク (うそ)ニュースがあることも問題になっており、これからの時代を 生きる子どもには、情報の中身を分析して真実を見抜いたり、自分が必要とする情報を見つけ出し、利用したりする能力「メディア・リテラシー」が不可欠とされて います。
上毛新聞社は、そうした教育に紙面を利用していただきたいと考え、NIE(Newspaper In Education=教育に新聞を)運動に取り組んでいます。 毎週日曜日には、子ども向けのニュースを集め、ふり仮名を振って読みやすくした子ども新聞「週刊風っ子」も、通常の朝刊と一緒にお届けしています。 さらに、希望する学校などに記者が出向いて、新聞の読み方や作り方などを教える「出前授業」にも取り組んでいます。 また、学校現場で新聞記事を題材にした授業をしていただくためのワークシートもご用意しました。 これらを、ぜひご活用して、NIEに取り組んでください。