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他者の新規な対象への好みを推定する認知メカニズムの検討
人工じんこう知能ちのう学会がっかい全国ぜんこく大会たいかいろん文集ぶんしゅう
Online ISSN : 2758-7347
だい37かい (2023)
セッションID: 3I1-OS-4b-03
会議かいぎ情報じょうほう

他者たしゃ新規しんき対象たいしょうへのこのみを推定すいていする認知にんちメカニズムの検討けんとう
*福田ふくだ げんあきら足立あだちはら いさおふとし植田うえだ 一博かずひろ
著者ちょしゃ情報じょうほう
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抄録しょうろく

社会しゃかいてき状況じょうきょうにおける意思いし決定けっていにおいて、他人たにん行動こうどう意思いし決定けってい予測よそくすることは重要じゅうようである。近年きんねん認知にんち科学かがく研究けんきゅうでは、かえ提示ていじされるれいたいする他者たしゃ選択せんたく観察かんさつから、他者たしゃ嗜好しこう信念しんねん学習がくしゅうする計算けいさんモデルが提案ていあんされている。しかしながら、このようなモデルでは、学習がくしゅう新奇しんき対象たいしょうについての嗜好しこう予測よそくすることは困難こんなんで、推論すいろんのための学習がくしゅうおおくの観測かんそくすう必要ひつようであるのにたいし、ひと十分じゅうぶんかず観測かんそくができない場合ばあいでも他人たにん嗜好しこう推論すいろんすることができるようにおもわれる。ほん研究けんきゅうでは、少数しょうすう観察かんさつから学習がくしゅう対象たいしょうたいする他者たしゃ嗜好しこう推測すいそくできる認知にんちメカニズムをあきらかにするため、すくないサンプルすうから他者たしゃかお画像がぞうたいする嗜好しこう推測すいそくする実験じっけんおこなった。その結果けっか実験じっけん参加さんかしゃたちは、平均へいきんして5かい程度ていど観察かんさつ他者たしゃ嗜好しこう推論すいろんできることがわかった。さらに、複数ふくすう認知にんちモデルを比較ひかくすることで、他者たしゃ嗜好しこう推論すいろんするさいに、画像がぞうてき特徴とくちょうではなく、スパースに表現ひょうげんされた画像がぞうたいするおおくのひと嗜好しこう関係かんけいせい利用りようしていることが示唆しさされた。これにより、あらたな対象たいしょうたいする他者たしゃ嗜好しこう推論すいろん同時どうじ計算けいさんりょう削減さくげんされている可能かのうせいがある。

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© 2023 人工じんこう知能ちのう学会がっかい
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