Teiji Uchida,a doctor in Hamamatsu City during the Meiji period wrote volumes of diary named Meiji-nenchu-zatsuroku, which includes concrete explanations and records about the construction of his own garden. The construction of the garden started in Meiji 20th and nearly completed in 24th. The majority of the garden plants were purchased in the neighborhood. Noticeably, the cherry trees were transplanted from the neighboring private garden. The record about the engaged people and pay proves the situation of the apprenticeship in gardening business at the time. The research on a gardener Niwahei that took a leading part in construction, his other garden projects, and the comparison between the other gardens of doctors' offices in the district clarified the cultural character of the gardens in Hamamatsu in the middle of the Meiji period.

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本稿ほんこうの課題かだいは,明治めいじ前期ぜんきの清水港しみずこうから横浜よこはまへの製茶せいちゃ移出いしゅつと,そのことに清水しみず廻船かいせん問屋とんやが果はたした役割やくわりについて検討けんとうし,以上いじょうを通つうじて,当時とうじの清水港しみずこうの実態じったいと商品しょうひん流通りゅうつうにおけるその意義いぎを明あきらかにすることである。清水しみず廻船かいせん問屋とんやとは,清水港しみずこうで荷役にやくなどの港湾こうわん業務ぎょうむを担当たんとうしていた回漕かいそう業者ぎょうしゃ集団しゅうだんのことである。清水港しみずこうを論ろんじるには,製茶せいちゃ移出いしゅつ量りょうなどの数量すうりょうデータとともに,当時とうじの彼かれらの活動かつどうも検討けんとう対象たいしょうとして必要ひつようなものである。本稿ほんこうの分析ぶんせきにより,清水港しみずこうが全国ぜんこく的てきにも代表だいひょう的てきな製茶せいちゃ移出いしゅつ港みなとであったことや,その製茶せいちゃ移出いしゅつを担になっていたのが横浜よこはまの回漕かいそう業者ぎょうしゃや清水しみず廻船かいせん問屋とんやが出資しゅっしした海運かいうん会社かいしゃ静せい隆たかし社しゃであったこと,製茶せいちゃ移出いしゅつを通つうじて清水港しみずこうが横浜よこはま輸入ゆにゅう品ひんの販路はんろの起点きてんにもなっていたことなどが実証じっしょうされた。そして,清水しみず廻船かいせん問屋とんやは清水港しみずこうからの製茶せいちゃ移出いしゅつの促進そくしんに必要ひつような汽船きせん導入どうにゅうや波止場はとば建設けんせつに貢献こうけんした。また,当時とうじの清水港しみずこうの重要じゅうよう性せいを示しめしているように,清水しみず廻船かいせん問屋とんやのなかには静しずか隆たかし社しゃの役員やくいんに就任しゅうにんしているものもいた。明治めいじ前期ぜんきの商品しょうひん流通りゅうつうにおいて,清水港しみずこうは横浜よこはま輸出入ゆしゅつにゅう品ひんの流通りゅうつうの結節けっせつ点てんとしての役割やくわりを果はたしていたのである。

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