内容説明
戦略家のヒトラーに騙され続け、最後はトリアッチの刺客に討たれるムッソリーニ。ファシズムのカリスマ的存在という意味でも、革命的に祖国を統一した英雄という意味でも、ムッソリーニはヒトラーの大先輩だった。彼はなぜ英仏と組まなかったのか。現代史のルーツを強烈な人物を通して描く注目の歴史書。
目次
対決
取引き上手
世界地図の間
ウィーン・プッチ
生地の墓
放浪と監獄大学
戦争と転向
レーニンの予言
救世主ダヌンツィオ
血の内戦
ローマ進軍
エマヌエレ三世陛下
クラーラという女
エチオピア戦争
スペイン戦争
ヒトラーの賭け
日独伊防共協定
裏切り
フィクサーの打算
暴走
脱出