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「モディ化」するインド―大国幻想が生み出した権威主義 / 湊一樹【著】 <電子版> - 紀伊國屋書店ウェブストア|オンライン書店|本、雑誌の通販、電子書籍ストア

中公選書<br> 「モディ<ruby><rb>化</rb><rt>か</rt></ruby>」するインド―<ruby><rb>大国</rb><rt>たいこく</rt></ruby><ruby><rb>幻想</rb><rt>げんそう</rt></ruby>が<ruby><rb>生</rb><rt>う</rt></ruby>み<ruby><rb>出</rb><rt>だ</rt></ruby>した<ruby><rb>権威</rb><rt>けんい</rt></ruby><ruby><rb>主義</rb><rt>しゅぎ</rt></ruby>

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中公ちゅうこう選書せんしょ
「モディ」するインド―大国たいこく幻想げんそうした権威けんい主義しゅぎ

  • ISBN:9784121101525

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内容ないよう説明せつめい

世界一せかいいち人口じんこうきゅう成長せいちょうする経済けいざい世界せかい最大さいだい民主みんしゅ主義しゅぎ、グローバルサウスの盟主めいしゅ……国際こくさい舞台ぶたい存在そんざいかんす「大国たいこくインド」。だが、足元あしもとでは権威けんい主義しゅぎ急速きゅうそくすすむ。2014ねんにナレンドラ・モディが首相しゅしょう就任しゅうにんして以降いこう権力けんりょく維持いじ拡大かくだいのために、実態じったいはなれた「大国たいこく幻想げんそう」をりまき、いちきょう体制たいせい推進すいしんしているからだ。本書ほんしょは、政治せいじ経済けいざい社会しゃかい外交がいこういたるまで「モディ」が進行しんこうするインドの実像じつぞう問題もんだい冷徹れいてつ視点してんからえがす。

感想かんそう・レビュー

以下いか感想かんそう・レビューは、株式会社かぶしきがいしゃブックウォーカーの提供ていきょうする「読書どくしょメーター」によるものです。

kuroma831

16
ちまた話題わだいになっていた新刊しんかん。モディ政権せいけん直近ちょっきん10ねん民主みんしゅ主義しゅぎ後退こうたいし、権威けんい主義しゅぎ急速きゅうそくすすむインドの政治せいじ情勢じょうせいえがく。グローバルサウスの盟主めいしゅとして、「きゅう成長せいちょうつづける新興しんこうこく」という経済けいざいについてのイメージ、「普遍ふへんてき価値かち共有きょうゆうする戦略せんりゃくてきパートナー」という外交がいこう安全あんぜん保障ほしょうについてのイメージが、もはやつくられたナラティブでしかないことが大量たいりょう物証ぶっしょうともかたられる。いやーすごいほんだった。2024/05/30

穀雨こくう

12
ぼうSNSで話題わだいだったほんはんモディに傾斜けいしゃするあまり、やや足取あしどりにおちいっているきらいはあるが(新型しんがたコロナ対策たいさくなどは完璧かんぺき処方箋しょほうせんはなかっただろう)、インドにたいする見方みかたあらためるおおきな一助いちじょになるのは間違まちがいない。なにかと中国ちゅうごくとの比較ひかくから「いいイメージ」でかたられがちなインドだが、とおいところにいる人間にんげんほど善人ぜんにんえるという「カラマーゾフの兄弟きょうだい」のセリフをおもした。2024/06/17

おはぎ

11
世界せかい最大さいだい民主みんしゅ主義しゅぎこく」の虚像きょぞう実像じつぞう。インドそのものをずに中国ちゅうごくとおしてのインドという見方みかたをしてきたという指摘してきおもい。それにしても典型てんけいてき権威けんい主義しゅぎでやりたい放題ほうだいである。かといってかかわりをつわけにもいかないだろう。かたかんがえる必要ひつようがある。ちなみに作者さくしゃのTwitterもらされてえた。2024/05/28

garth

10
やはりてきつく政治せいじとマッチョな政治せいじはよろしくない。「56インチの胸板むないたがなければ無理むりなのです」 あくまでも政治せいじほんなので、個人こじんてきにいちばん興味きょうみのあるヒンズー至上しじょう主義しゅぎ政治せいじ文化ぶんかてき影響えいきょうについてあまりかれていないのが残念ざんねん2024/06/19

🍭

8
図書館としょかんほん、2024ねん発行はっこう。インドについての知識ちしきがまったくないので関連かんれんほんやとりあえず図書館としょかんでみつけたほんをもうなんさつみたい。プロパガンダというのは現代げんだいでも十分じゅうぶん通用つうようするというのがわかるし、こういうタイプの政治せいじ舞台ぶたいからすのは大変たいへんだとおもう。印象いんしょう操作そうさ上手じょうず政治せいじにはけましょう。感想かんそう体力たいりょくがないのでいたら追記ついきします2024/07/02

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