阪神はんしん・淡路あわじ大震災だいしんさいからの復興ふっこうを願ねがう合唱がっしょう曲きょく「しあわせ運はこべるように」が神戸こうべ市しの二ふたつ目めの市し歌かに指定していされる。久元ひさもと喜造きぞう市長しちょうが１４日にちの定例ていれい会見かいけんで発表はっぴょうし、震災しんさいから丸まる２６年ねんとなる１７日にち付づけで告示こくじする。久ひさ元市長もとしちょうは「音楽おんがくの力ちからで震災しんさいを風化ふうかさせることなく、末永すえながく伝つたえていってほしい」と、次代じだいへの記憶きおく継承けいしょうに生いかされることを期待きたいした。

　「しあわせ－」は同どう市立しりつ小学校しょうがっこう教諭きょうゆの臼井うすい真しんさんが震災しんさいの約やく２週間しゅうかん後ごに作詞さくし作曲さっきょく。その後ご、学校がっこうや「神戸こうべルミナリエ」などの震災しんさい関連かんれん行事ぎょうじ、成人せいじん式しきなどで歌うたわれてきた。

　会見かいけんでは臼井うすいさんが「希望きぼうを託たくして作つくった歌うたが認みとめられてうれしい。思おもいを込こめて歌うたい続つづけてくれた神戸こうべの子こどもたちに感謝かんしゃの気持きもちでいっぱい」と語かたる映像えいぞうが流ながされた。

　同市どうしには、戦災せんさい復興ふっこうに向むけて詩しを公募こうぼし、１９５１（昭和しょうわ２６）年ねんに作つくられた「神戸こうべ市し歌か」があり、久元ひさもと市長しちょうは「（自治体じちたいが歌うたを）複数ふくすう持もつことは他たでも例れいがある」とし、併用へいようしていく考かんがえを示しめした。（初はつ鹿野かの俊しゅん）