くらしのこよみ

これから先さき、ぴんと張はり詰つめた冷気れいきのもと、地面じめんの土どが固かたく凍こお（い）てつく朝あさもあることでしょう。夜間やかんの冷ひえ込こみもいっそう厳きびしく、冬ふゆになったことがはっきりと肌はだで感かんじられる時節じせつです。「地ちが凍こおる」とは、耳みみにするだけでも思おもわず背せをちぢこめたくなる響ひびきですが、それを嚙みしめることで、冬ふゆもまた味あじわいの深ふかい季き節ぶしとなっていくのではないでしょうか。
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