農林のうりん年金ねんきん制度せいどの完了かんりょうについて

   農林のうりん年金ねんきん（農林のうりん漁業ぎょぎょう団体だんたい職員しょくいん共済きょうさい）制度せいどは、農協のうきょう、漁協ぎょきょう、森林しんりん組合くみあい等とうの役職やくしょく員いんに対たいする公的こうてき年金ねんきん制度せいどでしたが、2002年ねん（平成へいせい14年ねん）4月がつに厚生こうせい年金ねんきんと統合とうごうし、統合とうごう前まえの旧きゅう農林のうりん共済きょうさい組合くみあい員いん期間きかんを有ゆうする方ほうに、その期間きかんに係かかる職域しょくいき年金ねんきん部分ぶぶん（3階かい）を特例とくれい年金ねんきんとして、厚生こうせい年金ねんきんとの統合とうごう後ごもなお存続そんぞくする農林のうりん漁業ぎょぎょう団体だんたい職員しょくいん共済きょうさい組合くみあい（以下いか「農林のうりん年金ねんきん」といいます。）が支給しきゅうすることとなりました。
   2010年ねん（平成へいせい22年ねん）4月がつから、特例とくれい年金ねんきんに代かえて一いち時じ金きんを選択せんたくできる仕組しくみを導入どうにゅうしたことにより、年金ねんきん受給じゅきゅう者しゃが大幅おおはばに減少げんしょうするとともに、一人ひとり当あたりの支給しきゅう額がくも少額しょうがく化かが進すすんでいる一方いっぽう、現行げんこう制度せいどのままでは長期間ちょうきかんにわたり事務じむコストを農林のうりん漁業ぎょぎょう団体だんたいが負担ふたんし続つづけることとなるため、2017年ねん（平成へいせい29年ねん）9月がつに農林のうりん漁業ぎょぎょう団体だんたいと年金ねんきん受給じゅきゅう者しゃ団体だんたいの双方そうほうから、一時いちじ金きんの支給しきゅうを義務ぎむ化かして特例とくれい年金ねんきん給付きゅうふを早期そうきに完了かんりょうすることの要望ようぼうがなされました。
   このため、旧きゅう農林のうりん共済きょうさい組合くみあい員いん期間きかんを有ゆうする方ほうに対たいし、特例とくれい年金ねんきんに代かえて、将来しょうらい分ぶんの特例とくれい年金ねんきんの現げん価あたい相当そうとう額がくを「特例とくれい一いち時じ金きん」として支給しきゅうすることを内容ないようとする「厚生こうせい年金ねんきん保険ほけん制度せいど及および農林のうりん漁業ぎょぎょう団体だんたい職員しょくいん共済きょうさい組合くみあい制度せいどの統合とうごうを図はかるための農林のうりん漁業ぎょぎょう団体だんたい職員しょくいん共済きょうさい組合くみあい法ほう等とうを廃止はいしする等ひとしの法律ほうりつの一部いちぶを改正かいせいする法律ほうりつ案あん」を2018年ねん（平成へいせい30年ねん）の第だい196回かい国会こっかいに上程じょうていし、本ほん改正かいせい法案ほうあんは、同年どうねん5月がつ18日にちに成立せいりつ、同月どうげつ25日にちに公布こうふされ、2020年ねん（令れい和わ2年ねん）4月がつ1日にちに施行しこうされました。
   農林のうりん年金ねんきんは、特例とくれい一いち時じ金きんの支給しきゅうに係かかる業務ぎょうむを開始かいししており、当該とうがい支給しきゅうに係かかる業務ぎょうむが全すべて終了しゅうりょうした時ときに解散かいさんすることとなります。

－農林のうりん年金ねんきん制度せいどの完了かんりょうに関かんするお問とい合あわせ先さき－    農林のうりん年金ねんきんでは、農林のうりん年金ねんきん制度せいどの完了かんりょうに係かかる電話でんわでのお問とい合あわせについて、必要ひつような受電じゅでん・相談そうだん体制たいせいを構築こうちくしていますが、特例とくれい一いち時じ金きんの支給しきゅう対象たいしょう者しゃが極きわめて多数たすうとなることから、一時いちじ的てきに電話でんわが混こみ合あい、つながりづらい状況じょうきょうになることが予想よそうされます。    つきましては、下記かきの「特例とくれい一いち時じ金きんに関かんするQ&A」や、農林のうりん年金ねんきんのホームページなどを御ご参考さんこうの上うえ、お電話でんわいただくようお願ねがいいたします。    農林のうりん年金ねんきん（代表だいひょう）          03－6260－7800  （平日へいじつ9時じ～17時じ）    （農林のうりん年金ねんきんWebSite）   https://www.norin-nenkin.or.jp/ [外部がいぶリンク]

改正かいせい法ほうについて

特例とくれい一いち時じ金きんに関かんするQ&A

Q1   どのような方ほうが特例とくれい一いち時じ金きんの対象たいしょう者しゃになりますか。

A   特例とくれい一いち時じ金きんの対象たいしょう者しゃは、次つぎのいずれかに該当がいとうする方ほうです。
（1）改正かいせい法ほうの施行しこう日びの前日ぜんじつ（2020年ねん（令れい和わ2年ねん）3月がつ31日にち）において特例とくれい年金ねんきんの受給じゅきゅう権けんを有ゆうしている方ほう。
（2）改正かいせい法ほうの施行しこう日びの前日ぜんじつ（2020年ねん（令れい和わ2年ねん）3月がつ31日にち）において特例とくれい年金ねんきんの受給じゅきゅう権けんを有ゆうしていないが、厚生こうせい年金ねんきんと農林のうりん年金ねんきんの統合とうごう日び（2002年ねん（平成へいせい14年ねん）4月がつ1日にち）より前まえの農林のうりん年金ねんきんへの加入かにゅう期間きかんが1年ねん以上いじょうある方かた。

Q2   特例とくれい一いち時じ金きんの金額きんがくはどのように算定さんていされるのですか。

A   今回こんかいの法ほう改正かいせいによる特例とくれい一いち時じ金きんは、これまでの選択せんたく制せいによる一いち時じ金きんと同様どうように、将来しょうらい分ぶんの特例とくれい年金ねんきん給付きゅうふの額がくと経済けいざい的てきに等価とうか値ちの額がくを支給しきゅうします。（改正かいせい後ご法ほう附則ふそく第だい30条じょう第だい3項こう）
   具体ぐたい的てきには、一時いちじ金きんの支給しきゅう対象たいしょうとなるそれぞれの方々かたがたについて、将来しょうらいの各月かくつきの分ぶんの特例とくれい年金ねんきん給付きゅうふの額がくに各月かくつきの予定よてい生存せいぞん率りつを乗じょうじて得えた額がくをそれぞれ複利ふくり現げん価あたい法ほうによって現在げんざい価値かちに割わり引びき、それらを合算がっさんした額がくが特例とくれい一いち時じ金きんの金額きんがくとなります。
   個人こじんごとの特例とくれい一いち時じ金きんの金額きんがくについては、農林のうりん年金ねんきんから特例とくれい一いち時じ金きんの決定けってい通知つうち等とうにより通知つうちされます。

Q3  特例とくれい一いち時じ金きんの請求せいきゅうが必要ひつような方ほうと必要ひつようのない方ほうがいると聞ききましたが、どのような違ちがいがあるのですか。

A   改正かいせい法ほうの施行しこう日びの前日ぜんじつ（2020年ねん（令れい和わ2年ねん）3月がつ31日にち）までに年金ねんきんを受給じゅきゅうされている方ほうについては、年金ねんきん決定けってい時じに本人ほんにん確認かくにん等とうが行おこなわれているため特例とくれい一いち時じ金きんの請求せいきゅうは不要ふようです。（ただし、退職たいしょくまたは老齢ろうれい系けいの特例とくれい一いち時じ金きんは退職たいしょく所得しょとくとなり、課税かぜい対象たいしょうとなるため、「退職たいしょく所得しょとくの受給じゅきゅうに関かんする申告しんこく書しょ」の提出ていしゅつが必要ひつようとなります。）
   一方いっぽう、年金ねんきんを受給じゅきゅうされていない方ほうについては、一いち度ども本人ほんにん確認かくにん等とうが行おこなわれていないため、特例とくれい一いち時じ金きんの請求せいきゅうが必要ひつようとなります。

Q4   農林のうりん年金ねんきんから請求せいきゅう書しょが届とどかない場合ばあいはどうしたらよいのですか。

A   農林のうりん年金ねんきんにおいて送付そうふ対象たいしょう者しゃか否ひかをお調しらべいたしますので、下記かきの連絡れんらく先さきにお問とい合あわせください。
  農林のうりん年金ねんきん（代表だいひょう）                      03-6260-7800

Q5  特例とくれい一いち時じ金きんの請求せいきゅうはいつまでにすればよいですか。

A   お手元てもとに請求せいきゅう書しょが届とどきましたら速すみやかに農林のうりん年金ねんきんまでご提出ていしゅつをお願ねがいいたします。
   なお、特例とくれい一いち時じ金きんを受うける権利けんりは、改正かいせい法ほうの施行しこう日び（2020年ねん（令れい和わ2年ねん）4月がつ1日にち）から5年間ねんかん行おこなわないときは、時効じこうにより消滅しょうめつすることとなっています。（改正かいせい後ご法ほう附則ふそく第だい30条じょう第だい7項こう）

Q6   農林のうりん年金ねんきんが解散かいさんするのはいつ頃ごろですか。

A   特例とくれい一いち時じ金きんについては、改正かいせい法ほうの施行しこう後ご、受給じゅきゅう権けん者しゃの方々かたがたへの支給しきゅう終了しゅうりょうまでに5年ねん程度ていどかかるものと見込みこんでいます。
   また、特例とくれい一いち時じ金きんの支給しきゅうに必要ひつような財源ざいげんは、
（1）一部いちぶを農林のうりん年金ねんきんの保有ほゆうする農林のうりん漁業ぎょぎょう団体だんたいからの負担ふたん金きんや積立つみたて金きんで、
（2）一部いちぶを金融きんゆう機関きかんからの借入金かりいれきんで、
賄まかなうこととしています。
   農林のうりん年金ねんきんは、特例とくれい一いち時じ金きんの支給しきゅう終了しゅうりょう後ごも、この借入金かりいれきんをその後ごの農林のうりん漁業ぎょぎょう団体だんたいからの負担ふたん金きんによって返済へんさいしていく業務ぎょうむを行おこなうことになることから、解散かいさんは令れい和わ15年ねん頃ごろになるものと見込みこんでいます。

－農林のうりん年金ねんきん制度せいどの完了かんりょうに関かんするお問とい合あわせ先さき－    農林のうりん年金ねんきん（代表だいひょう）          03－6260－7800  （平日へいじつ9時じ～17時じ）   （農林のうりん年金ねんきんWebSite）   https://www.norin-nenkin.or.jp/ [外部がいぶリンク]