【ドル円えん週間しゅうかん見通みとおし】日米にちべいの株式かぶしき市場いちばが安定あんてい化かに向むかえばリスク回避かいひの円えん買かいは後退こうたいか

　投資とうし情報じょうほう会社かいしゃ・フィスコが8月がつ13日にち～8月がつ16日にちのドル円えん相場そうばの見通みとおしを解説かいせつする。

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　今週こんしゅうのドル円えんは下さげ渋しぶりか。直近ちょっきん発表はっぴょうの米べい経済けいざい指標しひょうは弱よわさが目立めだつ。8月14日にちに発表はっぴょうされる7月がつ消費しょうひ者しゃ物価ぶっかコア指数しすう（CPI）は予想よそうを下回したまわればインフレ鈍化どんかが鮮明せんめいになり、連邦れんぽう準備じゅんび制度せいど理事りじ会かい（FRB）による早期そうきの大幅おおはば利下りさげへの思惑おもわくを後押あとおししよう。FRBは9月の連邦れんぽう公開こうかい市場いちば委員いいん会かい（FOMC）で0.50％の利下りさげを検討けんとうする可能かのう性せいがあり、15日にちの小売こうり売上うりあげ高だかは前月ぜんげつ比ひで改善かいぜんが予想よそうされるものの、同時どうじに発表はっぴょうされるフィラデルフィア連銀れんぎん製造せいぞう業ぎょう景況けいきょう指数しすうは前回ぜんかいから悪化あっかが見込みこまれ、景気けいき減速げんそく懸念けねんを強つよめる材料ざいりょうになりやすい。

　ただ、日米にちべいの株式かぶしき市場いちばが安定あんてい化かに向むかえばリスク回避かいひの円えん買かいは後退こうたいしよう。日本銀行にっぽんぎんこうによる金融きんゆう正常せいじょう化かの早期そうき実現じつげん期待きたいが後退こうたいすれば円えん売うりも見込みこまれる。また、日銀にちぎん副ふく総裁そうさいのハト派は的てき見解けんかいで早期そうき利上りあげ観測かんそくは後退こうたいしており、現時点げんじてんでリスク回避かいひのドル売うり・円えん買かいが短期間たんきかんで拡大かくだいする可能かのう性せいは低ひくいとみられる。

【米べい・7月がつCPI】（8月がつ14日にち発表はっぴょう予定よてい）
　14日にち発表はっぴょうの米こめ7月がつCPIは前年ぜんねん比ひ＋3.2％）と予想よそうされ、いずれも鈍化どんかすればドル売うり要因よういんに。

【米べい7月がつ小売こうり売上うりあげ高だか】（15日にち発表はっぴょう予定よてい）
　15日にち発表はっぴょうの米こめ7月がつ小売こうり売上うりあげ高だかは前月ぜんげつ比ひ+0.3％と、前回ぜんかいの0.0％から改善かいぜんする見通みとおし。個人こじん消費しょうひの強つよさが顕著けんちょになれば景気けいき減速げんそく懸念けねんは一服いっぷくし、ドル買かいに振ふれやすい。