九州きゅうしゅう在住ざいじゅうライターが力説りきせつする「皿さらうどん」の素晴すばらしさ　「麺めんを茹ゆでなくていいうえ健康けんこう的てき！」作つくる時ときも食たべる時ときも柔軟じゅうなんに楽たのしめる

　麺類めんるいといえば、ラーメン・蕎麦そば・うどん・素麺そうめん・パスタといったところがまず思おもい浮うかぶのではないだろうか。そこに「ちゃんぽん」も時々ときどき割わって入はいってくるが「皿さらうどんを忘わすれてはいけません」と現在げんざい九州きゅうしゅう在住ざいじゅうのネットニュース編集へんしゅう者しゃ・ライターの中川なかがわ淳あつし一郎いちろう氏しは力説りきせつする。最近さいきん、中川なかがわ氏しが立たて続つづけに食たべているという皿さらうどんの魅力みりょくについて述のべる。

　＊　＊　＊
　皆みなさんも「リンガーハット」などで食たべたことがあるかもしれませんが、皿さらうどんは「うどん」というよりは「九州きゅうしゅうラーメンの細ほそ麺めんを揚あげたようなものに八はち宝たから菜さいの具ぐをかけたようなもの」です。長崎ながさきが本場ほんばですね。

　なんで「皿さらうどん」というのかは、正直しょうじき、ピンと来きていません。農林水産省のうりんすいさんしょうのホームページの「うちの郷土きょうど料理りょうり」の「皿さらうどん 長崎ながさき県けん」の項こうによると、〈誕生たんじょう当時とうじ、麺めんは椀わんや丼どんぶりなどの深ふかい器うつわに入いれるのが常識じょうしきだったところ、皿さらで出だされたことで多おおくの驚おどろきを誘さそい、そこから付つけられたものだといわれている〉とあります。個人こじん的てきには「ドライちゃんぽん」や「八宝菜硬麺」みたいな名前なまえでもいいのにな、と思おもうのですが、まぁ、決きまったことなのでこれについては何なにも言いわない。

　しかし、この皿さらうどん、麺類めんるいとしてはかなり優すぐれたものだと思おもうんですよ。九州きゅうしゅうにいるとスーパーでいくらでも売うっています。基本きほん的てきには50～70グラムほどの揚あげ麺めんと粉末ふんまつスープのセットになっています。

　皿さらに麺めんを置おいたうえで、肉にく・魚介ぎょかい類るい・野菜やさい・カマボコ等とうの練ねり物ものを炒いため、水みずを入いれて粉末ふんまつスープを投入とうにゅうすれば、トロミのついた八はち宝たから菜さいが完成かんせいします。市販しはんのうずらのゆで卵たまごもおススメです。

　これを麺めんにかければ終了しゅうりょう。通常つうじょうの麺類めんるいというものは、茹ゆでる必要ひつようがありますが、皿さらうどんはその必要ひつようがない。野菜やさいについても、様々さまざまなものが合あいます。白菜はくさい・キャベツ・モヤシ・ピーマン・キノコ類るい・ニンジン・ニラ・キクラゲなどを豊富ほうふに入いれられるのですね。肉にくについては豚肉ぶたにくですが、他ほかにもエビとイカとアサリがかなり合あいます。